夏休みを利用して、集中稽古を実施しました。
毎年、8月1日に『箱根延年』奉納の記念品を差し上げるのですが、
今年は、保護者と相談して
「明治・大正・昭和・・親子で読みたい 尋常小學修身書」にしました。
明治37年~昭和16年頃まで幾度かの改訂をへて、文部省から発行された
修身書を、19のテーマをもとに選別しています。
課外授業の目玉は、この本をもとにした「修身」で、会員のおばあちゃんに
講師をお願いしました。
おばあちゃんは80+?才。
小学校で自分が習ったことを、体験としてお話してくださいました。
まずは「挨拶はきちんと」。
次に 「人の名誉は重んじよ」、
「いじめをするな。(いじめに負けるな)」、
「夢を持て」
また偉人も「乃木大将」、「二宮金次郎(尊徳)」、「野口英世」などなど・・
全てがいいお話でしたので、追々ご紹介しますね。
その中から、今日は「なまけるな」のお話です。(原文のまま)
第4期(昭和9年~16年) 小学校2年生の教科書
なつ の あつい 日ざかり に、あり の おや子 が、あせ を
ながしながら、いもむし を じぶん の うち に ひいて いき
ました。
きりぎりす は、それ を 見て、あざけり わらいました。
そうして、じぶん は、うつくしい くさ花 の かげで、ちょう と
一しょに、うたったり、おどったり していました。
子あり が、「あんな に あそんで くらしたい な。」
と うらやましがる と、おやあり は、
「なつ うたう もの は、ふゆ 泣く の だ。
なまけて は ならない よ。」
と いって、いいきかせました。
なつ も すぎ、やがて ふゆ が 来ました。
あり は たべもの に こまりません が、きりぎりす はたべる もの
が なくなって、あり の 所 へ もらい に来ました。
おばあちゃんが「『勤勉』」は日本人の美徳の一つ」というと、子供は、
神妙な顔で聞き入っていました。
午後はいよいよ実践です。 全員で神楽殿の清掃奉仕をしました。
まだまだ夏休み真っ盛りで、同級生は涼しい所で、楽しい時間を
過ごしているであろう昼下がり。
箱根の蟻んこたちは、汗をかきかき せっせとお掃除に励みました。
毎年、8月1日に『箱根延年』奉納の記念品を差し上げるのですが、
今年は、保護者と相談して
「明治・大正・昭和・・親子で読みたい 尋常小學修身書」にしました。
明治37年~昭和16年頃まで幾度かの改訂をへて、文部省から発行された
修身書を、19のテーマをもとに選別しています。
課外授業の目玉は、この本をもとにした「修身」で、会員のおばあちゃんに
講師をお願いしました。
おばあちゃんは80+?才。
小学校で自分が習ったことを、体験としてお話してくださいました。
まずは「挨拶はきちんと」。
次に 「人の名誉は重んじよ」、
「いじめをするな。(いじめに負けるな)」、
「夢を持て」
また偉人も「乃木大将」、「二宮金次郎(尊徳)」、「野口英世」などなど・・
全てがいいお話でしたので、追々ご紹介しますね。
その中から、今日は「なまけるな」のお話です。(原文のまま)
第4期(昭和9年~16年) 小学校2年生の教科書
なつ の あつい 日ざかり に、あり の おや子 が、あせ を
ながしながら、いもむし を じぶん の うち に ひいて いき
ました。
きりぎりす は、それ を 見て、あざけり わらいました。
そうして、じぶん は、うつくしい くさ花 の かげで、ちょう と
一しょに、うたったり、おどったり していました。
子あり が、「あんな に あそんで くらしたい な。」
と うらやましがる と、おやあり は、
「なつ うたう もの は、ふゆ 泣く の だ。
なまけて は ならない よ。」
と いって、いいきかせました。
なつ も すぎ、やがて ふゆ が 来ました。
あり は たべもの に こまりません が、きりぎりす はたべる もの
が なくなって、あり の 所 へ もらい に来ました。
おばあちゃんが「『勤勉』」は日本人の美徳の一つ」というと、子供は、
神妙な顔で聞き入っていました。
午後はいよいよ実践です。 全員で神楽殿の清掃奉仕をしました。
まだまだ夏休み真っ盛りで、同級生は涼しい所で、楽しい時間を
過ごしているであろう昼下がり。
箱根の蟻んこたちは、汗をかきかき せっせとお掃除に励みました。