家の庭で品種改良!

庭でみかんの品種改良やってます

カクテルフルーツ実生

2024年06月21日 19時02分15秒 | カンキツ

いよいよ梅雨到来ですかね、本格的な雨が昨日から降り始めました

 

さて、今年ようやく咲いたカクテルフルーツの実生。

さすがに結実は難しいかと思っていましたがしっかりと着果。

順調な成長を見せています!

 

 

まだすべて確認したわけではありませんがこの他にも4個くらいは結実しているようなのでかなり安心です。

交雑胚、あるいは珠心胚どちらかは大きくなるにつれだんだん判明してくるかと思います。

今のところ珠心胚な気がしなくもないですが、今後の成長が楽しみです

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にょきっと成長

2024年06月18日 21時32分18秒 | ブラッドライム交配

今年の目玉であるブラッドライムを使った交雑実生。

 

4個体あるうちの3個体は成長がややゆっくりだったためカラタチ台に接ぎ木をしました。

いつも桜が咲く時期に接ぎ木をしているので接ぎ木をしたのは4月ごろだったかと思います。

癒合してからも結構成長がゆっくりだったんですが、今月に入って急激に伸長。

2週間ほどで15㎝程大きくなりました!

 

ちなみに⇓これが接ぎ木をする前の様子

 

確かに根元(接ぎ木部)にはその痕跡が見られます

 

接ぎ木による伸長の加速は何度も経験してきましたが、今回はその中でも特に勢いが大きくちょっと驚きです。

他の2個体ではまだあまり変化が見られていませんが、今後変わるのでしょうか、、

ちょっと楽しみです

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シキキツ×フィンガーライム 移植

2024年06月09日 18時19分10秒 | シキキツ×フィンガーライム

だいぶ更新をサボってしまいましたね、、汗

サボっている間に前回投稿したシキキツ×フィンガーライムの実生がずいぶん大きく成長してきました!

 

 

一番手前の一番大きい個体が交雑胚の実生です

前回投稿した写真がこちら↓ですがそれと比べると以下に大きくなっているかがわかると思います

 

 

この中に交雑胚はひとまず確認できたところで4個体いて、今回はその4個体を鉢上げしました

 

 

あまり成長が活発でない個体もありますが鉢植えを機に一気に成長してくれるのではないかと期待しています

今年はなんだかんだで属間交雑の苗がたくさん取れました、今後の成長が楽しみです♪

 

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シキキツ×フィンガーライム

2024年05月08日 15時58分59秒 | シキキツ×フィンガーライム

去年の夏に開花したフィンガーライム。

(フィンガーライム 開花 - 家の庭で品種改良! (goo.ne.jp))

交配の相手がいないので交配しなかったと書いていたのですが実はシキキツとお試しで交配していました。

シキキツは夏にも花が咲くので開花期は合うのですが多胚性品種なので種子親としてはあまり向きません。

ところが多胚性にも単胚性や胚の数が少ない多胚性種子が混ざることがあり、決して種子親として使えないわけでもありません。

 

そんなかんなで一応お試しで交配して、実った実から採種。

特に胚が少ない種子を厳選して発芽させたのですが、ちょっとそれっぽいものが出てきました!

 

ボケボケで申し訳ないのですが芽が少し赤いのが分かるかと思います。

 

この芽が赤いという特徴、単胚品種を種子親にフィンガーライムと交配した別の実生でも確認されています↓

実生全てにおいて芽が赤いわけではないので、「交雑実生⇒赤い」は成り立たないのですがその逆は成り立つことがこの実生集団から分かりました。

 

今回のシキキツ×フィンガーライムでも赤い芽の個体が確認されましたので、おそらくそれらはフィンガーライムとの交雑種と考えられます。

もちろん赤くない個体の中にも交雑種はいると思うので今後も詳しく見ていく必要がありますがひとまず交雑種が得られたということで安心です。

 

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カクテルフルーツ実生ようやく開花

2024年05月06日 15時53分29秒 | カンキツ

カンキツは通常、夏ごろからだんだん酸が減っていき1%以下になったころに収穫期を迎えます。

一方、"無酸"がつく一部のカンキツでは(無酸オレンジ、無酸ブンタン)、夏の時点からそこまで酸は高くなく、糖が十分上昇すれば収穫をすることが可能です。

日本で食べれるものでは例えばメロゴールドやオロブロンコなんかがその血を引いていますが、実が青い状態から食べれるオロブロンコの性質は酸が低くなるのを待たなくてよい無酸の性質を表していると言えるでしょう。

あまり有名ではありませんが、カクテルフルーツと呼ばれる品種も日本に出回っている無酸系の品種であり、メロゴールドやオロブロンコと同じくシャムスイートと呼ばれる品種を親に持ちます。なかなか面白い品種なので小さいころから注目しており、実生個体も育てています。

(接ぎ木したカクテルフルーツのその後 - 家の庭で品種改良! (goo.ne.jp))

 

接ぎ木をしてなるべく早く実生個体を成長させていたのですが、ついに今年、花をつけてくれました。

最後に接ぎ木したのが2021年なので接ぎ木から3年ですかね。

おもったより順調に開花してくれました。

 

カクテルフルーツはいわゆる"胚数の少ない多胚"であり、多胚といえども実生が交雑種である可能性は十分にあると思います。

もともとはカクテルフルーツの苗自体が欲しくて育ててたのですが、実生を育てている間に苗を買ってしまったので交雑胚であるととてもうれしいのですが、さぁどうなることか…

今後の成長が楽しみです。

コメント (2)
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