JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

鳩ノ巣 森林の楽校2015

2015-08-23 | 多摩の奥 森林の楽校
8月23日(日)に
東京都奥多摩町で行われた
「鳩ノ巣 森林の楽校」の報告です。

参加者は、28名(内地元2名)でした。


参加者の声


友人に誘われ、鳩ノ巣森林の楽校に参加しました。
元々登山が好きだったので、「山での作業」というフレーズにとても惹かれました。
授業の中身はノコギリとナタを使って杭を作ったり、木登りや間伐したりと、盛り沢山な内容でした。
教官の中嶋さんは身のこなしも知識も素晴らしく、教え方や話し方なども「山人」という風情で、
何でもかんでも何でもないことのように教えてくれましたが、自分でやってみると余りの出来なさぶりに驚きました。
中でも木登りについては「ブリ縄」という木に登るための、棒きれに只縄を結んだだけの道具で、木に登れてしまう驚愕の技と知識を教わりました。自分で作ったそれで一段だけ檜に登った時の風景はいつもと違い、とても爽快でした。他にもそれさえマスターすればかなり大きなものも小さな力で運べてしまうロープの結び方を教わり、たった1本のロープが出来ることはこんなにもあるのかと、奥の深さに驚くばかりでした。
午後は、間伐を行いました。これこそ午前中に習った技の数々を駆使する作業でした。
倒す際には地味なナタがかなり重要な役割を果たします。ナタなんて、鋸さえあれば別に要らないのでは?と思っていましたが、ナタにしか出来ない仕事がここにありました。
いよいよ倒す際にはロープの出番です。指示ロープとサブロープを使って、木の倒れる方向を誘導するのですが、引っ張り方にも様々なポイントがあり、その通りに引っ張ってはじめて倒したい方向に倒れるんだということを知りました。
私は木を倒れるまで鋸で倒す担当になったのですが、鋸を引いても引いても、一向に木は倒れず、待っているみんなに申し訳なく思いながら只管引き続けました。腕の力も限界に近づいた頃ようやく木が倒れました。倒してみると、誤解を恐れずに言えば「私が倒した」という達成感で一杯になりました。
倒した後は鋸で枝を落として、下の方へ滑らせて運ぶのですが、ここでもロープを使います。きちんと力をロープに伝えるにはそれなりのコツがあることを体で学びました。
鳩ノ巣森林の楽校で学んだことは、山での作業や体の動かし方、道なき道の歩き方、全て小さな力で疲れず効率的に行うためのロジックに基づいていて、とても興味深いものでした。
教官の中嶋さんは勿論ですが、樹恩メンバーの方々も指示が的確で、何が分からないかを察してくれたり、中嶋さんの難易度が高い指示は分かり易い言葉で言い直してくれたりと、特に富井さんには本当に助けて頂きました。最後の懇親会で樹恩メンバーが歌って踊る場面があったのですが、うちの班長は大分踊りが他のみんなに比べて遅れていたので、もう少し練習が必要だねと友人と話していました。
とてもよい一日でした。また参加できる機会があれば是非参加させて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。



コメント    この記事についてブログを書く
« 霧の高原 森林の楽校2015夏 | トップ | 【関西中国】中坪・そば蒔き »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

多摩の奥 森林の楽校」カテゴリの最新記事