「三重のエシカル募集」がスタートして一週間。先週は飯高方面、今週は大台方面へと募集のお願いに走り回っています。
その途中に訪れたのは旧勢和村、多気郡の丹生大師さんにほど近い場所、新緑に映える田園地帯にポツンと佇む一軒のレストラン兼物産直売所「まめや」さん。
こちらで販売される食材は全て農家直送、食品は手作り加工品。「まめや」の名だけあり、豆腐や油揚げ、おからなどの豆製品の他、様々な野菜や竹細工(竹トンボや花活け)などが店内に並んでいました。
販売される食品は隣接する食品加工所で手作りされ、なかでも大鍋で大豆を茹でるところから始める豆腐はお奨めの一品だそう。
かつてはこの地方に17件あった豆腐屋さんも今ではたった一軒となり、そこの御主人に昔ながらの丁寧な作り方を教わったのだということです。
こちらの「まめや」さん、実はとっても意欲的な取り組みをされています。その一つが「農村応援費」
近隣の農家から野菜を直接買い取り、売上の5%を「農村応援費」として活用。それを利用して「おから堆肥」を作り、地域の農家へとお渡しする。このサイクルを創り出すことで「おもしろみ」のある野菜作りに繋がったそうです。
「まめや」代表取締役の北川静子さんは「大量生産大量消費ではなく、少しの生産量でも様々な種類の物を販売できる場所が必要ではないか」という観点から、近隣の方々と共同出資してこの「まめや」を立ち上げられました。
大規模な専業農家ではなく、近隣のおじいちゃんおばあちゃんが"楽しみながら"育てた野菜を販売できる場所、利益と共にコミュニケーションを生み出す場所を作りたい、その思いが「まめや」という形となって現在を迎えています。
「私達にとっては何気ないただの田園が実は大切なものなのだと、外から来るお客様に気付かせて頂いている」という言葉が心に残りました。
お話を伺っている間にも、お子様からご年配の方までがお店に出入りし、直売所は繁盛しているご様子。
こちらでは料理教室も行っているそうですが、なんと自然の中を歩いて食材を集めるところからスタートするというユニークなもの。地元高校の体験学習先としても利用されているようですが「こんなんたべられるんや!!」という高校生の声も多数とか…
こちらでもやはり「高齢化」と「後継者不足」という問題はあるものの、自分たちの住む地域が良いところであることに「気づく」ことが活性化への第一歩。
単なる地産地消を超えた「農業」をキーワードにしたコミュニティビジネスが形となって現れた、素敵なエシカルにあふれたお店でした。
お忙しい中突然お邪魔したにもかかわらず、お話して頂いた北川代表他スタッフのみなさん、ありがとうございました。
向井 大輔
その途中に訪れたのは旧勢和村、多気郡の丹生大師さんにほど近い場所、新緑に映える田園地帯にポツンと佇む一軒のレストラン兼物産直売所「まめや」さん。
こちらで販売される食材は全て農家直送、食品は手作り加工品。「まめや」の名だけあり、豆腐や油揚げ、おからなどの豆製品の他、様々な野菜や竹細工(竹トンボや花活け)などが店内に並んでいました。
販売される食品は隣接する食品加工所で手作りされ、なかでも大鍋で大豆を茹でるところから始める豆腐はお奨めの一品だそう。
かつてはこの地方に17件あった豆腐屋さんも今ではたった一軒となり、そこの御主人に昔ながらの丁寧な作り方を教わったのだということです。
こちらの「まめや」さん、実はとっても意欲的な取り組みをされています。その一つが「農村応援費」
近隣の農家から野菜を直接買い取り、売上の5%を「農村応援費」として活用。それを利用して「おから堆肥」を作り、地域の農家へとお渡しする。このサイクルを創り出すことで「おもしろみ」のある野菜作りに繋がったそうです。
「まめや」代表取締役の北川静子さんは「大量生産大量消費ではなく、少しの生産量でも様々な種類の物を販売できる場所が必要ではないか」という観点から、近隣の方々と共同出資してこの「まめや」を立ち上げられました。
大規模な専業農家ではなく、近隣のおじいちゃんおばあちゃんが"楽しみながら"育てた野菜を販売できる場所、利益と共にコミュニケーションを生み出す場所を作りたい、その思いが「まめや」という形となって現在を迎えています。
「私達にとっては何気ないただの田園が実は大切なものなのだと、外から来るお客様に気付かせて頂いている」という言葉が心に残りました。
お話を伺っている間にも、お子様からご年配の方までがお店に出入りし、直売所は繁盛しているご様子。
こちらでは料理教室も行っているそうですが、なんと自然の中を歩いて食材を集めるところからスタートするというユニークなもの。地元高校の体験学習先としても利用されているようですが「こんなんたべられるんや!!」という高校生の声も多数とか…
こちらでもやはり「高齢化」と「後継者不足」という問題はあるものの、自分たちの住む地域が良いところであることに「気づく」ことが活性化への第一歩。
単なる地産地消を超えた「農業」をキーワードにしたコミュニティビジネスが形となって現れた、素敵なエシカルにあふれたお店でした。
お忙しい中突然お邪魔したにもかかわらず、お話して頂いた北川代表他スタッフのみなさん、ありがとうございました。
向井 大輔