ひとかたまりの想念Z

A conscious solid idea

「パプリカ」金獅子賞か!?

2006-09-10 06:34:47 | アニメ・コミック・ゲーム

北海道出身のアニメ監督、今敏さんの最新作「パプリカ」が第63回ベネチア映画祭のコンペティション部門に出品され、公式上映において拍手の嵐を受けた。

大友克洋同様、海外での評価はすこぶる高い今敏監督であるが、日本での知名度はイマイチ低い。
へたすりゃオタクですら知らないというかもしれないレベル。
しかし、もし金獅子賞受賞などという事態になれば話は変わる。
ジブリ作品同様、人気レーベルになれば、アニメ邦画世界で宮崎駿を継ぐ存在になりうる。息子はダメだしね。
過去の監督作品も再評価されて、商品価値もあがるかもしれない。
劇場映画だけでも
1997年『パーフェクトブルー』
2001年『千年女優』
2003年『東京ゴッドファーザーズ』
とどれも名作ぞろいなので、未見の人にはぜひ視聴を勧める。
ヘタなジブリ作品よりずっと良作です。

公式HP
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/

毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/cinema/news/20060904spn00m200007000c.html

パプリカの原作は筒井康隆なのだが、この夏の劇場アニメ「時をかける少女」といい、シンクロニシティ?

蛇足:
「時かけ」と言えば、南野陽子でも内田有紀でも、まして安倍なつみでもなく、原田知世だと思うのだけど、ハルキ派の映画陣ものきなみ1992年の角川お家騒動でワリ食ったよなあ。と、ちょっと思った。


奇跡のDVD化

2006-09-01 20:11:33 | うんちく・小ネタ

メトロポリス
往年の名作というより、古典と分類するべきこの作品がついにDVD化される。
80年前の作品でありながら、後のあまりに多くのSF作品に影響を与えた名作。
ブレードランナーはもとより、手塚治虫の同名コミックすら影響下にあると思われる。
ただし、やはり現代の基準で鑑賞するならば、少しばかりの忍耐を必要とするかもしれない。

なにかと言うと訳知り顔で「パクリだ」と騒ぐパクリ厨たち(若い世代のオタ達)もこういう原点を省みる必要があると思う。
この世の創作物はすべからく、過去の創作物の影響下にあるのだから。