天后堂の関帝神像( Skylight / PIXTA)
前回:【三国志を解釈する】(6)張飛と劉備 剛と柔の組み合わせ
劉備と張飛との出会いに続いて、ついに関羽の登場です。張飛の声は雷のごとく、勢いは奔馬のごとくというものでしたが、関羽の相貌は神将のごとく、一身に神威を帯びており、一見しただけで人々に畏敬の念を覚えさせるものでした。関羽は身の丈9尺(後漢の尺度では約208cm)、髭の長さは2尺(同じく約46cm)、熟した棗(ナツメ)の様な紅顔、唇は朱を塗ったよう、切れ長の目、太く逞しい眉を持ち、その風貌は堂々たるもので、威風は凛々たるものでした。
この様な人物は、生涯忠義を尽くし、強く勇ましく不屈であり、生まれながら人に屈しないと定められているのです。そしてその外貌は、劉備の目を通して表現されたものです。
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