厨火力

わたしのお花畑~

神立セッション(二回目) ~蛇は三度跳び、二度転ぶ~

2016-03-27 20:22:55 | 日々徒然


神立セッション二回目が決まり、前日の夕方からMGS2スケボーBGMを流しつつ怪しげな作業をする男が一人。ただ単にスキー板にホットワックス(ロウ)を塗布しているだけなんだけれども。普通は鏝のような小さいアイロンでロウを融かしながらロウを撫で付けていくんだけれど、うちにはちょうどいいサイズのアイロン(衣類をピシッとする普通の奴)があるのでそれを使います。温度調整ができるから融点が高くて解けにくいロウも塗ることができます。
ベースになる固いロウをまず塗り、その次に吸着性の良いロウを塗り、最後に滑りやすくなるロウを塗ります。三層構造でガリガリバリバリのアイスバーンが多い日も安心。のはずだった。



in神立高原スキー場。3回目にもなると行き慣れてしまって駐車もスピーディ。さあ、ぬえちゃんことTIGERSNAKEの出番だ。

FYNB「先着いたんじゃ^~はよう滑ろうやあ」

気が早いんだよなあ。リベンジしたい気持ちもわかるが準備運動をちゃんとしないと、死ぬぜ。
体を揺らしてウォーミングアップしてると冬鍋さん到着。あ!新しいウェアだ!ずりぃ!水色で女の子みたい!男の娘だ!僕も早く買わなきゃ(義務感)
あ、これまた招待券です一日楽しみましょうドゾー。

やけに高くて怖い麓のリフトから高速リフト乗り場まで。快晴、ド快晴(ちょっと雲が有ったので本来の快晴の意味ではない)。The Dayってやつです。スキー日和。The Day!! Honor the Game!! Drop in Hick!! Our Maple kicks Ash!!
前回のようにまずは流しでポルックス。すげえ。ぬえちゃんすげえ。やっぱり雪面に吸い付いてくる。朝一のまだちょっとだけ硬くて、だけどちょっとだけ凹凸のある雪面をほとんど板を叩くことなく滑りきれました。まさにゲレンデを這う蛇。ターンもよくキレてくれる。リフト乗り場に降りてくるころにはもうニヤけっぱなし。髭面のキムォイ顔がキムォクニヤけていたようです。ぬえちゃんゾッコンLoveです。
ペルセウスコースの出口周辺で森林の木陰があって、そこが大好物のガリガリアイスバーンになっていたので早速突入。うっはw滑ってターン効かn・・・ここでも雪面を這いまわる蛇になってました。センター配置のビンディングなので通常よりテールが長く、必要以上にケツを振らないためターンしても横ヅレが少ない感じですね。さすがに細かいターンをしようとするともさっとした操作感が露呈するけれども。

パーク!甘い響きだ。もうこの板履いたからには避けては通れぬ我々の主戦場(ミッドガルド)。なお初回二回目とビビリでキッカーすら飛ばなかった模様。プロキオンコースの白板山リフトと交わるところにあるポコジャン台でちょっと飛べた勇気を振り絞り、蛇は3回目にしてようやく飛びました。飛びました。感動でした。踏み切ると勝手に板が浮くんです。板軽いんです。サンキュー毒蛇、サンキュー鷲獅子(ビンディングはGRIFFON 13です)。調子に乗って傾斜のあるボックスウェーグシャア。ウェアが汚れました(血涙)

FYNB「ハイク、詠みません?」

アイエ?スキーナンデ?
微妙に違う。某忍殺忍者ではなく、ハイクアップパークのことです。フリースタイルやってる人でちょっと忍殺ネタが分かるなら「ハイクを詠め!」で大抵通じます。うん、通じないね。
場所は池の平高速リフト降りてすぐのところにあります。中くらいのキッカーが二つ、レール一つ、フラットワイドのボックス一つ、塩ビパイプ一つ、レギュラーボックス一つ。春でもフリースタイルは元気です。熱いんでウェア脱いで半袖になってる人もいますね。格好がそれっぽいだけで上手い感じ出ます。とりあえず一番簡単そうなフラットワイドボックスをストレートで。これが楽しい。何もトリックやってなくても、ジブに乗るだけで楽しい。でもちょっとだけかっこつけたいんで頑張ってみよう。冬鍋さんのやってるように横になってみて、着地は後ろ向き。ロックスライドからフェイキー。・・・それっぽいのできた。一回できると恐怖心が少なくなっちゃうので、あとはボックスと完全に垂直になることとランディングの形。上手い人はスキー板がぴったり揃ってるので参考に。フェイキーもなぜかあまり怖くない。こうなってしまうともう楽しくて楽しくて、滑っては登って滑っては登っての繰り返しでした。10mくらいの登り坂をスキーとポール持ってうんしょうんしょ。煩わしいんでポールをポイー、熱くなってきたんで上着もポイー、ついでに帽子とゴーグルもポイー。最後にヒートテックの袖をまくると完全にパークと戯れる住人になりました。冬鍋さんはボックスより滑りやすくて難しい塩ビパイプに挑戦してました。2,3回滑ったら慣れて普通に滑ってました。ワザマエ!

