予告編からして、泣いてしまいそうなシーンの茶川竜之介(吉岡秀隆)と古行淳之介(須賀健太)との抱き合う場面では、やっぱり泣いちゃいましたね・・・て感じの映画ALWAYS 三丁目の夕日見てきました。
ストーリは・・・、(ネタバレあり)
自称文筆家・茶川竜之介の駄菓子屋とちょっと見栄っ張りの自称自動車工場(実は、ちっちゃな修理屋)「鈴木オート」社長・鈴木則文(堤真一)のお向かい同士が繰り広げる昭和30年代初期、東京タワーがまだ建設中のころのお話。
戦後の苦労を引きずりながらも新しい時代の幕開けの期待に胸膨らませる下町の住人が、冷蔵庫に歓喜し、テレビの力道山プロレスに町中が狂喜乱舞する・・・、そんな物質的に今ほど恵まれていないのに何故かその空間には暖かさが感じられる。
そんな昔の下町ではごく当たり前の光景の世界に二人の新しい住人が現れた・・・。
一人は、鈴木オートへ集団就職で東北からやってきた星野六子(堀北真希)と母親に捨てられストリップ小屋から元ストリッパーで今は居酒屋の女将・石崎ヒロミのもとへ連れてこられた少年・古行淳之介。
しかし、淳之介は、ひょんなことから茶川の家に居候することに・・・。
そんな淳之介と竜之介のギクシャクした生活は、時間とともに「赤の他人」の関係からかけがいのない存在になっていく。そして、淳之介と竜之介の関係は、ヒロミと竜之介の恋の架け橋ともなって・・・。
そんな鈴木家と茶川家のドタバタ劇が、人情あり笑いありで楽しめます。
で、クライマックスは、淳之介と鈴木オートの息子・一平(小清水一揮)が、淳之介を捨てた母親のもとを尋ね、母の再婚相手に冷たくあしらわれ、夜遅くに帰宅する場面で、鈴木が息子を打つよりも先に茶川が竜之介を泣きながら叩くシーンは、予告で見ていたにもかかわらず泣けちゃいました。
「お前と俺とは、赤の他人なんだからな・・・。」
という台詞、何回となく映画の中で使われますが、その度にニュアンスを上手く使い分けている吉岡君が良かったですね。で、その台詞を受ける須賀君の表情もいい!!
この映画のもう一人の主人公とも言える六ちゃんこと星野六子は、集団就職で家から追い出されたと思い込んで、盆も正月も郷里に帰ろうとしない。そんな六子に鈴木夫妻がクリスマスプレゼントとして青森行きの切符を送り、六子の母親から毎月のように送られてきていた六子を思いやる手紙を渡しながら、「里心がつくといけないから、あえて冷たく送り出したって・・・。」という鈴木の妻(薬師丸ひろ子)と六子のシーンに本当の親の愛情を感じて胸が熱くなりました。
この他にも宅間医師の家族の話とか竜之介とヒロミさんの恋物語とか、新物好きのタバコ屋のおばちゃんとか・・・色々な人間模様があって、ほ~んわかとした気分になりました。
六子を見送り、夕日に輝く完成した東京タワーを見ながら丘に立つ鈴木家の家族達・・・頑固で怒りっぽいけど心優しい父親、その父親を立てながらもしっかり手綱を握って明るく大らかな母親、そして友達を思いやる少年・・・、今では、なくなりかけている家族の素敵な姿がそこにありました・・・。
この映画、完全ハッピーエンドって感じではなかったですが、未来に向けての幸せを予感させる終わり方でしたね。
多分、ヒロミの指には、竜之介からもらった夕日のように輝く幸せ色の宝石がヒロミだけに見えていることでしょう・・・。
ところで、「トリック」ではないですが、この映画も出演者の役名がかなりもじってますよね。茶川→芥川、古行→吉行、川渕→川端・・・でしょ。
で、台詞だって笑えるところが結構あって、昔全盛期の松竹新喜劇ばりに笑って泣きました。それに、薬師丸ひろ子が「レークサイドマーダーケース」の時とは、うって変わって、とぼけた演技の「間とテンポ」が面白かったですよ。
この映画、周りの方も結構鼻水すすり上げてましたね。
懐かしく笑えて、ほのぼのと泣ける・・・そんな素敵な映画でした。
吉岡秀隆君が、いままでにないいい味出してましたよ。茶川さん、なかなか良いです
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ストーリは・・・、(ネタバレあり)
自称文筆家・茶川竜之介の駄菓子屋とちょっと見栄っ張りの自称自動車工場(実は、ちっちゃな修理屋)「鈴木オート」社長・鈴木則文(堤真一)のお向かい同士が繰り広げる昭和30年代初期、東京タワーがまだ建設中のころのお話。
戦後の苦労を引きずりながらも新しい時代の幕開けの期待に胸膨らませる下町の住人が、冷蔵庫に歓喜し、テレビの力道山プロレスに町中が狂喜乱舞する・・・、そんな物質的に今ほど恵まれていないのに何故かその空間には暖かさが感じられる。
そんな昔の下町ではごく当たり前の光景の世界に二人の新しい住人が現れた・・・。
一人は、鈴木オートへ集団就職で東北からやってきた星野六子(堀北真希)と母親に捨てられストリップ小屋から元ストリッパーで今は居酒屋の女将・石崎ヒロミのもとへ連れてこられた少年・古行淳之介。
しかし、淳之介は、ひょんなことから茶川の家に居候することに・・・。
そんな淳之介と竜之介のギクシャクした生活は、時間とともに「赤の他人」の関係からかけがいのない存在になっていく。そして、淳之介と竜之介の関係は、ヒロミと竜之介の恋の架け橋ともなって・・・。
そんな鈴木家と茶川家のドタバタ劇が、人情あり笑いありで楽しめます。
で、クライマックスは、淳之介と鈴木オートの息子・一平(小清水一揮)が、淳之介を捨てた母親のもとを尋ね、母の再婚相手に冷たくあしらわれ、夜遅くに帰宅する場面で、鈴木が息子を打つよりも先に茶川が竜之介を泣きながら叩くシーンは、予告で見ていたにもかかわらず泣けちゃいました。
「お前と俺とは、赤の他人なんだからな・・・。」
という台詞、何回となく映画の中で使われますが、その度にニュアンスを上手く使い分けている吉岡君が良かったですね。で、その台詞を受ける須賀君の表情もいい!!
