当社の授与所でも授与をしている「皇室(こうしつ)」という本の、第58号(平成25年春号)の
特集は、『天皇・皇后両陛下沖縄県ご訪問特集「慰霊の旅」』です。
今日は、その中のコラムを抜粋でご紹介します。
『昭和56年8月7日に行われた記者会見で、当時、皇太子殿下でいらっしゃった
陛下は「日本人として忘れてはならない4つの日がある」とおっしゃった。
その4つの日とは、
8月6日の「広島原爆の日」
8月9日の「長崎原爆の日」
8月15日の「終戦記念日」
そして6月23日の「沖縄戦終結の日」である。
両陛下はこれら4つの日を特別な日とお考えになり、戦没者の慰霊のために終日、
お慎みになられる。
(中略)
そして9度目のご訪問を果たされた後の平成24年のお誕生日会見では
「沖縄は、いろいろな問題で苦労が多いことと察しています。その苦労があるだけに
日本全体の人が、皆で沖縄の人々の苦労をしている面を考えていくということが大事
ではないかと思っています。地上戦であれだけ大勢の人々がなくなったことはほかの
地域ではないわけです。そのことなども、段々時がたつと忘れられていくということが
心配されます。やはり、これまでの戦争で沖縄の人々の被った災難というものは、
日本人全体で分かち合うということが大切ではないかと思っています」と述べられている。』
今年も、「慰霊の日」である 平成25年6月23日(日)午前11時50分から午後0時40分
平和祈念公園(沖縄県糸満市摩文仁実施場所)で 平成25年沖縄全戦没者追悼式が開催
されます。
当会も、6月23日は、稽古の予定です。
稽古の中で、先ずは黙とうをささげ、課外授業としてこのコラムを取り上げたいと思います。