午前はここまで

太い♂ウィンナーを食べ終わったら午後の部が始まるよ
午後も元気にハイクを詠む二人。僕はフェイキーアウトじゃなくてレギュラーアウトをやってみたり。溜めが逆の脚になるのでフェイキーより難しいかもしれない。
そしてついに特訓としては初めてのミドルキッカー練習。ストジャン100本は基本です。解放値が高くてちょっとビンディングにブーツがはまりにくくなっている冬鍋さんをわき目にどんどんジャンプしちゃうおじさん。パークスクールのアドバイスを盗み聞きして自分で実践しちゃうおじさん。スクールの人は終盤180してましたが、僕はずーっとストジャンでした。キッカーに乗るまで体は小さく、膝裏、土踏まずの一番前あたりで両足同じ力で蹴る。怖がって後ろに体重を預けない。むしろ後ろに体重を残すほうが危ない。これはダウンヒルやファンスキー履いてる時も一緒。だからあまり後傾姿勢にはなりません。ただ、あんまり前に傾けすぎると・・・湯沢の大パノラマにFly Awayしてしま グシャ ザリッ ズルンズズズズ
落っこちました。あのまま体を丸めてたらフロントフリップできていたかもしれない。

時間はそろそろ日中のゲレンデ営業終了間近マジか。急いで下山してポルックスで追い撮り合いするホモ二人。板が安定するからって飛ばしすぎだってアーアー冬鍋さん追いつけてないじゃんアーアー。だってぬえちゃんが本当に優秀でソロ(片足滑走)でも全くブレないんだもの。次は上げてる方の足のテールをグラブってビールマンスピンみたくやってみたいですね。スパイラルシークエンスですね。昨今のグラブるってこういうことだったんですね!!!1111
あとリフト支柱の付け根が窪地になっていていい感じのRをしていて飛べるようになっているので、そこで小ジャンプ!気分はアドラーでテムズ川を溯りドイツ第三帝国の最後の大隊と第9次十字軍とが殺したり殺されたり惨殺されたり惨殺したり撃ったり撃たれたり斬ったり斬られたりする中に嬉々として狂喜のジャンプをするがごとく(70cmしか飛べてない)。そして同じ要領でポルックス中ほどにあるポコジャン台を横から侵入したら思ったより高く飛んでしまって、ベシャアするのはこの1分後くらいの出来事でした。マジあこなんなん・・・。リフトから見るとそうでもないのに、間近で見ると結構いいRしてて飛べちゃうんですマジか。みんなもお試しあれ。あんまり踏み切らなくてもぶっ飛んじゃうゾ。





試乗はしていたものの、それは来季モデルで長さも違うということで、もしかしたらとんでもないじゃじゃ馬かもしれなかったぬえちゃんことTIGERSNAKE。実際滑ってみたら試乗してみたもの同等かそれ以上の安定性を示してくれました。軽くしなやかでちょっとの無理もしっかりついてきてくれる良い子ちゃんでした。本当に買って良かった、出会えて良かった。




"我が生涯に一片の悔いなし"
あっあっボックスコケたときについた汚れが目立つやよっ
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神立セッション ~鵺と狐と月兎~

2016-03-21 15:11:51 | 日々徒然
いつの間にか慣れてしまった国道17号。この前のように谷川岳への道最後の登坂車線の手前を左に曲がる。集落を抜けるとそこは雪山だった。小雨は降ってるけど気にはなりませんでした。そいじゃ、準備して行こうかAtomicちゃん。

冬鍋氏「着いたやで。どこ行けばいいか教えてplz」

黄色と黒の迷彩にオレンジのパンツ。間違いねえ、奴だ。上田の狐だ。真田丸だ。
捕捉した相手に気づかれないように、遠回りに歩いて背後を取る。大事なのは相手に気配を悟られないように周りに溶け込むこと。
ぼくよしお。いまあなたのうしろにいるの。

冬鍋氏「ファッ!?ファファッ?!」

あらかわいい。これ招待券だから一日券と交換して、どうぞ。
この前と違うのは小雨がぱらつくところと朝一ということ。そしてガスがすごい。高速リフト乗り場から山腹までが見えない状態。こういう時は特に危ないので大中平高速リフトに乗ってポルックスコースを流してスタート。2~3回流したら池の平高速リフトへ。



