演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

10/10/08 第47回 まちだ明和寄席(明和荘タイムス=コメット会館5階ホール)

2010-10-08 | 芸協見ブんログ
クマさん&お岩さん(素人参加)…「漫才」(2分10秒)
※東京都町田市にある「就労移行支援事業」「精神障害者通所授産施設」が主催する地域寄席。
会場のホールには年配の方を中心に60余人の客が集まりました。
このクマさん&お岩さんは施設利用者であるクマさん(50代男性)とスタッフのお岩さん(30代?男性)の掛け合い。
やや言葉が不自由なクマさんの好きな映画や野球の話題を引き出すお岩さん
場内が和むやり取りでした!


春風亭柳好…『天災』(21分03秒)
※“フケーキ”の話題から『天災』へ。
本当に“がさつ”な江戸っ子「八五郎」を演じさせたらピカイチですな!
ここで『天災』が出たので「遊雀師匠は『堪忍袋』ができないな」と思ったのですが・・・。


三遊亭遊雀…『堪忍袋』(22分59秒)
※おなじみ「三陸海岸」のマクラから。
ここから『天災』を引き合いに出し、八五郎をそのまま残して『堪忍袋』へ。
このつなぎ方は見事です!そして期待通りに大爆笑の高座!
「『堪忍袋』ができないな」と思った自分を恥じました。


《お仲入り》


春風亭柳好…『お見立て』(19分04秒)
※簡単に吉原や廓の解説を振ってから『お見立て』へ。
杢兵衛大尽が来たことを喜瀬川花魁に告げる喜助。通常ならここで「病気→見舞いたい→死んだ」となるところを、いきなり「病気→見舞うかもしれない→じゃあ、死んだことにしておくれ」として時間短縮。
“茶殻涙”の場面もありませんでしたが、『お見立て』を20分弱で演じたのには驚き!
そういえば柳好師匠は池袋のお仲入り前に『崇徳院』をかけたこともあったなぁ・・・その時のブログはコチラ


三遊亭遊雀…『一文惜しみ』(32分54秒)
※講談の『五貫裁き』がネタ元。
『五貫裁き』は、日向ひまわり先生の真打披露興行で一度聴いたことがありますが、落語の『一文惜しみ』は初めて。
登場人物それぞれの描き方が素晴らしいのですが、特に「徳力屋」を懲らしめようとする大家の企みが見事でした!


柳好師匠と遊雀師匠が渾身の2席。
それを1200円(当日午前に電話をしたら前売料金でした!)という破格の価格!
町田までの往復交通費を考えても“おつり”が来る『明和寄席』でした!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする