美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

玉岡かおる著 『天涯の船』(上・下)

2013年06月19日 | 私の本棚

玉岡かおる著 『天涯の船 上・下』

「家」と「歴史」に人生を左右された、みさおという一人の女性。

みさおと光次郎(松方幸次郎)の出会い、別れ、再会。

国立西洋美術館のコレクションのベースとなった松方コレクションの収集のいきさつ、神戸、アメリカ、そしてヨーロッパを舞台に展開していく物語に関わる人間模様がリアルに創作されており興味深い。

明治から昭和の時代に生きた「人を思い続ける」「人を思いやる」日本人の心は現代でも大切にしたい・・・

いい本です。

 

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