美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

クラス通信 2006年9月19日

2006年09月19日 | クラス通信Ⅰ(C組高2~高3)
◆小泉政権が幕を閉じようとしている。この5年間の政治の動きはめまぐるしいものがあった。市場原理を貫く姿勢、郵政民営化・・・日本国の首相の思いは、多くの政治家を巻き込み、今までにないわかりやすい(?)姿で私達の目に、マスコミを通じて飛び込んできた。
マスコミが作り上げてきた報道のイメージが正しいものなのか多少ゆがめられてものなのかはわからない。
ただ、「事実の断片をつなぎ合わせることで、間違った全体像(イメージ)を生み出す」ことが出来る。ということは、高校3年生の君達の認識するところでもある。気をつけなければいけない大切な教訓である。
この5年間の小泉政権、日本の変化への評価は君達一人一人にゆだねよう・・・

◆枝葉末節の出来事ではなく大きな全体をつかむ力はとても大切な力である。
3Cの君たちに語れる場面も残り少なくなってきたが、この全体をつかむ力は忘れないでほしい。そして、全体をつかむために何が必要かということをこれからの学びのテーマとしてほしい。
英語力判定試験。これは君達の人生から見れば小さな出来事に過ぎない。しかし、その試験に臨んでいく、取り組み「姿勢」は君達の人としての生き様そのものとなっていく大きなものである。

◆1度きりの自分の人生をどう捉えて、どんな生き様を刻んでいくのか。真剣に考えていきたい。
人生の乗り換え切符は簡単には手に入らない。
今向いている方向、毎日の生活のあり方、目の前の学校生活への取り組み。
一日一日が積み重なって一人の人格が構築されていく。
高校時代、やり残していることはないだろうか・・・
改めなければならない自分の姿はないだろうか・・・
大人として見られる覚悟は出来ているだろうか・・・
そして、自分を本当に大切に出来ているだろうか・・・

真剣に自分をみつめよう!
社会をみつめよう!
そして、生き方を見つめよう!

◆親を殺し、子を殺し、友を殺し・・・今のこの状況はなんだろう。これは明らかに日本がダメになった姿である。
国を豊かにするということは、経済繁栄のことだけを言うのではない。
その国の民の心が豊かになることとあわせて考えたい。
人と人とのふれあいで、心が和らぎ、和み、そして、自分も他人も豊かに幸せになる道を真剣に考える人となるように成長していってほしい。
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