goo blog サービス終了のお知らせ 

厨火力

わたしのお花畑~

どうしても木製バット触りたい欲が出てきたので触ってきました。

2025-08-23 20:30:10 | 日々徒然
自分の家に7本あるのに。新潟市北野野球工房さんにお邪魔しました。夏休みだったので高校野球児も数名いらっしゃいました。
ただやはり、ネットサーフィンしていて通販サイトをだらだら見ているだけでは得られない情報があります。意外と太いな細いなとか。実際の色味とか。何より実物の木目、指でデコピンしてみて音の高低なんかも店頭に並んでいる物だとわかります。
まず、ウィルソン55T型。これが興味深い。55T型とありますが16T型とほぼ一緒の形か、或いは完全に一緒。ディマリニ→ルイビル→ウィルソンとメーカーが変わり(変わらず)、型番も変わったということなのでしょうか。この55T型は軽量版と高密度版とあり、ハンマーヘッドバランスをビュンビュン振り回したい人は軽量版、メイプルの硬い打感でガツンと打ちたい人は高密度版を選ぶといいでしょう。いずれもヘッドくり抜き無しのインパクト重視の飛ばし屋設計。ただしテーパーは驚くほど長く細いのでロゴより手元で当てた場合は折れるのを覚悟しましょう。
55T型とJB006型も比べてみました。北野野球工房さんはJBの20型全てラミバットのサンプルが置いてあるのが凄く有り難い。55Tと006はノブの形もさることながらロングテーパーヘッドバランスと似ている部分の多いバットです。ただ実際に二本並べてみると、55Tのほうがロングテーパーでトップが太く、006はバレルが若干長いという差異がありました。ただ目視で比べたので正確ではありません。ノギスで測る不審者になってしまうのはちょっと憚られますね。55Tがちょっとやりすぎだと感じたら006は選択肢の候補に成り得る形をしています。オーダーなので材質も先端くり抜き加工も選べます。JBは良い仕事しますね。
魚雷バットも硬式木製で2本発見しました。ZETTとO-BAT FACTORYです。ネットの画像で見るよりもヘッドの先細りが強く感じられ、実際握ってみると短いバットを持っているかのよう。松本でミズノの3本を持った時もこんなだったかなぁと回想しました。そして魚雷バットではないですが、現在の硬式金属バットも先端を先細りさせているバットが出ているんですね。マルチのJ-CATもそういう形をしていました。甲子園の試合もテレビで何戦か観ましたが、打者のスイングが鋭くなったような気がします。2年前から新基準バットになり、肉厚設計になったため飛ばなくなったと言われてます。しかし、最大径が6.7cmから6.4cmと細くなったため、スイングスピードを速くできるバットになったとも言えます。2年前の高校野球児はお世辞にも新基準バットを使いこなせてるとは言い難いように見えました。2025年夏の甲子園では(僕が知る限りで)10本のホームランが出ています。中には甲子園中段まで飛ばす強打者も居ました。高校野球児の進化が感じられる夏でしたね。

高密度木製バットというとヤナセも謳って出していますね。やはりそういう物が映えるのはC243、YCM-243かなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

義雄、スキーブーツ足になる。

2025-07-09 21:55:26 | 日々徒然
先日行った安曇野の石井スポーツカスタムフェアで、モヤモヤというか思考をぐるぐる回っていることがあります。

まずこちらの写真をご覧ください。


これは去年、新潟で開催された石井スポーツカスタムフェアにて試し履きしたNORDICAのブーツです。友人がDOBERMANNを履いているので興味本位で履いてみました。
去年のことなので記憶がうっすらとしか残っていませんが、たしか舟状骨が気になって「こんなもんか」という印象だったと思います。その前に現在履いているR-EVO 100Sを試し履きしているので覆ることがあると大変なのですが。ラスト幅96mmにしてはしっかりとアキレス腱回りのフィット感はかなりあるブーツと言えます。

そして先日、安曇野で何種類かのブーツを試し履きしてきました。その中でもう一度DOBERMANNを履いてみてみたいと思い、商品表示も名称もよく見ないまま、フレックス100のDOBERMANNを手に取り履きました。DOBERMANNを履く直前にLANG RS ZA+を履いているため舟状骨が痺れるまで痛めつけられているため、参考にならないと言える状態でした。それにしてもすんなりと履ける。そしてフレックスが100なのにやけに柔らかく感じる。タングを押し込むとブーツを潰しきれるほどよく曲がる。これは面白いブーツだとインナーブーツを抜いて観察しました。観察しすぎて写真を撮るのを忘れるほどでした。

後日あのブーツはなんだったんだろうと調べてみることに。やけに柔らかかったのは去年みたくLC(ローカフ)のを履いたのではないか。そうかもしれません。しかしスキーブーツは、実はLCだと逆にタングを押し込みづらいというものでもあります(カフが低い分、脛で押してシェルに押し込むポイントも低いため力点の距離が短く、結果押し込む力をより必要とする)。それ以上に、去年あれだけ気になった舟状骨が気にならずにすんなり履けた。アキレス腱回りも、フィット感が感じられた以上に、スポッと収まりが良くポケットにぴったり嵌った感じでした。僕はまた96mmラストのRD無しモデルを履いたのでしょうか。いいえ、それは明確に違うと言えます。インナーブーツを抜いて観察したときHEEL LINKがあるインナーブーツでした。これは93mmラストのRDモデルしかありません。

ラスト幅が狭くなっているのに違和感少なく履けることがあるのだろうか?普通なら、狭くなった分キツくて履けたものじゃなくなります。直前にZA+を履いた所為でしょうか。まだDOBERMANNを履いた時は舟状骨の痛みが完全に取れていなくて、少しでも当たると痛みを感じるほどでした。何故でしょうか。そんな思考を一週間ほど続けていました。そしてふと、自分のR-EVO 100Sを履いてみて疑問に答えが見つかりかけています。

自分の足が、スキーブーツの足になっている。

以前の僕の足は扁平していて、かなり内側に崩れていたためスキーブーツが舟状骨に当たり痛い思いをしていました。LANGEはロアシェルの舟状骨部分の逃げが全く無く、相容れないのはその所為です。けれど今回の安曇野カスタムフェアでは多くの100mmラスト以下のブーツを履いてきましたが、寄りかかってインエッジを踏み込むとき以外は舟状骨が当たって痛い思いをすることはあまりありませんでした。

つまり、自分の足がの形が良くなった。スキーブーツに設計されている足の形に近くなった、のではないか。多くのスキーブーツは、いわゆる「綺麗な形の足」を基に設計されているので、外反扁平足、ハイアーチなど形の崩れた足では余分な箇所が当たって痛みの原因になったり、フィット感が無くてバックルを無理やり絞めて補おうとします。今回の試し履きでもそうですが、第二バックル(足の甲に位置するバックル)は親指の指先で軽くパチンと締めれる程度しか抑えていません。本来スキーブーツはその程度でも十分フィット感が得られて、滑って荷重抜重を繰り返すうちにシェルが足の形に沿って勝手に締まっていくものです。もちろんレーサー等選手と呼ばれる人は最初から親指の付け根を使い、力いっぱいバックルを絞めて足をブーツの中で動かないよう抑えつけて、多少の痛みを我慢して本番一回の滑走に賭けるものですが、我々レジャースキーヤーには無用の所作であると言えます。そんな力任せにしなくてもブーツは多少融通が利くもの、利かせるものです。

足の形が良くなったことで96mmラストから93mmラストにしてもキツさを感じなかった。むしろ狭くなってピタッと嵌ったのでフィット感がより感じられた。いやいや、お前の足の浮腫みが少なかったからだよ。15時以降だったのに?去年の新潟は11時ごろだったのに?15時まで松本で魚雷バットを試打したり四柱神社に参拝して歩き回っていたのに?足の状態は今年のほうが悪かったはずです。

