はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

花満開の田代山・帝釈山と奥会津湯めぐり

2014年06月23日 | 【山】尾瀬国立公園

週末(土曜日)は、福島県南会津の田代山&帝釈山でした。

いや~~~もぅ、花満開で最高!でした。

これまでドコへ行っても微妙に見ごろを逃していたチングルマ。
今回、やっと、その開花に合わせる事ができました。
勿論この時期限定のオサバ草にも出会えました。


田代山は今回が2度目なのですが、
前回はまだ雪解け直後だったので山頂部の湿原はほぼ枯野原。
目立つ花といえば、かろうじてタテヤマリンドウが数輪程度。
積雪で帝釈山へも行かず、心残りが多い山行でした。

コチラが、その時の記事。


そして今回、花の時期に合わせての再訪問です!


6月21日(土)

例によって魚河岸並みの早朝に自宅出発。


湯の花温泉から先の長ーーーいダート道を経て
猿倉登山口の第一駐車場に到着したのは5時過ぎ頃。

花のシーズンだし、さぞかし混雑しているのかと思いきや
意外にもまだ数台の空きスペースあり。
トイレのある第二駐車場にいたっては、
山行前のまったり朝食タイムで寛ぐ一台のみ。
長い時間を要する山行ではないので、みなさんゆっくり出発なのかな?




6:10身支度を整え元気よく出発!
といっても、相変わらず前日の寝不足がややこたえてます。


しばらくは新緑茂る樹林帯の中を歩きます。
あちこちから響く鳥の爽やかな鳴き声に気分があがる~。
遠くからカッコウ&ツツドリの競演も。



登山道に咲く花々。



前回は見られなかった顔ぶれ多し。



おかげで、なかなか前に進めません。



やがて針葉樹林を抜けると・・



6:57小田代湿原到着。


頂上部手前の小湿原ですが、いきなりの花満開で
「おおお~~っっ」と思わず歓声をあげてしまいます。



イワカガミとチングルマ・・



ワタスゲに



ヒメシャクナゲ、



タテヤマリンドウ。



ブローチみたい?



登山口からほぼ一緒だった奥にいるハイカーさんと・・
その奥にももうひとりハイカーさんがいるのですが、
みんな木道にうずくまり、ダンゴムシ状態で写真を撮っています。



いつまでもココにいたい気持ちもありますが、
この先にメインデッシュの大湿原が待っているので泣く泣く足を進めます。


少しばかりの笹薮を歩くと・・・



7:25来ました、山頂部の大湿原に到着!



朝の光に照らされワタスゲが揺れています。



湿原の向こうには会津駒。


小鳥のさえずりと、そよぐ風の音だけが響きます。



ここでも花の誘惑に負けて、



なかなか先に進めません。



7:34山頂部。



ワタスゲに彩られた木道を進み、


8:05弘法大師避難小屋到着。
2年ぶりに弘法大師様にご挨拶。

前回は工事中だったトイレ舎が完成していました。
中はとても綺麗で土足禁止。雨水を溜めての水洗方式です。

トイレ裏に設置された休憩スペースで小休止。
ところが季節柄かブヨのような羽虫が多すぎて全然落ち着けません。
弘法大師避難小屋裏にも同様の休憩スペースがあるものの
やっぱり虫が多過ぎ。どれくらい多いかというと
ハイカーひとりにつき50匹くらい頭の上に羽虫を引き連れています。


8:05小休止の後、帝釈山へ向けて出発~。



ここからは樹林帯の中を歩きます。
さっそく登場!この時期にしか会えないオサバ草!



一見すると地味な花ですが、



深い森に咲く純な乙女のように可憐です。



針葉樹の中、残雪は少しだけ。
深い森の中にホトトギスの澄んだ声だけが響きます。


山頂直下の狭い岩場を過ぎると・・・



9:13帝釈山山頂到着!二等三角点もあります。
山頂は馬坂登山口側から来たハイカーさんで賑わっていました。

見渡す限り360℃の大展望ですが・・・
残念ながらガスで靄かがり、燧ケ岳は見えませんでした。

山頂はやや狭めで、例によって羽虫多し。
ハイカーさんも次々やってくるので落ち着かず早々に撤収。


9:21来た道を引き返し、


10:11弘法大師避難小屋まで戻ってきました。



小屋裏手の休憩スペースで、お楽しみのオニギリ休憩。
相変わらず虫にたかられてますが、
あまりに多すぎてどうでもよくなってきました。
2~3匹オニギリと一緒に食べたかもしれない。


