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厨火力

わたしのお花畑~

戸隠スキー場@タナベスポーツ試乗会

2025-03-25 10:22:39 | 日々徒然

関西のウィンタースポーツショップの雄、タナベスポーツの試乗会に参加してきました。スキーやってるなら一度は店舗に訪れるべきお店ですね。早速乗っていきましょう。じゃんじゃん乗りましょう。僕の板は何処ですか?何ですか?

HEAD WC REBELS E.SLR 163

いつものトップバッターです。エントリースラローマー向けで軽い、操作感になるとすこぶる軽い。クアッドリフトが混んでいたのでペアリフト一回だけウォーミングアップを兼ねて乗りましたが、去年ブランシュたかやまで乗った時より頼りなさを感じました。戸隠の急斜面を滑るのが怖い。越水中央バーンの斜度20°くらいのところでいっぱいいっぱいな感じ。中斜面なら小回りは勿論のことキレズレのバランスが良くていい板なんですけどね。己惚れるなら僕自身が上手くなったのでしょうか。物足りなくなった板の一つです。

SALOMON S/RACE SL 12 165/160

最初越水中央バーンで165cmに乗り、2回目は少々荒れてきたしらかばコースで160cmを乗りました。本当は10を乗ろうと思ったのですが、ビンディングがI12になったということで乗ってみました。X12からI12になったので軽くなったこととソールサイズ調整もやりやすくなりました。10と板自体は一緒でビンディングが上のモデルなので足元はしっかり。SALOMON S/RACEらしいトップの捉えの良さ。全体的にたわむ心地良さ。相性が良いのもあるのですが、荒れてるバーンでもコントロールしやすくて良い板です。もうちょっと狂暴性欲しいけどPROやPRIMEを乗る勇気はありませんでした。

NORDICA DOBERMANN SLR DC 165

ちょっと狂暴さ(?)を求めました。S/RACEほどではありませんがトップの捉えが良い。そして板をたわませたエネルギーをビンディングヒールあたりでグンッと斜め前に押し出してくれます。普通こうなると板が発射されて怖い思いをしますが、この忠犬ドベ公はしっかり体の傍に居つつ引っ張ってくれます。急斜面で加速させていくのが楽しい。しかし、唯一この板でチャンピオンコースを滑りましたが、満足に荷重できずにただの滑降になり怖い思いをしました。久しぶりに、急斜面でゾアッとしましたね。もうちょっと判断迷ったらネットに衝突していました。

FISCHER RC4 NOIZE ST 160

チャレンジ1年生。3年前試乗したRC4 WORLDCUP SC M-TRACKの後継に当たります。ついにFISCHER穴が塞がれて見た目普通の板になりました。これはもうボーゲンで滑ってる時からすでにトップからテールまでエッジホールドが感じられて、板をたわませようと踏み込むとギュインときます。完全に板が発射されてしまい体が遅れてド後傾の怖い思いする板でした。これを合うようにするには僕自身の技術を根本的に見直す必要があります。ちょっと苦労が大きいのでこれはナシ。

BLiZZARD FIREBIRD SRC 165

SLR DCと似たような感触です。この板もかかと付近で斜め前に加速してくれます。忠犬ドベ公との相違点はFDTプレートのセンターが金属プレートになっていて、足場がしっかりしていること。心材が軽いので振り回しやすいですが、音がカラカラしているので気になる人はいるかもしれません。音が高い、軽い木材って良い木材なんですけどね。その音も相まってもうちょっとパキパキした印象かと思いましたが、意外としっとりしていました。トップのたわみ具合が分かりやすいから上位モデルなのに安心して板を傾けられます。THUNDERBIRD R13 LTD.のフレックス硬いのがちょっと後ろにある感じでしょ?と乗るとギャップがあるかもしれない。

ATOMIC REDSTER S8i 165

いつものその2。これもX12からI12になりました。去年芯材を変更して強さが出た分、板自体は軽くなっています。E.SLRとともにベンチマーク的なモデルとしていましたが、今年は往年有ったトップとテールの頼りなさが垣間見えました。トップは過剰にたわんでやけに回旋方向に動こうとするクセが妙に怖い。分かりました、REDSTERとは分かり合えない板だと。さようならATOMIC。

ROSSIGNOL SUPER VIRAGE VIII TECH 161

結論を言うとこれでした、センター70mm以下、ラディウス13m程度のショートターン板。僕のやりたかった動きにピタッと合致するのがこの板です。板よりちょっと体の重心を前にして、たわませたエネルギーを後方からギュンと回しこんでくる感覚。綺麗な丸い弧を描くショートターンができた板でした。6年前、DEMO ALPHA Tiに乗って良い感触を得ていましたが、変わらずに存在してくれていました。たわみとトーションのバランスが抜群に良い。あともうちょっと手強さが欲しいのであればR22プレートが乗っている方ですが。僕には脚前が及ばないのでこちらでしょう。KONECTビンディングはレールがセパレートになっていて一見頼りないですが、板の出来がすこぶる良いのでプレートに頼らずとも高速域でコントロールできそうです。167cmがメインモデルですが、161cmでもいいかも。