ならば、どうして足の形が良くなったのか。それも大部分はスキーブーツのおかげです。R-EVO 100SはREXXAMの中でも狭いブーツです。そんなブーツですから初年度の僕の足は悲鳴を上げて、両足の外側踝の上の方がシェルにゴリゴリ当たって、一日券を買ったのに午前中だけで退散ということもありました。24-25シーズンはそれをほとんど感じませんでした。自分の足が崩れているのを自覚し、B+WH2からCBプレート付けてオーバープロネーションを抑えているB+WHに変えていたおかげです。来シーズンは追加でCBプレートを購入しB+WH2に張り付けて滑るでしょう。

滑ってると痛い、ブーツと骨が当たるという人はどうしてもシェルを削ったり膨らませたりして対応しがちです。しかし、そうしていっても結局足は崩れたほうに向かっていきやすく、また痛い当たる→削る膨らますの負のスパイラルに陥りがちです。ならば一度自分の足を見つめなおして、崩れた足をどうにか綺麗な形の足に持っていけばトラブルが減っていくのではないでしょうか。CBプレートでの補正でも間に合わなかったら僕は踝の骨を削ろうかとさえ考えました。ブーツの所為ではない、自分の足の所為だと気づくとやるべきことが見えてくるはずです。

「ブーツを足に合わせるんじゃない。足をブーツに合わせるんだよ。」
アルベルト・トンバが活躍した時代、LANGEのブーツは狭く、痛いのを我慢して履いた人も多かったと聞きます。そんな時代にはこのような言葉を言われたこともあったそうです。当時この言葉を知った僕はなんて苦行を強いられる世界だったんだろうと思いました。現在では3Dモデリング技術も進歩し、スキーブーツはかなり人の足の形に近くなってきています。僕は残念ながらLANGEのブーツを履くに値する足ではなく、もしそうするなら舟状骨を削って履かなければいけません。しかし、今は足をブーツに合わせることはとても有効であったと言えます。結果的に姿勢が良くなってスキー自体の操作も容易になりましたし、腰痛の解消にもつながっていきましたからね。

スキーブーツは硬いプラスチックの靴です。どうしても痛みや痺れが出やすい代物。ましてやそれを履いて激しい運動をするとなると、足にぴったりフィットして余分なズレや動きが少ない物にするに越したことはないです。そして残念なことに、完全にコレだと言えるブーツを最初から一発で探し出せる確率は1割にも満たないでしょう。足というのは年々形が変化していくことが大半のようなのも低確率の要因の一つです。試し履きして、これじゃないだろうか?というものを購入し、数年履いてみて滑ってみてやっぱり違うなと次のブーツを探す。そんなサイクルを10年続けてようやく僕は今のブーツを見繕うことができました。そしてそれは、己の足の形を正す作業も含んでいました。どうか全てのスキーヤーにコレだと思えるブーツに巡り合えますように。その願いを込めて、どうか自分の足を見直してみてください。スキーブーツを履くことに堪えられる足をしていますか?足の形、綺麗ですか?



tuiki
REXXAMのR-EVO RHも安曇野で履いてました。手に取った瞬間「あれ?これは?」と。履いてみて納得。これはAVIRIVAのHORNETです。フレックスはRSが120なのでゲレンデユースでも問題ありません。R-EVO Sよりさらにフィット感が欲しい、今は無いHORNETを履きたい。そういう方にR-EVO Rは勧められるブーツですね。

これも履いてみたかった。カスタムフェア等早期受注会は事前に情報を仕入れて臨んだほうがいいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホーミング・トルピード

2025-06-24 20:21:43 | 日々徒然
魚雷バットを探し求めて。
先日高岡市にて魚雷バットを試打してみようとしたところ、残念ながら折れてしまっていて試せませんでした。どうしても手にしてみたい、打ってみたいと探したところそこそこ近くに試打できる場所がありました。それがミズノスクエア松本です。JR松本駅から徒歩10分ほどとアクセスもしやすい。

3種類、硬式球でティーバッティングにて試打することができます。左からヘッドバランス、ミドル、カウンターとなっていていずれも84cm/890g平均で先端くり抜き加工無しの素材はメイプル。嬉しいことにグリップエンドの形状はTN型です。ミズノはヘッドの形状でバランスを変えているのが画像でもわかると思います。
実際試打してみるとヘッドバランスのバットでもインパクト位置までの引き込みやすさが感じられます。バットがスッと出てくる感じですね。ただ逆にフォロースルーは力感が無くなるというか、抜ける感じがしました。ミドル、カウンターになっていくほどそれが顕著ですが、カウンターバランスのバットはこれでもかという位に芯を太くしてボールに対して当たり負けないような形状になっているので、ホームベース寄りギリギリに立ってインコースのボールが来たとしても、抜けの良さで対応できそうです。先端くり抜き加工のバットとも違う、短いバットとも微妙に違う不思議なスイングと打感でした。特にカウンターバランスのバットだと先端が細くなっているため、スイング中空気を切り裂くような感覚を得られます。ヘッドが走るの親戚みたいな感触ですね。いつもSSK平田型のようなヘッドバランスのバットが好みのはずの僕ですが、今回ミズノの魚雷バットに関してはカウンターバランスのバットが一番気に入りました。試打して自分自身で確かめてみるのが納得できるのでおすすめです。

甲子園球場併設のBE-STADIUM KOSHIENでもミズノの魚雷バットが試打できるようです。お近くの方で興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。



ここ1,2週間で魚雷バットを販売するメーカーが増えたというか、Yahoo!ショッピングや楽天市場でも種類が増えてきたなと感じます。SSKもようやく(以前あったのが復活したのかもしれませんが)販売開始したようです。ZETTはベースボールときわ新宿店で販売しているようです。←複数のショップでZETT魚雷バットの販売を確認しました。
特に安いのはLINDSPORTSで7,000円弱で購入できます。ちゃんとBFJマーク付きなのでアマチュア公式戦でも使用できるのが嬉しい。
材質は主にメイプルかバーチが主になっていますが、HI-GOLDはアオダモ、SOスポーツはお得意のシデと選択肢が増えてきています。ただ僕個人が追い求める、ホワイトアッシュで焼き加工の魚雷バットとなるとまだ見つけられていません。SOスポーツではアオダモかホワイトアッシュかは不明ですが、環孔材の素のバットの画像を見かけたため、オーダーすればバレルに大きな節の木目を浮かび上がらせた魚雷バットを作成することができるかも。えいやっと福光まで行きオーダーしてくれば全て事は足りてしまいますが、それは僕の気分次第...。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I need torpedo.

2025-06-13 19:18:08 | 日々徒然
先日富山県高岡市のバッティングセンターにてエスオースポーツの魚雷バットが試打できると聞き、勇んで北陸道を上って行きました。
しかし結論から言いますと、試打はできませんでした。スタッフさん曰く「すぐ折れて試打できなくなった」とのこと。慣れてない人が使ってしまったんでしょうか。悲しみを感じながら高岡を後にし、黒部を目指します。こちら新川ベースボールパークはベースボールハウスとは違い白いウレタンボールを使用しています。より硬く本当の硬球と似た打感と衝撃を味わえます。久しぶりに打ったこともあってかおっかなびっくり。さらに強振するとドアスイングになって根っこに当たりまくり右手親指付け根が犠牲になりまくり。「ああこういう人こそ魚雷バットが合うんだろうな」と思いながら痛みで悶絶していました。ようやく慣れてきて芯に当たり始めたものの、打球が弱い。打球に元気がない。ノーパワーでした。
次こそは現地富山の魚雷バットを携え逆襲することを誓い、敗北するように北陸道を下りました。


今回残念ながら魚雷バット試打をすることはできませんでしたが、機会はまだあるようです。
https://jpn.mizuno.com/ec/disp/snap-details/?post_id=412730
松本なので来週安曇野に参上した際にすぅーっと訪れてみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚雷バットまとめ

2025-05-27 22:02:23 | 日々徒然
気付いたらプロのみならずアマチュアでも魚雷バットを使用してみる選手が増えたようですね。独特な形状ゆえに違和感を覚えるのは仕方ないこと。合う合わないは必ずあるバットです。
購入するためのメモ書きとして、現時点で販売している(販売していた)ところをまとめてみました。