この映画のもう一人の主人公とも言える六ちゃんこと星野六子は、集団就職で家から追い出されたと思い込んで、盆も正月も郷里に帰ろうとしない。そんな六子に鈴木夫妻がクリスマスプレゼントとして青森行きの切符を送り、六子の母親から毎月のように送られてきていた六子を思いやる手紙を渡しながら、「里心がつくといけないから、あえて冷たく送り出したって・・・。」という鈴木の妻(薬師丸ひろ子)と六子のシーンに本当の親の愛情を感じて胸が熱くなりました。
この他にも宅間医師の家族の話とか竜之介とヒロミさんの恋物語とか、新物好きのタバコ屋のおばちゃんとか・・・色々な人間模様があって、ほ~んわかとした気分になりました。
六子を見送り、夕日に輝く完成した東京タワーを見ながら丘に立つ鈴木家の家族達・・・頑固で怒りっぽいけど心優しい父親、その父親を立てながらもしっかり手綱を握って明るく大らかな母親、そして友達を思いやる少年・・・、今では、なくなりかけている家族の素敵な姿がそこにありました・・・。
この映画、完全ハッピーエンドって感じではなかったですが、未来に向けての幸せを予感させる終わり方でしたね。
多分、ヒロミの指には、竜之介からもらった夕日のように輝く幸せ色の宝石がヒロミだけに見えていることでしょう・・・。
ところで、「トリック」ではないですが、この映画も出演者の役名がかなりもじってますよね。茶川→芥川、古行→吉行、川渕→川端・・・でしょ。
で、台詞だって笑えるところが結構あって、昔全盛期の松竹新喜劇ばりに笑って泣きました。それに、薬師丸ひろ子が「レークサイドマーダーケース」の時とは、うって変わって、とぼけた演技の「間とテンポ」が面白かったですよ。
この映画、周りの方も結構鼻水すすり上げてましたね。
懐かしく笑えて、ほのぼのと泣ける・・・そんな素敵な映画でした。
吉岡秀隆君が、いままでにないいい味出してましたよ。茶川さん、なかなか良いです
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当時は今ほど恵まれてないからこそ、人間同士の繋がり密だったんでしょうね。大げさなんだけど、それがシックリきました。今年もよろしくです!
まいど、おいでやす!
私個人の見る夕日は、かなり澱んでいそうな・・・、これから心を入れ替え、3年後の夕日のために精進していきますぅ。
それにしても、ほのぼのと心打つ映画でしたね。
ちょっと、気恥ずかしいケド、1人1人が今を反省!
でも、かなり困難な状況なんですケド、、、
単なるノスタルジーで終わっていないところが、
すごく良かったです!
泣いた、泣いた!私も、予告見てたのに泣けましたね。で、堤さんの台詞と演技にわろたぁ~。
薬師丸ひろ子のとぼけぶりにもほんわかさせられましたね。
>キラーパス・みちこさんへ
確かに、気持ちのいい涙流せましたね。
もう一回見たい気のする映画です。
で、「有頂天ホテル」、いい感じでしょ?
「有頂天ホテル」の予告も見たよ。
なかなか良い拾い物って感じでした。
この時代の人情と、現代の殺伐とした感じをどうしても比べちゃう。
でも現代だっていい人は沢山いるし、自分もそうなりたいって思わせる映画でしたよね~
(マジコメですね)
コトー先生ですね(笑)、いい演技してましたよ。
作品的にも良く出来てて、脇も益岡徹さんとか松尾貴史さんとか・・・、ちょこっとですが顔見せてくれますよ。
この映画の公開楽しみにしていました。
コトー先生の演技も期待しています。
観たらまた読みにきます
原作は見てないんですが、懐かしい雰囲気の中にほのぼのとした人情があって、じんわりと泣けちゃいましたね。良かったですよこの映画
>mariさんへ
いいですよぉ~!笑えるし、泣ける
「私の頭の中の消しゴム」とは、またちょっと違った感じでジワワァ~~ンっと胸に来ますね。
子役がまた上手いんで!!
>夢子さんへ
面白いんだけど、泣いちゃいますよね。
久々にあったかぁ~い涙を流しちゃいました。
吉岡君の演技が、良かったですぅ。
それから、堤さんのアドリブっぽい台詞も
TBつけさせていただきました。よかったら遊びに来てくださいね。
明日は会社が休みで「私の頭の中の消しゴム」を見に行くつもりです。
が、「3丁目の夕日」も面白そう
ストーリー読んだだけでもホロリ
あえて冷たく送り出したって・・・。って号泣
映画のはしごしちゃおうかしらん
(まだ映画は見てないんですが…)
原作者の西岸良平さんって、けっこう名前もじりやってますよ。
他の作品にも色々でてきます。
ママは「鎌倉ものがたり」も好きな作品のひとつですね