その後再び木道を歩き・・花を見納め。



チングルマ達に見送られつつ来た道を戻ります。

帰りは、これから山頂へ向かう人達との擦違いで、結構時間をとられました。
中高年層の団体が多く、中には20人ぐらいの大所帯もあったかな。



11:34登山口到着!今回も怪我無く無事に戻ってきました。

道中の登山道は、さすが尾瀬国立公園、大変良く整備されていました。
ちょっとした段差にもステップがつけられ、かなーりサービスいいです。
家みたいに写真を撮ったり花を眺めたりしながら
だらだらハイクしたい向きにも優しい山でした。
整備してくださった皆さん、ありがとうございました!


戻ってみると第一駐車場は満車。
第二駐車場もマイクロバスなどで埋まっていました。
例えアクセス悪くとも、良い山、良いシーズンには人が集まるんですね。


山歩きの後は、まずは湯の花の老人福祉センターで汗流し。
穴場的存在のコチラは、シャワー完備、休憩室ありでのんびりできます。
田代山に何度も上られている管理人さんも居ます。



その後は湯の花温泉で定番の共同浴場巡り。
・・・すると、なんと突然ビックリする程の土砂降り雨に!
雷まで鳴り出し、物凄い事になっていました。
下山途中で擦違った皆さんは大丈夫だったでしょうか?

その後も雨は止んだり降ったりを繰り返し、
この日は雨だれを聞きながらの車中泊。


本当なら翌日も南会津の山歩き予定でしたが、
こんな天気じゃつまらないし危ないしで、さぁどうしよう?


6月22日(日)


福島県南会津の田代山&帝釈山を歩いた翌朝、
車中泊から目覚めると・・



奥会津は雨の中。



只見川は、川霧なのか、靄なのか、
白いベールにすっぽりと埋まっていました。



いったい、どこまでが霧で、どこからが川なのやら。


先ずは毎度お馴染みの玉梨共同浴場でひとっ風呂の後、



しばし只見線と並走しつつ・・


朝食は朝ラー求めて喜多方へ。
朝7時!人気有名店「喜一」で朝ラーいただきました。
いつも思うのだけど、奥会津から喜多方ってなにげに距離あるんですよ。
ラーメン一杯食べるためだけに、早朝からこれだけの距離移動するって・・
どんだけラーメン食べたいんだっちゅーハナシですよ。




その後は、いまひとつ天気がスッキリしない中、
予定していた山歩きは中止して、超久々に奥会津の湯巡りを決行!




初訪問あり、久々の再訪問ありで、楽しい湯巡りでした!



今回初めて「ゆき湯湯印帳」にも挑戦。
さっそくスタンプ3っつでゲットの手ぬぐいを貰いに金山町観光情報センターへ。
すると係のお兄さんから

「私達は、こうやって色々な所から来てくださる皆さんと
お会いできる事も楽しみなんです」

との嬉しいお言葉。
じゃあ次の景品目指して、もっと頑張っちゃおうかな?



久々の奥会津では、またも変化が・・。


なんと、食堂こぶし館が、いつの間にやら立派な道の駅になっていました!
手書きポップが温もりあっていいでしょ?


そしてコチラは綺麗に整備された滝沢天然炭酸水。
奥会津では大塩の炭酸水ばかり注目されていますが、
コチラも優しいシュワシュワ感があり、なかなかですよ。


お昼は桧枝岐の「かどや」へラーメン食べに再訪しました。
またもラーメンの為だけに大移動です。
どんだけラーメン食べたいんじゃ!というハナシですよ。



以上で、山歩きも、久々の奥会津湯めぐりもつつがなく終了~。
次はどこへ行こうかな?



↑今回のお土産。
以前、唐倉山山開きの抽選会でゲットした南会津のお米が美味しく、
道の駅奥会津かねやまで購入してみました。炊くのが楽しみっっ。


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