魚雷バット
・ミズノ公式
https://jpn.mizuno.com/ec/disp/goods-list/?dispNo[]=001009070001027&k_uid=JcceexBWO6KGjb86NJNmNd6Avxnmsl&mizunoMemRank=01&closedSiteTemplateNumber=1&view=ajax_new&n12c=onSale&s11o=1&s12o=1&s13o=1&s14o=1&s15o=1&s16o=1&s17o=1&utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=sndidsbb_Torpedo&utm_content=250524
バランスと長さを変えて展開。ノブはTN型。バランスによって最大径位置を変えている。

・HAKUSOH
https://hakusohbat.com/products/spark-slugger-bfj-torpedo-1
1種類のみ。ノブはM110を模したH110。

・TUS
https://tus-bat.com/products/m-gyorai
https://tus-bat.com/products/s-gyorai
ノブ2種類。長さは84cmと85cmの2種類。

・FOSEKIFT
https://fose.tokyo/collection/item.php?id=525
カラー2種類。

・JB
https://japan-ballpark.com/products/orderbat-torpedo
オーダー品になるので材質、長さ、重量、ノブの形、カラー、くり抜き加工の有無など選べられる。BFJマーク付きでは最も高価。

・パイン企画
https://www.gekiyasu-p2.com/SHOP/PN-torpedo1.html
https://www.gekiyasu-p2.com/SHOP/PN-torpedo2.html
細めと太めの2種類。

・体育社
https://shop.taiikusha.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000003422
カラー2種類。くり抜き加工有り。

・日本野球の杜
https://nippon-yakyu-no-mori.shop/items/6808a3de5f5ac5128bcb1e2f
https://nippon-yakyu-no-mori.shop/items/6821548184748730ce02efa7
他社とは一線を画す形状。ソフトボールのバットを緩やかに細くしたようなバレル形状。長さ2種類。学生支援版があり、学生は安く購入できる。

・オーゾネ
https://www.s-ohzone.net/view/item/000000009027?category_page_id=brand-takeyabu
ノブの形状3種類とカラー3種類。

・道央ランバー
https://kinosozai.com/bat/
BFJマーク無し。

・LINDSPORTS
https://www.lindsp.com/c/sports_category/sports_baseball_softball/sports_bb_sb020/sports_bb_sb020_3/bfj84yg-860tp
最安値。860gと軽量。

・ますかスポーツ
https://www.masuka-sports.com/?mode=srh&sort=n&keyword=TORPEDO
84,85cmと太め細め展開。


その他発売が確認できたところ
・YANASE
・O-BAT FACTORY
・玉澤
・ATOMS
・SSK
・喜多スポーツ
メイプルとアオダモ。細めだとトップバランス、太めだとミドルバランス。
・HI-GOLD
アオダモ。細めと太め2種類。
・ZETT
・フレア
・MRバット
グラスファイバー加工有りで850gと軽量。
・SUREPLAY
軟式木製のみ。少年用も展開。
・ACT
グラスファイバー加工有りで850gと軽量。
・ワールドペガサス
軟式木製のみ。
・DIO


限定バットとして販売
SOスポーツ
https://so-sports.net/products/list?category_id=59
低学年向け73.5㎝560g有り。


アメリカ産で入手できそうなところ
・Victus
・marucci
・Louisville Slugger
・Rawlings
・Tucci
・Chandler

ミズノはバランスや長さを変えたバリエーションを展開。グリップエンドの形を2種類用意したメーカーも複数ありますね。オーダーバットとして販売しているメーカーもありますが、ヘッド形状はそれほど大きな違いは無さそうです。パイン企画だけ太めと細めを展開していますが、さすがにThe Baseball Bat Brosが用意した先端激細バットのようなものは見られません。先端の先細り方や最も太い部分の太さの変更、テーパーのなだらかさ等フルオーダーできるメーカーもあるかもしれませんね。
The most Torpedo'd bat of all time | Baseball Bat Bros


https://www.facebook.com/reel/1010808991186176
試打!してみたい。高岡へ行ってきますね。

この記事は新たな魚雷バットを発見し次第更新していきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巷で噂のあのバットの話

2025-05-04 22:45:13 | 日々徒然
先月試乗会の記事を書こうと思ってこのブログを開いたら、上部に「gooブログは終了します」の文字。インターネットに触れて20年以上経ちますので数多のコンテンツの終了を見てきた身でもあります。ついにgooブログも終了、ひいてはgooというサイトもそろそろ...と勘手繰ってしまいます。最後の最後までブラウザ起動時のページにgooを指定しませんでした。ずっとyahooです。ブログもyahooに引越しできればいいのですが、yahooブログも5年以上前にサ終していたんですね。引越し先はAmebaかはてなブログの2つだそうです。はてなブログにしようかな。




本題です。雪も融け桜も散り新緑麗しい季節です。僕も無事にスキー板を仕舞い込み木製バットを倉庫から引っ張り出すことができました。球春到来、木の棒に振り回されるシーズンがプレイボールです。
遠いアメリカで奇妙な形のバットが話題になりましたね。 Torpedo Bat。日本では「魚雷バット」と呼ばれています。普通バットの形状はテーパーからヘッドまでなだらかに太くなり続けていて、先端が最も太いのが一般的です。稀にテーパーを短くし、打撃部分(バレル)から先端まで平行になっていて芯を広くとるバットも見られます。メジャーリーガーは元からパワーがあるため芯に当たってしまえばと飛んでいくということもあり、バレルの長いバットを使用している選手が多くいます。もっとも使用者が多いC271も日本のプロモデルと比較してもバレルの長いバットの一つと言えます。
そんな中誕生した魚雷バットですが、なぜあのような奇妙な形のバットが生まれたのか。昨今のMLB投手たちの球速の向上が大きな要因の一つと言われています。95mphのフォーシームは当たり前。中には100mphを超すシンキングファストボールやツーシームを投げるピッチャーも居ます。球が速い、自分のミートポイントでコンタクトできない、差し込まれる、凡打になる。そんな選手が多くなっています。

「差し込まれるなら、差し込まれにくいバットにしよう。また差し込まれても飛ぶバットにしよう。」そんな考えのもとに作られたのが魚雷バットなのです。テーパー部分からバレルまで一気に太くなり、差異はありますが規定ギリギリの6.6cmまで太らせ、先端に向かってまた細くなるという独特の形状。日本人には魚雷というよりボウリングのピンに見えるという人が多いようです。
この形状にするとどのような効果が得られるのでしょうか。まず一つは芯の位置が体に近くなることです。主に打撃で差し込まれるという現象はインコースの速い球を打つときに起こる現象ですので、芯の位置が体に近くなればインコースのファストボールにも芯で捉えて打ち返すことができるようになります。たとえ差し込まれていても芯の部分が太いため当たり負けせずに打球を打ち返すこともできるようです。二つ目はスイングスピードが速くなります。先端に向かって細くすることでバランスが手元寄りになり、スイングウェイトが軽くなりスイングスピードが速くなります。速いボールには速いスイングスピードで対応し、インパクトポイントを体の前にすることにより差し込まれない強い打球を打つことができます。実際スイングウェイトをさらに軽くするために、魚雷バットの先端をくり抜き加工する選手も居ます。
もちろんデメリットもあって、先端に重量がないためヘッドを効かせるスイングをして遠心力で飛ばすことができにくくなります。つまり使用者本人のパワーが無いと強い打球は望めないということです。インコースには強くてもアウトコースのボールには芯が届かずに力のない打球が飛ぶことや、折れやすいバットであるとも言えます。それでもニューヨークヤンキースが開幕戦でセンセーショナルな攻撃をすることができた要因のバットとして大々的に報道されたのはつい一か月前、記憶に新しいことです。

