日本評論社は、羽生正宗著『レスパイトケア介護者支援政策形成 家族介護者の負担感分析』を発行した。
「老老介護」の果てに虐待、心中、自殺という悲惨な事例が増えている。在宅で介護を続ける介護者の負担をどう和らげるか。本書では、疲れ果てた介護者を支援するために、レスパイトケア(介護者支援)のシステムをどう構築するか、在宅介護の現状分析やZarit介護負担感尺度による分析、各国のレスパイトプログラムを紹介しながら、その道筋を探る。
著者の羽生正宗氏は、山口大学大学院経済学研究科教授。医療・福祉経営戦略論、医療・福祉経営分析論などを専門とし、医療・福祉の経営や財務に関する著作を多数もつ。
■目次:
序 章 老老介護の現状分析――レスパイトプログラムの必要性
第1章 わが国の高齢者介護の現状分析
介護殺人と心中の分析、高齢者の自殺、高齢者虐待
第2章 在宅介護を生むメカニズム
高齢会社会の進展と医療費を支える財源の問題、介護保険制度改正から見る在宅介護を生むメカニズムなど
第3章 家族介護者の状況
統計から見た家族介護、介護サービスの利用状況など
第4章 レスパイトに係わる先行研究
データベース検索方法と結果、レスパイトケアのニーズ、レスパイトケアのアウトカムなど
第5章 Zarit介護負担感尺度日本語版(J-ZBI)を用いた家族介護者の負担感分析
介護負担感に関する先行研究、Zarit介護負担感尺度など
第6章 海外におけるレスパイトプログラム
イギリスにおける介護者制度、オーストラリアにおける介護者制度、アメリカにおける介護者制度など
第7章 介護保険法施行(2000年)以前と変わらぬレスパイト政策
介護者に対する現金給付が見送られた経緯、厚生省介護保険制度試案など
■書名:『レスパイトケア介護者支援政策形成 家族介護者の負担感分析』
■著者:羽生正宗
■仕様:A5判・256ページ
■発行:日本評論社
■定価:2,940円(税込)
◎日本評論社
ケアマネジメントオンライン
http://www.caremanagement.jp/news+article.storyid+9486.htm