絵手紙タイムカプセル館 スタッフブログ

長野県栄村より、絵手紙株式会社&絵手紙タイムカプセル館のスタッフが、栄村や絵手紙教材に関する情報などをいち早くお届け。

今年も「新緑の絵手紙列車」運行しました♪

2009-05-25 15:14:26 | Weblog

5月22日~23日は、栄村名物・絵手紙列車の運行日でした。
今年は芽吹きが早かったせいか、すでに「深緑」に変わりつつあった北信州の景色。
この時季いつもJR飯山線沿いを彩っている薄紫色の「桐の花」も終わりに近づいており、あまり目立たなかったように思います。

今回、絵手紙スケッチの講師をつとめて下さったのは埼玉県の柿沼佑子さん。
ざっくばらんで、とても自由な発想をお持ちの先生です。
柿沼講師を中心に、一行は千曲川沿いを眺めながら楽しくスケッチを進めていきます。



この絵手紙列車にはなぜか毎回、NBS(長野放送)が取材に来てくれます。
その日の夕方、長野県全域にニュースの一部として絵手紙列車のもようが流れるのです。
それを知らずに参加した皆さん、「え!テレビの取材?」「ちょっと~緊張するじゃないの」と言いつつもまんざらでもない様子。
でも、テレビカメラが入ったことで列車内にはほどよいドキドキ感が生まれたようですね。




↑インタビューを受ける、東京の内田さん。栄村でのイベントには毎回
 参加して下さる内田さんは、インタビューでも「栄村が大好き」とお話を
 して下さいました。同日のスーパーニュースでもバッチリ放送されましたヨ。

12:52、列車は森宮野原駅(栄村)に到着。着いたらすぐにお弁当が配られます。お弁当は栄村でとれた食材を使った季節膳。とても好評でした。

続いて向かったのはこの季節にしか採ることのできない「ネマガリタケ」「ワラビ」が群生する山菜農園。山菜採りは今回の目玉イベント。くもり空で暑くも寒くもないちょうど良いお天気に恵まれたこともあってか、みなさん張り切って山菜を収穫。

ネマガリタケはちょっとした竹藪の中に入っていかなくては採れない代物です。地元の人でもあまり積極的には入りたくない藪の中に、みなさんどんどん分け入っていくのでスタッフもびっくり。ネマガリタケはポキっと折るだけで簡単に収穫できますが、バケツ1杯分くらいのタケノコを抱えて出てきた方にはさすがに拍手が送られました(笑)。あれれ?ところでみなさん、スケッチを忘れてませんかー?


↑わらびとり。広大な山菜園だから、採っても採ってもキリがない!


↑この写真、後方に見えているのが竹藪です。ひじょーに迷子になりやすいので注意!


新緑まぶしい山で山菜採りに興じたあとは、みなさんどーっと疲れた様子。
結局スケッチもせず、予定を早め、宿泊先の「トマトの国」へ向かいました。
夕食交流会では参加者29名が楽しく飲んで、食べて・・・
そして、朝取材があったNBSのニュース(録画)を全員で観ることができました。
「やだ、私が映ってる!」「恥ずかしい」み~んなで大盛り上がり!

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さて翌朝、天気予報のうそつき!と言いたくなるような冷たい小雨が・・・
でも今日は室内での講座。柿沼講師から、とても面白いご提案をいただいたのです。
「藤のさやで文字をかく」「周辺に生えている葉っぱの拓本をとって絵手紙にする」
いずれも、筆や顔彩は使わず、自然のものだけを使ってかく絵手紙の講座です。


↑藤のタネは15cmほどのサヤに、豆のようにおさまっています。タネが落ちたあとのサヤは放っておくとらせん状にくるんと丸まって硬くなります。それを拾っておけば、何年でも保存可能だそうです。その「サヤ筆」は、先がペンのように尖っていて、まさに天然の筆記用具。墨をつけてかいてみると、なぜだかとっても味のある字になりますね。



↑こちらは、フキ、ワラビ、笹などの葉っぱを拓に採ったもの。葉っぱの上に薄手の紙を置き、拓本墨や色とりどりのクレヨンを使って紙をなぞっていきます。
「葉脈って、こうなってたのね」「小さく柔らかい葉っぱでも拓本がとれるんですね」など、いろんな発見があったようです。


とっても楽しかった2日間の講座もいよいよ終盤。
雨もあがったところで集合写真を撮りま~す!
うーん、こうして改めて写真を見ると、新緑が美しいですね!
いやいや、みなさんの笑顔も負けてませんよ♪


さて、名残惜しくも13:31に列車は出発。聞くところによると、ほとんどの方が帰りがけに長野駅で善光寺(御開帳)に立ち寄ったとのことです。すごいパワー。。。

またお目にかかれることを楽しみにお待ちしております♪

















芝桜がきれいです♪

2009-05-18 09:43:13 | Weblog

昨日は冷たい雨が降っていた栄村ですが、本日はうってかわって
お弁当を持ってスケッチにでも出かけたいような晴天です。
(ちょっと、いやかなり風が強いのですが・・・)