Q.元からパワーがあって腕が長いからインコースのボールに弱いメジャーリーグのバッターに適してるバットだということは解った。でも日本人が扱えないバットなの?
A.そんなことはありません。
日本人でもインコースに弱くアウトコースは得意というバッターは多くいます。差し込まれちゃう、詰まっちゃうというバッターにはうってつけのバットでしょう。NPBの選手が試合で結果を出していることから、全く扱えないというものではありません。ただし従来のバットとはやはり扱い方が変わっているのは間違いないでしょう。
我々アマチュアでも入手できるか?できます。
アマチュア木製バットメーカーの雄、ヤナセは既に85cmの魚雷バットを製作し店頭及びにネット通販で販売しています。長さが85cmなのは従来の84cmのバットとスイングウェイトを似させるためでしょうか。品質はもちろんヤナセなので硬くはじくハードメイプルで作られているでしょう。「85cmはちょっと...」という方はATOMSが84cm/880gの魚雷バットを出しています。体感としては82cmのバットを使っているような感覚になるのではないでしょうか。
ただこの2つ、お値段がやはり高いです。本家Marucci,Victus,Louisville Sluggerのものになるともっと高い。日本の他野球用品メーカー(M社とかS社とかZ社とか個人的にはK社のが欲しい)が製品を出せば価格競争が生まれ値段が下がってくると思いますが、それはもうちょっと先になりそう。もっというと弱点がすぐ看破されたバットだから、あの形状よろしく話題が先細りになって商品として販売しないメーカーのほうが多そう。楽天ポイントつぎ込んで入手してみるかどうしようか思案していたら
https://tus-bat.com/products/m-gyorai?variant=46383959769324
5/4現在ラス1で2万円以内で購入できる魚雷バット見つけました。TUS(有限会社トヤマ運動具製作所)。ご存知日本の木製バット生産地南砺市から。差し込まレーターバッターのみなさん、ぜひお試しください。



僕、魚雷バットじゃないけど、似た形状のバット使ってるかもしれない。遡ること25年、小学5年生の時でしょうか。SSKでやや先細りしたバットをスポーツ少年団のチームメイトが所持していて、それを使ったことがあります。記憶はおぼろですが、やはりスイングウェイトが軽く扱いやすいバットとして非力な僕は好感触を持っていたと思われます。
そしてそこから15年後、Rawlingsのバットでセミ魚雷バットを手にしていたようです。

記事には完全並行型と書いてますが、ノギスのクチバシの長さが足りず正確に測れてないため数値もテキトーなので不明です。ですが画像を見る限りやや先細りしてるような。錯視でしょうか。このバットで打っていた時、明らかに差し込まれたポイントで打ったのも関わらず打感が良く、打球もよく飛んだことがありました。「差し込まれても飛ぶ」ができたバットだったんじゃないかと思います。
Rawlingsはこの形気に入っていて、グリップエンドがM1というバットがこのバットと同じ形状をしています。現在販売されている物はくり抜き加工されているので、よりスイングウェイトが軽くなっていることでしょう。

魚雷バットではありませんが、かなり極端な形をしたバットは既に発売されてましたね。
SPLASH HIT
ちょっとこれはすぐ折っちゃいそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬五竜@アルペン試乗会

2025-04-14 22:24:21 | 日々徒然
先月に引き続き試乗会に参加しました。と言っても今回乗りたかったのはもう3機種くらいで、あとはどんなものかなとつまみ食いする程度で試乗しました。

Hart Circuit 70ST(PRD11,セパレートプレート) 165

70STがまさかの汎用システムビンディングを搭載しました。板自体は重たいですがビンディングは軽い。けれどPRD11は妙な安心感のあるビンディングです。セパレートプレートと比べてグッっとパワーを伝える能力こそありませんが、70STの操作性の良さとPRD11の軽さのおかげで1日中滑ってても苦にならなそうな板になっています。ソールサイズ調整が利くのでHartってどうなの?という人にも手軽に貸し出せるのも嬉しいですね。

Hart Circuit 66SS 165

SL板だそうです。ピストンプレート乗せたらもうFISレースに出場してもおかしくない板だとか。試乗したのはセパレートプレートでしたが、足元の重厚さとトップがギュゥンとたわんでテールがブゥンしてバァンしてボォンします。例えるなら、10式戦車のような。強い、がっちり、重厚、けれど軽快。あっちこっち行かない、正確にタイムを刻むマシン。

NORDICA DORBERMANN SLR DC 165

いつもの。果たしてシーズン終盤の春雪はどうか。昨シーズンから感じた加速感は五竜でも健在で、踵付近の反応で前へ前へ行きます。午前午後と2回乗りましたが、午後の荒れた雪面だとちょっとエッジが不意に噛んで内倒しかけました。僕の技量だと整地で振り回されて楽しむのがあってそうです。
今回気付きましたが、この板キャンバーが強いですね。昨今の基礎板はフルキャンバーが多くなってきましたが、これはトップからテールまで弓なりになってるのが直立状態でわかります。ちょっと足元の雪が無くなるとビヨンビヨン跳ねるような反発感じられます。これが加速感の正体かもしれない。

ROSSIGNOL HERO ELITE ST TI 167

SUPER VIRAGE Ⅷとほぼ一緒という噂を聞きましたが、こっちはなんだかちょっと頼りない気がしました。ビンディングの保持力のせいかな?

ROSSIGNOL SUPER VIRAGE Ⅷ TECH 166

前回戸隠で見つけた板です。一本のラインをスーッとなぞれるような狙ったターンをしてくれます。許容範囲も広く、荷重バランスを間違えてもカービングターンができます。他の板だとズレたりガガガったりしますが、これはエッジで推進できます。DOBERMANNが補強材3枚重ねならSUPER VIRAGEは縦に一本。以前DEMOと名を冠していただけありますね。どんな斜度でも、どんな雪質でもカービングターンをしようと思わせる一本です。
この板はトップロッカーでしょうか。ですがフルキャンバーの板と比べても遜色ない安定性。むしろピタっと雪面に貼り付いてくれます。HEADの板も似たような貼り付き方をしますが、これはターンがシャープになってるためもっさり感がありません。調べてみたら芯材がビーチですね。おそらくヨーロピアンビーチの粘りのあるたわみと反応の良さが寄与しています。

ATOMIC REDSTER S8 162

iが付いていないほうです。カラーは赤というよりマゼンタ。SALOMON S/RACE SL 10ほどじゃありませんが全体的に綺麗にたわんでいるのが感じられました。S8iと違うのはマニュアル度で、より自分から動かして曲げていく板ですね。S8iの妙な旋回する癖も少なく感じられました。もうちょっと早く出会いたかったですね。

LINE BLADE 160

お遊び枠突入。太いカービング板です。特徴的なメタルのおかげで悪雪でも負けない走破性とフリースタイルらしい操作感の手軽さがあります。技量にもよりますが斜度27°のカービングもできますし、端パウでも沈まず、春のグサ雪ももちろん滑れるオールマウンテンに滑れる板です。板を1本だけしか所持できないなら僕はBLADEにします。

ID one MR-D 166

恐らくモーグル板は初試乗です。数年前STYLUSは乗ったことがありますが。トップまで接地感があるのにズラし易い、カービングスキーにしか乗ってこなかった人間には軽い衝撃を受けます。うっすらとコブのラインができてきたところをおっかなびっくりトレースしてみるとズルンぽよんズルンぽよんしていきます。普通の板だとちょっとテールが引っかかりますが、MR-Dはテールでちょっと弾いてくれます。モーグルってスピードも競うからテールをちょっと強くしてあるんでしょうか。これがG、CEとなるともっと顕著になるんでしょうか。考えの深まる板でした。

K2 MINDBENDER 90C W 160

よく考えた後は脳みその思考の重しを減らします。実はレディースフリーライド板に乗るのを憚りません。軽くて遊べるのでむしろ好物の部類です。荒れた雪面をミニジャンプして行くのが楽しいです。スイッチで滑ろうとスピン仕掛けたら360スピンになりました。似たようなこと昔やってたようなと思い浮かべたら、8年前にMOMENTのFRANKENSKIで似たようなことしてました。フリーな板です。

SALOMON S/MAX 10 165

僕の故郷( ^ω^)
軽い、動かしやすい、噛ませれば噛みすぎない、動きすぎない。丁度良いが嵌っていく板です。BLADEと違うのは、カービングスキーしか1本持てない状況になったらこの板にするということです。もしくはMAGNUMか。


DORBERMANNかSUPER VIRAGEかと今の今で悩んでるのが情けないですが、おそらくSUPER VIRAGEに軍配が上がるでしょう。ヒールピースがハネ上がった板で野麦峠スキー場を快走出来たら素敵だなと思いながら、僕の24-25シーズンは終了します。また来シーズン、雪と遊びます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戸隠スキー場@タナベスポーツ試乗会

2025-03-25 10:22:39 | 日々徒然

関西のウィンタースポーツショップの雄、タナベスポーツの試乗会に参加してきました。スキーやってるなら一度は店舗に訪れるべきお店ですね。早速乗っていきましょう。じゃんじゃん乗りましょう。僕の板は何処ですか?何ですか?

