絵手紙タイムカプセル館 スタッフブログ

長野県栄村より、絵手紙株式会社&絵手紙タイムカプセル館のスタッフが、栄村や絵手紙教材に関する情報などをいち早くお届け。

いよいよ始まります。

2014-04-15 09:46:31 | Weblog
2014年4月15日火曜日


ここ最近は天気のいい日が続き、栄村の雪解けもどんどん進んでいます。
新緑の季節がもうすぐやってきます。





鳥甲山(とりかぶとやま)もきれいです。

雪解けとともに始まるのが、『田おこし』です。

雪の下で眠っていた田んぼの土をトラクターなどで起こします。
「今年もよろしく~♪」
そんな気持ちでいつもトラクターに乗ってます(*^^)


でも、その前に…

できるだけ早く田おこしをしたいので、栄村では雪をショベルカーなどを使い「雪かまい」をします。



栄村では雪を掘ったり、飛ばしたりするとき「かまう」と表現します。

栄村の人「あちゃ、雪でもかまってくらぁ」
標準語「それでは、雪でも掘ってくるかな。」

合ってるかわかりませんが…たぶんこんな感じだと思います(;´∀`)
栄村生まれ栄村育ちの私には「かまう」をどう標準語に直していいのかわかりません。


タイムカプセル館の近くの田んぼもショベルカーで雪をかまっていました。

こんな感じです。



こうして掘ることによって雪が融けやすくなります。
太陽の熱が上からあたり。
下からは太陽の熱で暖められた地熱で雪を融かします。

また、雨が降れば間に水が溜まり、その水が雪を融かします。

昔からこういうふうに雪を早く融かす工夫をしてきました。
私が産まれたころから、春先の田んぼはこういう形をしていたので、なんとも思いませんでしたが、
改めて考えてみると、とてもすごい知恵だと思います。

雪国ならではの知恵。
最近は雪も少なくなってきましたが、こういった知恵はこれからも大切に受け継いでいきたいです。

今年も美味しいお米ができますように…
皆さんもぜひ!!
栄村の美味しいお米を食べに来てください。