さて、昨年の今頃でしょうか・・・タイムカプセル館脇の斜面が
雑草だらけになってしまい、「何か花でも植えれば?」とお客様
からもチクリとご指摘があり、いろいろと考えた末に手のかからない
「芝桜」を植えこむことにしました。
園芸家さんが持ってきてくれた苗はピンク、白、紫、ブルーの4色。
ピンクと白しか見たことのない私にとっては、紫とブルーまで!?
なんて贅沢な・・・
「きっと、やわらか~いパステルカラーの可憐な花が、来春には
館のまわりを彩ってくれるのだろう・・・」
と、とても楽しみにしていたのです。

しかし、季節も変わり、周囲は見渡す限り白銀の世界に・・・
雪との格闘が始まれば、春に咲く美しい花のことなど案じている
余裕はありません。
そして、長い冬が終わるころにはその「芝桜」の存在すらすっかり
忘れていたんです。(ゴメンナサイ)

そしてそして、5月上旬。
通勤時に気づいたのですが、館の横にピンクやら青っぽいものがチラチラと
目にとまり・・・
ん?そういえば、あれは去年植えた芝桜では?・・・思い出した!

忘れていたなんて言えず、事務所に入ってスタッフに
「芝桜咲いたんだね!」と喜び勇んで話すと
あっさり「3、4日前から咲いてましたよ~」との返答。
な、なんてことだ・・・あれほど楽しみにしていたのに。まるっきり忘れて
いた上に、毎日通っていて気付かなかったなんて。恥ずかしい。



気をとりなおし・・・どうですか、かなりきれいですよね?
な~んにも手入れしなかったのに、こんなに美しく咲いてくれるんですね。
来年以降は、もっと増えてもっと見ごたえが出てくるそうです。
いやー、来春こそは忘れないようにしよう。

建物を入れて撮影する予定でしたが、運悪く建物横にブルドーザー
がいたため、花だけの写真になりました。
(とりあえず、まわりの雑草はご勘弁を。今週から草とり開始します。)

芝桜はそろそろ終わりですが、このあと紫陽花が花を咲かせる
予定です。
そして、カプセル館・2009年の一大プロジェクト、
「あさがお」について近日中にご紹介いたします。
お楽しみに!









ブログ再開しました♪

2009-05-01 16:41:28 | Weblog
すっかりご無沙汰してしまいました。
みなさんお元気ですか?
今年は、ブログを毎週更新!を目標にがんばりますので
どうぞこまめにチェックしてみて下さいね。

栄村は、先週まで「本当に4月!?」と言いたくなるような
冷え込みが続いていました。
そんな中、絵手紙タイムカプセル館が主催する
「雪国の春・スケッチツアー」が開催されました。
(4月22日―23日)

講師をつとめて下さったのは、埼玉県の阪本里美さん。
日本絵手紙協会の公認講師で、笑顔のすてきなとっても明るい
先生です。

4月の冷え込みかたも異常だったけれど、同様に今年の冬の
暖かさときたら・・・
その影響で、桜の木は早々と目覚めのときを迎えてしまい
ました。4月なかばには満開を迎え、ツアーの皆さんをお迎え
するころにはすでに花はナシ。急きょ「葉桜スケッチ」に
気持ちを切り替えられる参加者のみなさん、さすが絵手紙愛好者。
誰ひとり文句を言う人はいません。
中には「見て!桜の花びらが絨毯みたいになっててきれい!」
と言い、地面に散った桜をスケッチする人も。そういうところに
目をつけていただけるのも、主催者としては嬉しいことですね~。



しかし・・・、この日はひどく寒かった!
スケッチするみなさんの手も震え、背中にカイロを貼ったり、
鼻水をすする音もきこえはじめ・・・
桜が見られなかったのはまだよしとして、この寒さをどうする?
主催者としては、参加者に風邪をひいてもらうわけにはいかない!
とりあえず、今夜の夕飯のことでも考えてもらって少しでも
楽しい気持ちになってもらわねば、と思っていたところ、
「桜以外の景色もきれいね」「本当に空気がおいしいわね~」
と、もうそれぞれに前向きなネタを見つけて楽しんでいらっしゃる。
脱帽です。



スケッチを終えた一行は、宿泊先の「トマトの国」へ向かいます。
そこでは阪本先生による講評の時間を設けました。
先生のご指導に聞き入る皆さん。とても真剣です。



そして、なごやかな夕食タイム。山菜がもっとも美味しい季節
だけに、夕食のメニューは山菜づくし。全部とれたてですからね。
都会では絶対に味わえない美味しさですよ~。

そして翌朝、午前中はわら細工づくりと山菜を描く講座の時間。
苦戦したのが、「わら細工」でした。
阪本先生のわら細工は、とっても可愛いお馬さんのかたちで
一見そんなに難しくなさそう。でも、やってみるとこれが
一筋縄ではいかないんです。
1時間あまりの苦闘の末、なんとか全員のお馬さんが出来上がり
ました。下の写真は大成功例。


楽しかった講座も、いよいよ終わりの時。
参加者全員で輪になり、「春の小川」をうたいながら絵手紙の
交換をします。ここで出会えたのも何かの縁。この日の出会いを
いつまでも大切にしていきたいですね。


阪本先生、そして53名の参加者のみなさん、本当に
お疲れ様でした。

■栄村では定期的にスケッチツアーを開催しております。
ご興味がおありの方は・・・
絵手紙タイムカプセル館 0269-87-1920までお電話下さい。