HEAD WC REBELS E.SLR 163

いつものトップバッターです。エントリースラローマー向けで軽い、操作感になるとすこぶる軽い。クアッドリフトが混んでいたのでペアリフト一回だけウォーミングアップを兼ねて乗りましたが、去年ブランシュたかやまで乗った時より頼りなさを感じました。戸隠の急斜面を滑るのが怖い。越水中央バーンの斜度20°くらいのところでいっぱいいっぱいな感じ。中斜面なら小回りは勿論のことキレズレのバランスが良くていい板なんですけどね。己惚れるなら僕自身が上手くなったのでしょうか。物足りなくなった板の一つです。

SALOMON S/RACE SL 12 165/160

最初越水中央バーンで165cmに乗り、2回目は少々荒れてきたしらかばコースで160cmを乗りました。本当は10を乗ろうと思ったのですが、ビンディングがI12になったということで乗ってみました。X12からI12になったので軽くなったこととソールサイズ調整もやりやすくなりました。10と板自体は一緒でビンディングが上のモデルなので足元はしっかり。SALOMON S/RACEらしいトップの捉えの良さ。全体的にたわむ心地良さ。相性が良いのもあるのですが、荒れてるバーンでもコントロールしやすくて良い板です。もうちょっと狂暴性欲しいけどPROやPRIMEを乗る勇気はありませんでした。

NORDICA DOBERMANN SLR DC 165

ちょっと狂暴さ(?)を求めました。S/RACEほどではありませんがトップの捉えが良い。そして板をたわませたエネルギーをビンディングヒールあたりでグンッと斜め前に押し出してくれます。普通こうなると板が発射されて怖い思いをしますが、この忠犬ドベ公はしっかり体の傍に居つつ引っ張ってくれます。急斜面で加速させていくのが楽しい。しかし、唯一この板でチャンピオンコースを滑りましたが、満足に荷重できずにただの滑降になり怖い思いをしました。久しぶりに、急斜面でゾアッとしましたね。もうちょっと判断迷ったらネットに衝突していました。

FISCHER RC4 NOIZE ST 160

チャレンジ1年生。3年前試乗したRC4 WORLDCUP SC M-TRACKの後継に当たります。ついにFISCHER穴が塞がれて見た目普通の板になりました。これはもうボーゲンで滑ってる時からすでにトップからテールまでエッジホールドが感じられて、板をたわませようと踏み込むとギュインときます。完全に板が発射されてしまい体が遅れてド後傾の怖い思いする板でした。これを合うようにするには僕自身の技術を根本的に見直す必要があります。ちょっと苦労が大きいのでこれはナシ。

BLiZZARD FIREBIRD SRC 165

SLR DCと似たような感触です。この板もかかと付近で斜め前に加速してくれます。忠犬ドベ公との相違点はFDTプレートのセンターが金属プレートになっていて、足場がしっかりしていること。心材が軽いので振り回しやすいですが、音がカラカラしているので気になる人はいるかもしれません。音が高い、軽い木材って良い木材なんですけどね。その音も相まってもうちょっとパキパキした印象かと思いましたが、意外としっとりしていました。トップのたわみ具合が分かりやすいから上位モデルなのに安心して板を傾けられます。THUNDERBIRD R13 LTD.のフレックス硬いのがちょっと後ろにある感じでしょ?と乗るとギャップがあるかもしれない。

ATOMIC REDSTER S8i 165

いつものその2。これもX12からI12になりました。去年芯材を変更して強さが出た分、板自体は軽くなっています。E.SLRとともにベンチマーク的なモデルとしていましたが、今年は往年有ったトップとテールの頼りなさが垣間見えました。トップは過剰にたわんでやけに回旋方向に動こうとするクセが妙に怖い。分かりました、REDSTERとは分かり合えない板だと。さようならATOMIC。

ROSSIGNOL SUPER VIRAGE VIII TECH 161

結論を言うとこれでした、センター70mm以下、ラディウス13m程度のショートターン板。僕のやりたかった動きにピタッと合致するのがこの板です。板よりちょっと体の重心を前にして、たわませたエネルギーを後方からギュンと回しこんでくる感覚。綺麗な丸い弧を描くショートターンができた板でした。6年前、DEMO ALPHA Tiに乗って良い感触を得ていましたが、変わらずに存在してくれていました。たわみとトーションのバランスが抜群に良い。あともうちょっと手強さが欲しいのであればR22プレートが乗っている方ですが。僕には脚前が及ばないのでこちらでしょう。KONECTビンディングはレールがセパレートになっていて一見頼りないですが、板の出来がすこぶる良いのでプレートに頼らずとも高速域でコントロールできそうです。167cmがメインモデルですが、161cmでもいいかも。

OGASAKA TC-S.LIGHT 160

ご存知小賀坂のフラグシップTC-Sからメタルを抜いて軽量にしたモデルになります。プロファイルはTC-Sそのままに1/2で100gほど、板1ペアで200gほど軽量になっています。乗ってみると手強くないTC-Sで、トップとテールがすごくしなやかで「良い芯材使ってるな」と頷けるモデルです。ただ試乗機はSR585と硬めなプレートだったので足元の剛性感の主張が強すぎる。バランスを考えるとFM585の方がいいと感じました。カタログを見るとRACE PLATE WCR TEAM+RX12のコンプリートモデルも記載されてるので、価格も抑えられる且つ質の高いスキーを手に入れることができます。もっと突っ込むとPRD 12でも十分な板だと思います。TC-Sに乗りたい…でも強すぎるし値段が高い。でもKEO'Sは嫌だ。そんな人への答えをとなりうる板です。2級でもTC-Sに乗れる時代。さすが、小賀坂。

HEAD WC REBELS E-SL 165

いつものその3。これもブランシュたかやまでおなじみの板です。i.SL時代から4回くらい乗ってますが、これもE.SLRと同様物足りなくなった板でした。トップからターンが始まってエッジグリップするところまでは良いのですが、抜重してさあ次のターン行くぞ!とすると板がもたつく。ビンディング蹴りつけても加速しない。反応が鈍い。HEAD卒業です。もしかしてHEAD板ってブランシュたかやまだとバフが付いていて調子が良いのかもしれません。スキー場によって板の相性はあると思います。

Völkl RACETIGER SL 160

祝rMOTIONツールフリーでソールサイズ調整可能!今までプラスドライバーでチビチビ調整してたのが、一気にパタパタカタカタワンタッチ調整できるようになりました。ただビンディングが斜めに切られてるところは気になる人が出てしまうでしょう。左右対称の動きをしてなんぼのスキーに、左右非対称の部位があるのはいただけない。MARKERはここら辺考えて欲しいですね。板自体はNOIZE STの次にビシッとしたエッジホールドを感じられ、Völklらしく生真面目で狂暴性がチラつく板でした。転んだりミスしてとっ散らかってはいないのですが、普通に滑っていて右足に変な負荷がかかったようで今でも違和感があります。虎にアキレス腱を噛まれた。SLとSCの中間に小回り板を出せば良いのになって思います。ハッピーハッピーハーッピーとはなりませんでした。

DYNASTAR SPEED OMEGLASS MASTER SL KONECT 166

不人気、そして今回のワースト板。軽いですが、その分頼りない。怖くて板を傾けられない。傾けても応答性が無くターンを繋げるのに一苦労です。これって完全マニュアル板なんですか?