すんごいガスです。視界が10mくらいしかききません。やっぱり危ないのでシリウス、ペガサス、ペルセウスコースはキャンセル。シリウスやペガサスなら平気ですが、この2コースを選択すると下ではペルセウスとヘラクレスという上級コースが蟻地獄のように待ち構えています。僕も前回これで大変な思いをしたので、今回は上級コースへは行かないことにしました。夢沢高速リフトでミルキーウェイだけは前回のリベンジとして挑戦したかったのですが、小雪で山肌がむき出しになっており滑走不可能で閉鎖されていました。残念。
白板山リフトに乗って頂上へ、このリフトはとにかく乗車時間が長い。10分弱空中に吊られます。いい休憩時間ですが、それでも長い。晴れていれば湯沢の山々の展望を楽しむことができるのですが、この日はすごいガスで隣の山はおろかコースの斜面も良く見えません。スバルをゆっくり降りるのが吉です。
ここで冬鍋さんが池の平リフトを乗っているときにチラチラ見ていた試乗会で良さげな板を履くことに。おまえ、チラチラ見てただろ2016-2017モデルがずらっと並んでいます。僕は何に・・・ってLINEのTIGERSNAKEじゃないですか!(URLは2015-2016モデルなので試乗会のとはデザインが異なります。来季モデルは蛇のロゴがあしらわれており、黒くて渋いけれども地味ではないデザインになっていました。)



板の長さは178cm。僕の身長が164cmで普段履きのAtomicちゃんが158cmなのでかなり長く感じます。こんな長い板扱えるのかと思ったらビックリ。雪面に吸い付くような安定性、そしてターンの容易さ。テールの引っ掛かりが全くと言っていいほどありませんでした。唯一の欠点は高速滑走時のキレがないこと。それでも凄まじい安定性で僕の雑なターンに応えてくれました。直線を滑っていて少々の凸凹なら何事もなかったかのように滑れちゃうので、まるで蛇が地面を這うように雪面に吸い付く感触を楽しめました。ロッカースキーは初挑戦でしたが神立に行く前から一目惚れしていた板に乗れたことと、そしてそれが素晴らしい板であったことに感動しました。一方冬鍋さんは柔らかいMajestyに乗ってました。ぽっちゃりムチムチで包容力のあるおねえちゃん板ですが制御が難しい板らしく苦戦していましたが、キッカーで驚きの跳躍能力を見せてくれました。

午前の部はこれまで。午後からはAtomicちゃんとお別れしてファンスキーを履きました。伸縮ストックを短くすることでフリースタイルっぽくなることを学習しました。そして僕はショートスキーを履くと、こじんまりした滑りになって可愛いということを冬鍋さんにGoProで撮ってもらって気づきました。が、何でもないところで引っ掛けてコケる。キッカーでもビビッてグシャる。そうそう、GoPro撮影やったんですよ。冬鍋さんの180やミュートグラブを頑張って撮ったのですが、並走や追走ってかなり技術がないと難しいんですね。ショートスキーでも難しいのにカービングスキーなんてもっとやりにくいんだろうなあ。
そして午後は別の板を試乗しました。ATOMICのINFAMOUSです。これは176cmです。完全にメーカーで選んだけど大丈夫か?・・・ダメでした。高速滑走時のキレと安定性はさすがのATOMICですが、細かいターンをするとテールが引っ掛かる感触がどうもだめでした。そしてPARK向けロッカースキーなのにうしろに体重を預けられない不安定さ。思わず「うーん、無いな」と言ってしまいました。ごめんよATOMIC。もう一本PUNXらしき板があったけれどもそっちに乗ればよかったかもしれない。後悔。時間も迫っていたし一本滑るだけで返却しました。



午前は小雨が降る悪天候でしたが、午後は気温が下がってリフトで山腹まで行くと粒の小さい雪が降っていました。そして神立パーク初侵入はとても楽しかったです。間近で上手い人の技を見るのはとても新鮮な経験でした。そしてTIGERSNAKE。一目惚れがゾッコンになってしました。近いうちにスキーファミリーに加わると思います。
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だがしかし8話見ました。

2016-03-12 22:16:47 | 日々徒然
ニコニコ動画のトップにほたるさんが「実はね・・・」って顔してたので勢いでクリックしました。
ほたるさんの声があずにゃんでさやしちゃんの声がぬーさんだってことは事前に分かってたんですけど、ほたるさんの声良いですね竹達さん。良い感じにお姉さんしてますね。もっとにゃんにゃんボイスかと思ってましたよ。ぬーさんは、いつもどおりっすね。
ココノツくんの声はもっとショタショタしてると思ったら意外と男の子。やはり同人だけの情報や先入観じゃ実態は掴めませんね。
オープニングソングは格好よく、でも作品と剥離してない。エンディングはいつもの竹達さんですね。
とてもまとまったいいアニメだと思いますよ。深夜アニメという物自体あまりピンとこない僕が、珍しく満足できたのは自分でも驚きです。
でもチャンネル入会するほど見たいって程じゃないんだよなあ。もしかしてアニメ嫌いになってるのかも。
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雪山part3

