箱根山・延年の会

皆様への箱根延年の紹介と、連絡用(会員専用)として使いますので、よろしくお願いしま~す。

みこと

2011年04月01日 15時56分05秒 | 箱根延年の会から皆様へ
3月末に2日間の集中稽古を行いました。

稽古の中で、先生からいただいたお話をご紹介します。

最初のお話は、古事記(こじき)という本に出てきます。

古事記の始まりは、天地の初発の時から次々に神世七代
(かみよななよ)に及ぶ創世神話です。

天には、五柱の別天つ神(ことあまつかみ)
地には七代の神々がお姿をお現しになったとあります。

その7番目の神さまが伊邪那岐(いざなぎ)・
伊邪那美(いざなみ)の神です。
いざなぎ、いざなみの神は、ことあまつかみの
「命」(みこと=おことば)を受けて、
「命」(みこと=その神の命令を行う者)として、
日本の国生み、また神生みという偉大な仕事にとりかかります。

普段忘れがちですが、私共人間も、誰もが神様の「みこと=使命」
を受けこの世に生まれ、生かされているのです。

先生は、神楽を奉納する為の「心構え」を子供に説明していますが、
『箱根延年』の謡、所作は全て神様からの、そして神様への「みこと」
=御言、御事『美しく正しい言葉、美しい行い、善行(ぜんぎょう)』に
通じるので、ひとつひとつおろそかにしないように、とのお話をいただき
ました。

さてこのお話、子供の心にどう響いたでしょうか 

みなさん、ぜひ8月1日10時 箱根神社例大祭にご参列の上、
11時から神楽殿で奉納される箱根延年をご覧下さいね。