LINE TOM WALLISCH PRO 171

お口直しにネタ板。本来の僕のだらしない滑りするのにフリースタイルツインチップはピッタリ。高妻コースの荒れた斜面をフォームも何も気にせずにとにかく滑り降りる。ド後傾になってもテールが長いので安心安全。いつの間にかセンター付近がセミサイドウォールからフルサイドウォールになってますね。しかし形状から見ても全く気後れしません。TIGERSNAKEの強化版なので相性良いのは分かってます。この形状だとテールが引っかからないから大好きなんです。次ツインチップ買うとしたらTWP164cm買います。

OGASAKA KS-XX 162

小賀坂渾身の一機。カタログでも堂々1ページ使って紹介されています。赤や黒単色ではないデザイン、バンブーコア使用、若干のスワローテールとKEO'Sの名を冠していますが別物と言っても差し支えありません。乗り味も系統しっかりした基礎板というより、どんな滑りもできるオールラウンド板という感触がひしひしと感じられます。強者感のあるたわみ、完成感のあるトーションコントロール、独特のチップ形状は小賀坂の板ながらも型に嵌らない滑りを引き出してくれました。形状からして機能モリモリですが、滑ってみると「なんかわからないけど、凄く良い」と思わせてくれる板でした。1つ良い板が欲しい、1つの良い板でずっと滑っていたい人へ。小賀坂は凄い板を出してくれました。チビな僕でも162cmだとちょっと寸足らずを感じるので成人男性は167cmをお勧めします。試乗会でこれが乗れたら是非乗ってみてください。きっと何か得られると思います。



この日は朝からドのつくピーカンThe Dayでした。写真のように毛無山正面バーンはビシッと整地されていて、正面から見てもわかる急斜面に圧倒されました。来年はSUPERVIRAGEでチャンピオンコースに刻み付けてみたいものです。


Peak Finderを使って初めて知ったのですが、一番高く見える山が戸隠山だと勘違いしていました。実際は高妻山。戸隠スキー場のコース名にもなっている山ですね。シャルマン火打の火打山も見えます。黒沢岳の右に見切れてしまっているのが妙高山です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レッツゴー・ア・ヒスタミン

2025-03-12 21:44:33 | 日々徒然
禁錮二カ月を経て無事雪山に帰ってきた義雄。次なる目的地は天元台でした。天元台ってどこぞやというと、山形県米沢市の南にあるスキー場です。磐梯山とか安達太良山が福島の北側にありますが、その裏に吾妻連峰が連なってまして、その最高峰西吾妻山の北斜面にあります。
飯豊山地の東側、内陸でそこそこ高標高北斜面と条件がそろって四暗刻みたいになっているので凄まじい積雪量になっていました。当日の積雪は驚異の770cmと数字が大きすぎてピンときませんが、一般的な二階建て家屋がすっぽり丸々埋まってしまうほどと言えばわかりますでしょうか。そんな魔所ともいえるスキー場で滑ってきました。
積雪もさることながら内陸そこそこ高標高とあって雪質はハイシーズンのそれで、エッジが気持ちよく噛むのに引っかからずズラしも容易にできるスーパー勘違いバーンになっていました。頂上リフトまでいくと寒い&ガスが濃かったので1番下のリフトを回して天元台の雪と戯れました。いやぁ米沢牛の焼肉ついでに良い体験ができたぜ。

そんなことを言っていると天罰なのか。今日(3/12)行ってきたのはおなじみブランシュたかやまです。いつもはHEADの試乗会に合わせて行くのですが、今年は骨折という罪を犯してしまったので試乗会に行けませんでした。けれど試乗会行くとにらんでシーズン前に早割券を買ってしまっていたので消費しなければと思い、はるばる長岡からエッホエッホしました。今シーズンはどこのスキー場も雪不足とは無縁で、いつも3月になると営業が厳しくなるブランシュたかやまも元気に営業していました。

土が出ていないシマシマバーン、硬く締まっています。ブランシュたかやま名物ソリッドスノーって言います。早速これを滑ってみんとて、スラロームコース出でれば、エッヂ噛むことあたわず。へっぴり腰あはれなり。ひたすらにテールガガガりければ、我ガガガSPなり。
硬い、狭い、急斜面。スノーボーダーにとって三重苦なのに来季からスノーボード解禁して大丈夫ブランシュさん?野麦峠みたいになりそう。
なので雪が緩むまで山頂でレジャースキーヤーするのだ。



PeakFinder モバイルというアプリを使って写真を撮ると、このように山の名前がわかります。レジャースキーヤー御用達アプリです。
午前中は日が出るほど天気が良かったので写真が捗りました。数年前あれはなんて山だろうと言っていた山は蓼科山でした。富士山はもこもこ雲の毛布に包まれて可愛かったです。この後調子に乗ってパノラマコースでとっ散らかりかけてまた罪を犯すところでした。天罰覿面は近い。午後になったら雨が降ってきたので即退散。来年はもっと強い板でその澄ました顔…シマした顔に傷痕刻み付けてやるとリベンジに燃えながら長和町から尻尾撒いて逃げました。絶対とっ散らかって罪を犯すよ。
レンタルショップにおそらく先月行われた試乗会で使われた試乗機が展示されてました。E.SLR、相変わらずこれでもかというスラロームシェイプしています。それでいて軽い。E-SL、手に持った時の重さとは裏腹に雪上では軽快に捌ける。お金に余裕があればどっちも買うのに。そもそも展示されていたってことは購入できるのでしょうか?KORE 93には値札が張り付けられていたので購入できそうでしたが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

滑っちゃいました

2025-02-28 18:18:18 | 日々徒然
(自供)
年に一度の集まりだったので白馬五竜を滑っちゃいました。でも自制してゴンドラに乗らず飯森ととおみをひたすら流してました。RANGER 108Tiの走破性の高さでちょっと荒れてもラクチンなのが良かったです。人がいっぱいでしたが他の白馬谷スキー場に比べたら少ない方だったようです。栂池のスカイライナーに10分待ち列ができたってマジですか?

骨は順調に治っていってますが、もちろんバッティングセンターには行ってません。嘘です。行ってきました。左手だけバットを握っての片手打ちですが意外と当たるものです。早くWood batに復帰したいです。

来月天元台行きます。骨折からちょうど2ヶ月。春雪。現在積雪7mオーバーの魔境。子鹿になって滑ってきます。




来季のREDSTER S8iはI12ビンディングやったー。22日は戸隠で試乗会楽しみです。他の試乗会にも誘われてるけど、今シーズンで板決めたいなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

でもやっぱり滑っていたいンの

2025-01-21 22:09:05 | 日々徒然
痛いンの。筋肉って動かさないとすぐ固まって動かなくなるなと思い知らされています。グリス切れで錆びた油圧ショベルみたいに右手人差し指が動きません。骨折してからまだ2週間しか経ってないけどレントゲンの写真ではもううっすら白くなってきてるので、人体って凄いなぁと感心しきりです。スキーに行けないですがSNSで滑走動画を見ると滑った気になれます。省エネな精神燃費してます。

