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恵利のLife is.

恵利の日々を綴っていきます。
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イスラエル滞在日記 2017-13 世界遺産マサダ国立公園 後編

2017-01-29 21:25:44 | 日記
ここで1000人近くが二年以上も籠城していた、ということですが(食料は救援ルートがあったとしても)一番大切な水をどのようにして確保していたのか気になりました。

その答えがこちらです。

ちゃんと紹介してくれていました。

それも体験模型付きで。カップに水を汲み、流してみると水がどんなルートを通っていたのかわかります。

実際にはこの水をから貯水槽へ流し込んでいたようです。

拡大してみると

こんな感じです。

歩いてみて感じたのは、お城めぐりの高揚感と同じ感覚で歩けること。
出会えもしない人々はここでどんな生活を送っていたのか、どんな風景をみていたのか。最終的には悲しい結末を迎えていますが、どんな覚悟を持って毎日を送っていたのか。もうロマンです。

ここはこの要塞が陥落するにつながった場所のようです。

山頂にあった要塞をどのようにして攻めたのかが、イラストで紹介されていました。

西の宮殿側を歩いていると、一匹の動物に出会いました。

わかります??

絶滅危惧種のヌビアアイベックスです。
遺跡と色が同化していてまったく気づきませんでした・・・。
特に逃げる様子もなく、そこに佇んでいる。そんな印象でした。

動物を見かけても、餌を与えてはいけません。これは私たちの常識ですがもう一つ。
絶対に触ってはいけません!!狂犬病や破傷風などの危険性があるからです。

余談ですが・・・今回の渡航にあたり、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎の予防接種を受けました。狂犬病は計3回、一カ月の時間をかけて打ちます。時間がなかったので自由診療の病院で打ちました。それはそれは・・・高い注射になりました。
体調がよければ腸チフスの予防接種も必要と言われました。
国内では絶滅した病原菌も海外ではまだ生きていたりします。感染経路は様々ですが、海外旅行であっても予防接種を受けた方が後々大事に至らないこともあります。

くれぐれも海外に出る際は、感染症を調べた上での渡航をお勧めします。
すみません、話が脱線しました

この要塞にはシナゴーグ(教会みたいなもの)の跡地もあり、とても広大で見ることをが満載です。
お城というより城址に近い雰囲気ですが。

たっぷり時間をかけて場内の散策をするととてもいいですよ。
ということをアシュケロンの自宅に戻ってから知りました笑

いつか行かれるあなたの参考に少しでもなったら幸いです。
そして日本にいる皆さんに、少しでも現地の様子がお分かり頂けたら、幸いです。

帰国まであと10日を切りました。
もう少しだけイスラエルでの日々にお付き合いください。









イスラエル滞在日記 2017-12 世界遺産マサダ国立公園 前編

2017-01-29 11:05:40 | 日記
週末は死海へピクニック。おやつを持って、海に浮かぶ人たちを眺め、のんびりした時間を過ごします。
そのあと、車で15分ほど走りマサダ国立公園へ行ってきました。

ユダヤ民族結束の象徴 マサダ国立公園です。

切り立った岩の上にある国立公園。

まずはここで入場券を購入します。
岩の上の国立公園へのルートは二つ、ロープウェイで上るか歩いて登るか。
ロープウェイだと一人往復79シェケル、日本円でおよそ2400円くらい。3分で到着します。

ビジターセンターにはマサダの全体図の模型があります。

いまいちよくわからない・・・

ロープウェイに続く階段です。

矢印を確認して進むと

大きな壁画が階段の壁面一面に飾られていました。

ロープウェイに乗り込み、下を覗くと

これが徒歩ルート。

拡大します。

歩いて登る方も結構いますよ。ガイドブックによると上りは60~90分くらいかかるようです。
気温23度、日差しの強さも夏よりはましなので歩けないこともありませんが
16時までの開園時間なので、歩きを希望なら午前中からでかけなきゃいけませんね。

ロープウェイが到着すると、この遊歩道を通ってビジターセンターへと向かいます。

蛇門と言われるゲートです。

その脇には登山道。ここを降りて帰る人もいます!

蛇門をくぐると目の前にはマサダ要塞。
簡単にマサダについてご説明しますと・・
マサダはBC100年頃に建てられた要塞です(Masadaが要塞という意味らしいです)
その後、ヘロデ王が基の建物を利用して、冬の宮殿を建造しました。
70年に起きたユダヤ戦争ではこの場所に967人が立て籠もり、2年以上も籠城したそうです。
そして7人の女子供を残して集団自決した場所でもあります。
このことから「No More Masada」 ユダヤ人は再び全滅を繰り返さない、というスローガンが語り継がれ、イスラエル軍の入隊式が行われるそうです。
以上、ガイドブックとインターネットから抜粋しました。

最初にお話ししておきます。
マサダへ行ったら「北の宮殿」から回ることをお勧めします。
予備知識もあまり持たず、14時30分から山頂を回り始めた私たち…
見どころもよく知らず、北の宮殿は見逃しています(泣)

ということで私が見た西の宮殿とその他をご紹介します。

ビジターセンターを抜けてから最初に見たのは

The Commandant's Residence 指揮官の住居です。





ここで遭遇したのが、野鳥トリストラム。カラスくらいの大きさの鳥ですが羽根にオレンジのラインが入っていてこのマサダでは集団でみることの出来る野鳥らしいです。

Main entrance square ここは正面玄関の広場。日よけと全体像の模型があります。




続いてはBathing in Romanstyle 浴場のあった場所です。





映画テルマエロマエをご覧になった方はきっと「古代浴場=テルマエロマエ」の温泉や大浴場をイメージを連想されるかと思いますが、こちらはハマム(蒸し風呂)だったようです。
柱の上に床を置いて、蒸気で浴室全体を暖めていたそうです。

少し高台から全体を見渡してみます。









私の後ろに見えるのが死海、その向こうはヨルダンです。

写真が多いので、後編に続きます。