3月15日 いよいよ山路智恵絵手紙美術館別館が 森宮野原駅前にオープンしました。
今回は「桜と春の花」をテーマに約100点程の絵手紙を展示しております。
期間は5月31日まで 火曜日休館です。さくら色に染まった山路智恵絵手紙美術館・別館にぜひお立ち寄り下さい
桜の花は毎年描いています。不思議なもので、その年によって、桜吹雪が私のかわりに泣いてくれているように見えたり、満開の笑顔で「ありがとう」とつぶやいた春も。
昔、祖母とお花見をしながら描いていた近所の桜には、日常のやわらかな光がどれだけ幸せなことか教えられました。お花を見ていると、「一瞬一瞬を精一杯生きよ」と言われているような気がします。笑顔が笑顔を呼ぶお花の魔法で、描いているといつの間にか元気になっています。私も笑顔を踏んばって、根っこのある人間になれたらいいなと思っています。
誰も見ていない冬に、水ややさしい光を与えられた喜びは、心に深く刻まれます。人もお花も同じです。私も自分の花を咲かせるために、種をゆっくり育てていきます。
今日は見に来ていただき、ありがとうございました。季節のお花を楽しんでいただけたら、とてもうれしいです。
山路智恵