冬将軍を欠いた雪山は寒波が鳴りを潜めて、3月上旬並みの気温になっているため既にシャバ雪になっているところもあるとか。本当に今シーズンは12月上旬から雪がドバドバ降ってましたね。30年前だとアレが普通だったとか、ギアを持ってタイムスリップしたくなります。いやしたらしたでリフト待ち30分を味わうことになるのでやっぱりなしで。
この季節になるとアレがやってきます。そう、試乗会の季節になります。以前も書いたように僕はショートターン向け板を探しておりまして、「これで滑りたい」と思わせる一台を試乗会で見つけられたらなと参加しています。惜しいことに良いなと思う板は数台ありますが、「これで滑りたい」という板は見つかっていません。現在使用しているK2 CHARGERはまさしく「これで滑りたい」板でした。もう一台、FISCHER RC ONE 72もそう思わせる一台でした。自分の整理を兼ねてこれまでで良いと思った板を列挙してみましょう。
・HEAD WC REBELS E.SLR
大胆なサイドカーブをしていながらもHEAD RD系サードモデルとしてショートターンだけじゃなく高い汎用性を持っています。軽くしなやかなためショートターンでよくある「体がターンに追いつかず板が先行してしまう」ということがありません。身の丈に合っています。
・HEAD WCREBELS E-SL
こちらはRD系セカンドモデルです。チップガードが金属でスピードブルーがロゴに少し使われているのが見分けるポイント。FF14というゴツめなビンディングを搭載していますが、プレートがセパレートなので足元のたわみが出しやすく楽ちん。これは165cmじゃなくて160cmのほうがキレが出て楽しい。
・HEAD SUPERSHAPE e-MAGNUM
最もデモオールラウンドというカテゴリーがぴったり合うモデルで、小回り大回りコブなんでもいけちゃうやつです。もっと早く出会えていればこれを買っていました、がセンターもうちょっと細かったらなと思う板です。ただORIGINALを今買うかと言われると、それも違うなって思います。
・ATOMIC REDSTER S8i
年々自分の中で評価が上がってきています。初代はトップとテールの存在感が皆無でクルクル回るしかない板でしたが、今はしっかりしてきました。E.SLRと並んでベンチマーク板となっていますが、それを脱する何か…ちょっとした尖ったものが欲しいなと滑りながら感じてしまいます。
・SALOMON S/RACE SL 10
S/RACE SHOT SLがエッジアンプリファイアからBLADEを搭載したモデル。きれーいにたわみます。たわみを引き出す滑りが苦手で感じにくい僕でもたわんでるのがわかります。他の板だと外足が遅れるのになぜかこれだけ外足先行します。良いのか悪いのか、それもわからない。お店によってはビンディングがブルーのバージョンがあるみたいです。
・SALOMON S/MAX 10
MAGNUMと同様、もっと早く出会えていれば買っていた&センターがもうちょっと細ければ買っていた板です。実はCHARGERと同じ年に試乗していて、その時はエッジアンプリファイアSLじゃなかったので足元のエッジグリップがちょっと鈍重でした。現行ではデンソライトコアになりさらに軽量かつ高速滑走に耐える名機。ですがやっぱりフルウッドコアが良いですよね。そう、SHOT SLのエッジアンプリファイアSL版があれば間違いなくそれが今僕の乗っている板になっていたでしょう。
・Hart Circuit 70ST
66SFも乗りましたが明らかにこちらの方が合っている板だと感じました。おまけに真っ白い板なので痛板にもしやすい。懐が深いというか、オートマチック:マニュアルの度合いが絶妙でした。66SFはオートマチック:マニュアルが8:2と感じましたが、これは6:4。足を体の外に出す、板を傾ける、エッジが噛むがハマる板でした。VFプレートは良いんだけどCOMP 12がね…ちょっと嫌い。RX 12にすればいいのにね。もしくはPRD 12を付けてしまうとか。
・NORDICA DOBERMANN SLR DC FDT
「体がターンに追いつかず板が先行してしまう」であろうと思って玉砕覚悟で試乗した板でしたが、いい意味でかなり裏切られました。ビュンビュン行くのに振り落とさない不思議な感覚に戸惑いよりも楽しさが先行していました。明らかに脚前が追いついてませんが、この上にRACEプレート(ビンディングビス直付け)がある分、すそ野の広い板なんじゃないかと思っています。やはり僕にはレール式で冗長性のある板のほうが似合っています。

ここで書き連ねるとE-SLか70STかSLR DCなのですが、その中でもSLR DCがサプライズを覚えるほど良くて手が出てしまいそうですが、14万円を超える値段の高さからまだ手が出ていません。あとカーボン補強板からいきなりチタン2枚重ねの上にトリプルチーズバーガーみたいな贅沢構造の板にするのはどうよと、心の中でクローチングプルークボーゲンしています。でもSLCはカーボンだし、そもそもカタログから消えちゃった板だし。チタン1枚はあるけどSPITFIREはセンターが広かったりラディウスが大きかったり、もう僕はそういうショートターン板履くことなく終わるんだとメソメソしながら某Tナベスポーツの試乗レポートを見ていたら。
https://www.tanabesports.jp/gear/skis/newmodel_staff_testdrive_nordica/#BELLE_SL_DC_FDT
レディスモデルにありました。チタン1枚補強。それでいてサイドカーブはSLR DCと一緒。おまけにレールはFDTでしっかりしてるし、TP2 LIGHTで横バネなのに三角形のXCELLじゃない四角いビンディング。レディスモデルなのに真っ黒でシックなデザイン。デザインに左右されることなく痛板にもしやすい。勇んで楽天市場で検索したら

SLR DCと価格差5,500円しかないンの。チタン一枚抜いてるなら3万円は安くしてほしいンの。レディスの最上位モデル、中途半端な存在、サイズ展開は165cmまであれどニッチというか影の薄い存在、DOBERMANNというフラグシップネームバリューに勝てるはずがなく、ショップも在庫を持たない。
うん、これはSLR DCだわ、と思わざるを得ません。

ち な み に
最近中古という手を思いついた僕が嗅ぎまわった結果
新潟県内に20-21のDOBERMANN SLRが
ヤフオク!にPRD 12を乗せたCircuit ST Demoを発見しました。
どっちかな?どっちになるかな?

[メモ]
ATOMIC REDSTER S9i
ATOMIC REDSTER S8
NORDICA Belle SL DC
BLIZZARD FIREBIRD SRC
BLIZZARD PHOENIX SL
VOLKL RACETIGER SL
SALOMON S/RACE SL 12
DYNASTAR SPEED OMEGLASS MASTER SL KONECT
ROSSIGNOL HERO ELITE ST TI

来季のREDSTER SシリーズはX12からI12になるので楽しみです。RACETIGER SLなどに搭載されてるrMOTIONもツールフリーになるため使いやすくなりますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーズン終わっちゃったンの

2025-01-14 20:43:13 | 日々徒然
去る1月6日、野沢温泉スキー場の駐車場にて転倒。右手に持っていたスキーと地面に挟まれる形で右手の甲を骨折。強制シーズンアウトとなりました。
思えば気持ちばかり先行して体力も技術も全くなっていない状態をシーズンインから露呈し、滑走回数を重ねるたびに「危ないんじゃないか」と心の底で思うような状態でした。
悔しい。未熟な体も、抑えきれなかった心も。折角雪が多いシーズンだっただけに、棒に振ってしまいました。
骨がくっついたら、スキーに耐えうる体を手に入れなければなりません。体を鍛えるたびに腫れた右手を思い出すこととします。

やっぱりね、僕は黄色と黒の板を履くのが宿命なんですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうシーズン始まってンの

2024-12-22 20:34:14 | 日々徒然
今日までで既に4回スキーへ赴いています。ラニーニャとまではいきませんが、寒気が日本列島に流入しやすい状態が続き早くも全コースオープンするスキー場も出てきています。
yukiyamaアプリの滑走データ画像とともにどんな感じの滑走だったか思い返してみましょう。

Hukuba47

シーズンインは去年と同じくHakuba47でした。去年はゴンドラから上の方だけの開放でしたが、今年は全コースオープン状態(五竜方面はゴンドラから上のみ)でした。前日のたっぷりとした降雪で既に山頂は積雪140cmオーバーの柔らかい圧雪。そして適度に踏み均された非圧雪。勇んでグランプリコースを大回りでかっ飛ばしたらすぐに脚が悲鳴をあげました。が、カービングスキーってやはり面白いですね。

奥志賀高原

志賀高原の最奥です。この日はパウダーデイ&テクニカルプライズ保有者からの有り難い有料級のレッスン。パウダーファーストトラックは逃したものの非圧雪のエキスパートコースというレアなシチュエーションで、荒れた雪面を飛び跳ねるのは楽しかったです。ザ・パウダースノーでしたが、リフト乗り場に書いてあった天候情報には「雪が重めなので」のちょっと信じがたい文字。え、これハイシーズンじゃないんですか?もっと凄いんですか?