OGASAKA TC-S.LIGHT 160

ご存知小賀坂のフラグシップTC-Sからメタルを抜いて軽量にしたモデルになります。プロファイルはTC-Sそのままに1/2で100gほど、板1ペアで200gほど軽量になっています。乗ってみると手強くないTC-Sで、トップとテールがすごくしなやかで「良い芯材使ってるな」と頷けるモデルです。ただ試乗機はSR585と硬めなプレートだったので足元の剛性感の主張が強すぎる。バランスを考えるとFM585の方がいいと感じました。カタログを見るとRACE PLATE WCR TEAM+RX12のコンプリートモデルも記載されてるので、価格も抑えられる且つ質の高いスキーを手に入れることができます。もっと突っ込むとPRD 12でも十分な板だと思います。TC-Sに乗りたい…でも強すぎるし値段が高い。でもKEO'Sは嫌だ。そんな人への答えをとなりうる板です。2級でもTC-Sに乗れる時代。さすが、小賀坂。

HEAD WC REBELS E-SL 165

いつものその3。これもブランシュたかやまでおなじみの板です。i.SL時代から4回くらい乗ってますが、これもE.SLRと同様物足りなくなった板でした。トップからターンが始まってエッジグリップするところまでは良いのですが、抜重してさあ次のターン行くぞ!とすると板がもたつく。ビンディング蹴りつけても加速しない。反応が鈍い。HEAD卒業です。もしかしてHEAD板ってブランシュたかやまだとバフが付いていて調子が良いのかもしれません。スキー場によって板の相性はあると思います。

Völkl RACETIGER SL 160

祝rMOTIONツールフリーでソールサイズ調整可能!今までプラスドライバーでチビチビ調整してたのが、一気にパタパタカタカタワンタッチ調整できるようになりました。ただビンディングが斜めに切られてるところは気になる人が出てしまうでしょう。左右対称の動きをしてなんぼのスキーに、左右非対称の部位があるのはいただけない。MARKERはここら辺考えて欲しいですね。板自体はNOIZE STの次にビシッとしたエッジホールドを感じられ、Völklらしく生真面目で狂暴性がチラつく板でした。転んだりミスしてとっ散らかってはいないのですが、普通に滑っていて右足に変な負荷がかかったようで今でも違和感があります。虎にアキレス腱を噛まれた。SLとSCの中間に小回り板を出せば良いのになって思います。ハッピーハッピーハーッピーとはなりませんでした。

DYNASTAR SPEED OMEGLASS MASTER SL KONECT 166

不人気、そして今回のワースト板。軽いですが、その分頼りない。怖くて板を傾けられない。傾けても応答性が無くターンを繋げるのに一苦労です。これって完全マニュアル板なんですか?

LINE TOM WALLISCH PRO 171

お口直しにネタ板。本来の僕のだらしない滑りするのにフリースタイルツインチップはピッタリ。高妻コースの荒れた斜面をフォームも何も気にせずにとにかく滑り降りる。ド後傾になってもテールが長いので安心安全。いつの間にかセンター付近がセミサイドウォールからフルサイドウォールになってますね。しかし形状から見ても全く気後れしません。TIGERSNAKEの強化版なので相性良いのは分かってます。この形状だとテールが引っかからないから大好きなんです。次ツインチップ買うとしたらTWP164cm買います。

OGASAKA KS-XX 162

小賀坂渾身の一機。カタログでも堂々1ページ使って紹介されています。赤や黒単色ではないデザイン、バンブーコア使用、若干のスワローテールとKEO'Sの名を冠していますが別物と言っても差し支えありません。乗り味も系統しっかりした基礎板というより、どんな滑りもできるオールラウンド板という感触がひしひしと感じられます。強者感のあるたわみ、完成感のあるトーションコントロール、独特のチップ形状は小賀坂の板ながらも型に嵌らない滑りを引き出してくれました。形状からして機能モリモリですが、滑ってみると「なんかわからないけど、凄く良い」と思わせてくれる板でした。1つ良い板が欲しい、1つの良い板でずっと滑っていたい人へ。小賀坂は凄い板を出してくれました。チビな僕でも162cmだとちょっと寸足らずを感じるので成人男性は167cmをお勧めします。試乗会でこれが乗れたら是非乗ってみてください。きっと何か得られると思います。



この日は朝からドのつくピーカンThe Dayでした。写真のように毛無山正面バーンはビシッと整地されていて、正面から見てもわかる急斜面に圧倒されました。来年はSUPERVIRAGEでチャンピオンコースに刻み付けてみたいものです。


Peak Finderを使って初めて知ったのですが、一番高く見える山が戸隠山だと勘違いしていました。実際は高妻山。戸隠スキー場のコース名にもなっている山ですね。シャルマン火打の火打山も見えます。黒沢岳の右に見切れてしまっているのが妙高山です。
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