2016-03-06 22:22:30 | 日々徒然
流行りものに疎いはずの僕がインフルエンザにかかってしまったり激動の2月だったなあと思います(今更の省み)。
そんなんでインフルエンザにかかっていた週+次の週以外は雪山に行ってました。前の雪山記事の続きみたいな感じで読んでくれるとうれしいです。

[その5]須原スキー場

魚沼市のはずれ、広神のほうにあるスキー場です。正面だけだとそんなに広くないかな?という印象ですが、4人乗り高速リフトに乗って山頂に行くと山の裏側もコースがあることに驚きます。その広さ僕が小学4年生の時に吹雪の中遭難しかけたほど。ただコースアウトしただけとも言う。
近年のパーク需要にこたえるようにキッカーが設置されたアトラクションコースが増設されてました。僕は一番下の小さいキッカーでビヨーンビヨーンと遊んでました。
行った日の前半は気温が高かったのですが、3時過ぎから急に冷え込んできて吹雪にもなりました。コースアウトはしませんでしたが盛大に転ばせてもらいました。
難易度:☆☆☆(Extra)



[その6]古志高原スキー場

長岡市山古志、旧山古志村にあるスキー場です。長岡から行くと片田のバイパスを降りて左に行き、山古志の道なりを進んで栃尾へのトンネルを過ぎてちょっと入ったところにあります。詳しくはカーナビに頼ったほうがいいね。
小さなスキー場で全体が8の字の形になっています。リフトも一つだけ。しかし半日券が2000円と安いしレンタルもこれまた安いので、地元民にとってはお手軽なスキー場となっています。8の字の下段迂回コースの最後に大きなキッカー、というよりジャンプ山ができてて小学生が挑戦してました。けど山があまりに大きすぎてスピードを出さないと頂点にすら滑りにいけません。僕も一回挑戦しましたが、大きな山の割にピョン程度しか飛べませんでした。山が大きすぎて怖いともいう。
難易度:☆(Easy)



[その7]神立高原スキー場

国道17号線をひたすら南進。南魚沼市から湯沢町に入るころには国道から右に曲がろうが左に曲がろうが何れかのスキー場に着くであろう道をまだ南進。谷川岳トンネル直前の最後の登坂車線を登らずに小さな集落への道を左折。ちょっと行くと巨大な白い馬のロゴが描かれた建物があります。湯沢最奥のスキー場、神立高原です。
湯沢のもっとも奥であることは関東から最も近いということで、駐車場には関東ナンバーの車だらけ。長岡ナンバーや新潟ナンバーを探すほうが難しいくらいです。
まず麓から広場へ行くリフトに乗り、そこから3つの高速リフトに乗ってコースに行きます。しかしこれが広い。さらにちょっと滑っていくと白板山リフトというのがあって頂上まで行けます。そして頂上から撮った写真がこちら(ワンツースリー)
あまりの雄大さ、悠大さに人目も憚らず頬に熱いものが伝いました。自然はすごいなと、ここまで来れるようになったかと。調子をこいていたら、

この急傾斜である。もちろんずり落ちるようにゆっくり滑らせてもらいました。

じゃあ僕は魔理沙ちゃん!一番左のロフトに乗るといけます。高速急傾斜急カーブのミルキーウェイコース。ダウンヒラーの性分でスピード出していたらいきなりフワッと体が浮き上がりそのまま2回転、そして高速顔面大根おろし。痛かったですよ。ニキビが根っこごと取れましたもん。こういうのやるとヘルメットとかフェイスカバー欲しいなって思いますよね。

パークが2種類あるのですが、パークでなくてもこういう小さいキッカーがちらほら。油断してると乗ってしまいヤッフーしてしまいます。僕もさせてもらいました。周りがフリースタイルスキー履いて飛んでる中。一人アルペンスピードスキーを履いたものが申し訳程度のジャンプ。楽しければいいんですよヤッフー。

流石にこのクラスのキッカーは乗る勇気がありません(推定全長7m)
難易度:☆☆~☆☆☆☆☆(Nomal~Lunatic)
天候にも恵まれ、また初めて行ったこともあった高揚感で最高でした。もうライバーやパンツァーの語彙の無さ、脊髄直結言語野で行こうと思います。

スキーはいいぞ
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