白馬八方尾根

2年前、小賀坂の試乗会に参加した際はガスが酷く平衡感覚を失いスキー酔いしてしまい、下山の名木山ゲレンデにて昼食を吐瀉してしまった2重の意味で苦い思い出があります。実はHakuba47で最近Xで知り合った方とニアミスしていまして、そのリベンジも兼ねてでした。リーゼングラートをかっ飛ばすのが楽しい。けど左脚の踏ん張りが足りず右ターンが無様な状態になってました。シーズン中は課題ばかり見つかります。いったん下山した際のリーゼングラートスラロームで直滑降したので最高速度を更新しました。次は90km/h出せそうです。

妙高杉ノ原

大雪で不要不急の外出を控えるように呼びかけ=スノーヤーたちのパウダーデイです。高速道路の通行止めが怖かったので近場にしました。すさまじい降雪で、駐車場で準備している段階で自動車のルーフにどんどん雪が積もっていきました。ゴンドラに乗ってスタートした時点ですでに腰下までパウダーになっており、妙高らしい重くて踏みごたえのある新雪に突っ込んで埋まって転倒しました。あらかた踏み荒らされた非圧雪を楽しんでしたら不意にギャップを踏んでしまい、ゴーグルを膝に打ち付けてレンズを壊してしまうアクシデントに見舞われ、ほぼ裸眼で下山するという寒い思いをしました。最後泣きの一本でクリアレンズに交換して滑ったのが一番調子良かったかもしれません。


まだ12月なのに既に3回もパウダーを楽しんでいます。ただパウダーって非圧雪なのでめぐるましく変わる雪面状態に対応する力が育まれるなぁって感じながら滑ってます。昨シーズンの奥只見丸山を忘れていませんでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

骨研磨バット、再来

2024-12-07 14:08:04 | 日々徒然
12月になり冬本番を迎え山はもう積雪量が増えて、スキー場もオープンするところがちらほら出てきています。
そんな中、来季のNPBの木製バットの規約が変わるそうで、牛骨研磨バットが復活するようです。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/12/04/kiji/20241203s00001173326000c.html
木製バットの打球面を牛骨や硬い物で押し当てながらゴリゴリ磨くと表面が硬くなり、打感が向上するというものです。
このブログを読んでいてくださった方ならご存じですが、僕は以前牛骨研磨バットを所持していました。Rawlingsの110VBOというバットです。YoutubeでBone Rubbing Wood Bats と検索すると動画が出てきます。
打感が向上する→打者がバットを良く振れるようになる→ホームラン数が増えるという見解ですが、疑問が残ります。
一つは、バットの前にボールを改善したほうが良いのではないか。NPBアナリストにより某M社製NPB試合球が検査された結果、縫い目が高く雑に作られているとのことでした。縫い目が高くなると空気抵抗が強まり打球が失速しやすくなります。また投手が投げた変化球もよりブレーキがかかり大きく鋭く曲がるようになると言えるでしょう。肝心の反発係数も悪名名高き統一球と同程度となっているため、「投手のレベルが向上し、打者がレベルに追い付いていない」というのはちょっと打者が可哀そうだと思います。もっとボールのせいにしていい。
二つ目は、昨今の木製バットに牛骨研磨は意味が無い、意味が限りなく0に近い処理だと思われます。本来牛骨研磨処理は表面の柔らかい木材のバットに施されるものです。最たるものがホワイトアッシュで、打撃を重ねると表面が目剥がれを起こしボールを弾く力が低下しました。それを防ぐため予め牛骨によって表面を固く締まらせる処理のはず。現在NPBの打者9割が使っているのは最初から表面が硬いメイプルです。骨折り損とまではいきませんが、焼け石に水というか意味の無い処理ではないでしょうか。ただメイプルもハードな打撃をすると表面が剥がれてきますので、耐久性の向上を目論んでの牛骨研磨は効果があります(これは僕自身実証済みです)。もし牛骨研磨を施すなら打撃部だけではなく、テーパー部にも施せばより効果が見込めそうです。一番バットが折れる部分はテーパー部ですからね。

低反発球で投手の価値を上げてメジャーに大金で輸出するという貿易をNPBはやっている、とネットで見かけました。確かに日本プロ野球は興行なのでお金ありきなのは頷けます。円安なので米ドルで一気に潤うのも事実。ただ打者が割を食うのは不公平でスポーツとしていかがなものかと思います。

ゴロバントでコツコツ見栄えしない野球に興味を持ちますか?打撃とは、打球を遠くに飛ばすことが本来の姿ではありませんか?野球の華はホームランですよね。僕は豪快なホームランが見たい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び雪上への途、Beta RACE 11.12

2024-11-26 21:51:10 | 日々徒然
この記事を書いてからもう5年近くの月日が経とうとしています。先日スキー板とブーツを1セットずつ売却しましたが、Beta Raceは流石に古すぎてビンディングの安全性が低いため、売りに出すことはできませんでした。たとえ売りに出すことはできても、ビンディングの保持能力がもともと弱いRace412を好んで使う人はまずいないと思われます。
ということで自分の手で何とかしてしようと考えました。もちろんただ廃棄するわけではなく、有効活用しようと。
Beta Raceのプロファイルは長さ157cm 108-63-96 R=11.12mと小回り板となっています。現在のSL板よりもトップは10mm以上、センターは5mmほど細く、カービング板黎明期らしい短く細い板になっています。そしてSALOMONよろしく板のトップシートに山が二つ盛り上がったモノコック構造で、しなるというよりサイドカーブなりにターンしていく板になっています。現在の板は上位モデルであれば殆どサイドウォールが付いているサンドイッチ構造で、板に加圧し撓ませてターンサイズをコントロールするのが主流ですね。20年前はまだ撓ませるよりサイドカーブで滑るのがカービング板だったと言えます。

板は全然使える状態で、エッジもソールもチューンナップしてもらったので滑走しても問題なし。問題は保持力の弱く、経年劣化で破損しそうなビンディングなので

外しました。手順としてはトゥプレートを外す→ヒールピースを後方へスライドし外す→トゥピースをレバーを引きながら前方へスライドさせ外す


ビンディングレールのネジを取り除きプレートから外す

プレートの金属板をマイナスドライバーをねじ込んで外す


プレートのネジを取り除き板からプレートを外す
という工程になります。金属板はプレートにただはめ込まれてるだけなのですが、壊さないよう慎重にやっていたら結構時間がかかってしまいました。それ以外はスムーズに取り外せました。

ビンディングレール7本(前3後4)、プレート8本(前4後4)で、合計30本のビスを外しました。長い方がプレートのビスになっていて板に縫い付けられています。ビスはすべてポジドライブ3ですのでフィリップスドライバーを使うとネジ頭をナメてしまうので注意。ポジドライブドライバーはホームセンターで購入できますし、電動ドライバーのビットも売っています。
SALOMON/ATOMICのビンディングは現在のX12もそうですが、無駄に複雑な構造している気がします。TPX12やPRD12を真似てほしいですね。M12はシンプルで好感が持てる。


プレートの裏はモノコック構造の山に合うようになっています。ちょうど山の頂点にビス穴があるとおり、そこを荷重点としてパワーを伝えていることがうかがえます。ビス穴の横間隔は33mmなので現在の板(K2 CHARGER M3 11 TCx≒TP 10)の37mmよりやや幅が狭いです。現在の板はエッジに荷重を伝えるためにビス間隔を出来るだけ広くしようとしてますが、Beta Raceは前述のとおり昔のカービングスキーなのでそこまで考えてなさそうです。
板自体にセンターの目印が無く、プレートにセンターの目印が付いています。プレートを取り替えるとセンターの位置がわからなくなるので、プレートを板に置いた状態にし、その真下にセンターの目印を書いておきました。

トップシートがフラットな板であればこのまま別のプレートを用意してビンディングを付けることもできますが、特異なモノコック構造ですのでなかなかそうもいきません。

直接ビンディングを付けるにしても隙間に雪が入り込んで水が溜まり錆を誘発しそう。つまりモノコック構造に合ったプレートを自作する必要があります。3Dスキャナーと3Dプリンターがあればすぐできそうですが、どちらも所持していません。
粘土を張り付けて山の型を取り、そこからプレートを自作するという工作をしないとBeta Raceを生かせられそうにないです。ただ20年以上前の「細いカービングスキー」を楽しんでみたい気はふつふつと湧いてるので、今回はこれまでにして、来春ごろまで考えを練っておきたいと思います。


スキーグローブですが、 ESK-2131になりました。 ESK-2333にしようとしたら手に填めてみた感触があまりしっくりこず、 ESK-2130もなにかピンとこない中で ESK-2131が手に一番馴染みました。天然革の手袋は初めてですのでオイル塗ったり汚れ落としたりして大切に育てて行こうと思います。インナーグローブも欲しくなっちゃうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする