会員の女の子の作文をご紹介します。
『みりょくふくらむ箱根町』
箱根の森小学校 4年 F.Kさん
私が住んでいる箱根町は、自然・れきし・名所が数えきれないほどあります。私は、そんな箱根町がとってもとっても大すきです。
その中でも、特に私がすきな場所を二つしょうかいします。
一つ目は、「箱根神社」です。私はここで、えん年を習っています。えん年とは、人々を苦しめていた九頭龍を万がん上人がしずめ、芦ノ湖を守る神になり、箱根神社、九頭龍神社、湖水祭ができました。その言い伝えをおのうで表現したものです。
昔、万がん上人やしんらんなどたくさんの人々がおとずれたお話を、神社の人やおのうのせんせいにおそわりました。
箱根にはいろいろな神様がいます。箱根大神、コノハナサクヤヒメノミコト、ニニギノミコト、ヒコホホデミノミコト、九頭龍・・・。
数えきれないほど。たくさんの杉の大木に囲まれた箱根神社、神様に見つめられているような不思議な気持ちになります。
八月一日の例大祭では、ふだんのけい古の成果を発表し、箱根えん年を神社にほう納します。たくさんの人の前できんちょうもしますが、心をこめて神様におさめる気持ちを大切にしています。これからの箱根神社は、たくさんの人にあいされる自然のゆたかな神社になってほしいです。私は箱根神社がだいすきです。
もう一つは、芦ノ湖です。私のお父さんは釣り船店をけいえいし、漁業組合の副組合長をしています。お父さんは、芦ノ湖のしょう来にかかわる仕事が出来てとてもやりがいがあると感じているようです。
芦ノ湖は晴れると、ふじ山が見えてぜっけいです。でも、天気が悪いこともあります。
雲やきりでふじ山が見えなくなったり、強風で白波がたつとまるで九頭龍様があばれているようです。そんな芦ノ湖もみりょくです。
湖の中には、サクラマス、ヒメマス、ニジマス、ブラウントラウト、ブラックバス、ワカサギ、イワナ、ウグイ、オイカワなどいろいろな魚が住んでいます。
お客さん達が魚を釣って帰ってくると、つかれながらも、とってもうれしそうです。
芦ノ湖のかんきょうで育った野生化した魚をつることはむずかしいようですが、釣れたときのよろこびは特別。それをもとめて毎週のように通う人もいるくらいです。
私にとっての箱根神社と芦ノ湖は、自分の生活に深くかかわっている特別な場所です。だからたくさんの人々に来てもらって、いろいろな事を感じてもらえたらうれしいです。
彼女は、幼稚園の時から参加していましたが、いつの間にかしっかりと自分の考えをもち、こんな作文を書くほど大きくなったことが、とてもうれしいです。
8月1日、10:00の箱根神社例大祭に続いて、「箱根延年」の奉納は11:00、
皆様ぜひご参列ください。
箱根大神のご加護をいただき、そして箱根町の魅力をご自身で体感してください。