今年も「箱根延年」奉納に向けて、稽古が始まりました。
稽古をしていると、会員さんのレベルがあがったなぁと、
しみじみ思います。
台本が変わったり、内容が少し高度になっても、
それぞれで対応ができるようになりました。
冒頭に小学校3年~6年の女の子が揃って謡う部分があります。
声の質も、高さも、大きさも、まちまちなのですが、皆一生懸命
うたっています。
先生曰く、「体の深部(筋肉の動き)は揃っているけれど体格などの
諸条件で出力が違う」そうで、「例えるなら、親鸞上人の
「『宮(きゅう)商(しょう)和(わ)して自然(じねん)なり』ですね」とのこと。
これ、原典は親鸞上人の「清風宝樹ふくときは いつつの音声いだしつつ
宮商和して自然なり 清浄勲を礼すべし」(『浄土和讃』)なのですね。
「いつつの音声」とは「宮・商・角・徴・羽」という五つの音。
その中でも「宮」と「商」は不協和音の代名詞のような組み合わせですが、
それが互いに妙なる和音となる、という意味です。
「不協和音」というのも、一つの価値観でしかないのでしょうね。
今回の奉納も、大人も子供も異なる個性が「和して」奉納できます
ように稽古に励みたいと思います。
というわけで、8月1日11時からの「箱根延年」、特に冒頭の
子供の謡はぜひお聴き逃しなく。
最後に、当社と親鸞上人はとっても関わりが深いのです。
境内には「親鸞聖人 慈悲の像」がありますので、ぜひ皆さんお参りを。
当社と親鸞聖人についてはまた別の機会にご紹介します。
稽古をしていると、会員さんのレベルがあがったなぁと、
しみじみ思います。
台本が変わったり、内容が少し高度になっても、
それぞれで対応ができるようになりました。
冒頭に小学校3年~6年の女の子が揃って謡う部分があります。
声の質も、高さも、大きさも、まちまちなのですが、皆一生懸命
うたっています。
先生曰く、「体の深部(筋肉の動き)は揃っているけれど体格などの
諸条件で出力が違う」そうで、「例えるなら、親鸞上人の
「『宮(きゅう)商(しょう)和(わ)して自然(じねん)なり』ですね」とのこと。
これ、原典は親鸞上人の「清風宝樹ふくときは いつつの音声いだしつつ
宮商和して自然なり 清浄勲を礼すべし」(『浄土和讃』)なのですね。
「いつつの音声」とは「宮・商・角・徴・羽」という五つの音。
その中でも「宮」と「商」は不協和音の代名詞のような組み合わせですが、
それが互いに妙なる和音となる、という意味です。
「不協和音」というのも、一つの価値観でしかないのでしょうね。
今回の奉納も、大人も子供も異なる個性が「和して」奉納できます
ように稽古に励みたいと思います。
というわけで、8月1日11時からの「箱根延年」、特に冒頭の
子供の謡はぜひお聴き逃しなく。
最後に、当社と親鸞上人はとっても関わりが深いのです。
境内には「親鸞聖人 慈悲の像」がありますので、ぜひ皆さんお参りを。
当社と親鸞聖人についてはまた別の機会にご紹介します。