
お盆休みは津軽を巡りました。定番の湯めぐりに加え、鳥居の鬼コ巡りと化粧地蔵巡りも少し。「鬼コ?化粧地蔵??なんじゃそれ??」と思われた方、それは後ほど。
05年8月12日(金)
仕事を終え、車に荷物を積んで津軽目指して出発。心配していた渋滞にも特に巻き込まれず、ふたりで交替で運転しながら順調に走行。夜明け前には碇ヶ関到着。例によって我家のお気に入りポイント道の駅いかりがせきで仮眠。冬場の訪問時では他に車中泊組は皆無でしたが、真夏のこの日は他に数台お仲間さんがいましたね~。
05年8月13日(土)
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鯉の餌やりポイントもあります。自販機で餌を購入し与えてみると・・・大フィーバー!よほどお腹が空いていたのかな?
お昼に白神ロードを抜け深浦へ。白神ロードを走るのは実に7年ぶりだゾ。別にここを通らなくても深浦へはたぶんもっと早く抜けられるのだけれど、まぁ、この7年でどれだけ工事が進んだのか・・これはもう、単なる好奇心です。
・・・の前に先ずは腹ごしらえ。ラーメン食べるためだけに白神館に寄り道。白神館は湯づかいはアレなんですが、併設の食堂のちょいピリ辛のラーメンが、肉厚の舞茸が入り、なにげに結構美味しいのです。
いよいよ白神ロード突入!コースは定番の西目屋→深浦を進みます。1時54分暗門ビレッジスタート。
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到着した深浦の海岸では夏の風物詩「生イカ干し」が揺れていました。香ばしい匂いに誘われて一枚購入。干された一枚イカを目の前の網で香ばしく焼き上げ、食べ易いように切ってくれる。イカそのものに薄く塩味が付いていて、食べると口一杯に磯の香りがファーッと広がり美味しいのです。
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おやすみなさい・・・。
05年8月14日(日)
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巨大土偶オブジェで有名な「木造駅」へ行ってみました。

大きい・・。亀ヶ岡遺跡にて発掘された土偶が元キャラの「しゃこちゃん」だそうです。この「しゃこちゃん」列車が到着すると目をピカッピカッと光らせるらしいので、しばし待機。
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お次は車力まで北上。この辺りは海岸沿い特有のガラーーンとした景色が続き、どこか侘しさを感じます。そんな車力の地にある高山稲荷神社を数年ぶりにに訪問しました。高山稲荷はガランとした海岸沿いに突如あらわれる立派な神社で、商売をしている親戚などは大祭に足を運ぶなどしてあつい信仰を寄せています。

ここでぜひご紹介したいのが、境内にある竜宮と呼ばれる千本鳥居です。こういう鳥居群は伏見や鎌倉でも見られるのですが、ここでは海がチラリと見えたりして本当に竜宮城みたいなんですよ。
千本鳥居を抜けると信者の皆さんが奉納した無数のお稲荷さんが迎えてくれます。手ぬぐいでほっかむりした東北らしい素朴なお稲荷さんが多く、ほのぼのとした光景となっています。お稲荷さん団地の近くにはイナバ風物置があり、中にはビッシリと大量の陶器のお稲荷さんが奉納されています。
子供の頃に「この辺りは秋になると龍の背に乗った狐が空から黄金色の稲穂を振ってお米を実らせてくれる」なんて話を聞いた事もありますが、今思えば親戚の創作した子供に聞かせる物語だったのかもしれません?また「ここ(竜宮の先の稲荷さん団地)を訪問する時は、ヘソに力をこめて行きなさい」とか、そんな事も教わりました。
そういう幼い頃の刷り込みもあって、畏敬の念からお稲荷さん団地を画像に収める事は躊躇してしまいます。ちなみに興味本位でお稲荷さん団地を撮った人が後日「悪い事が続くから・・」と写真などを送りつけて来る事もあるらしいのですが、高山稲荷の方からすれば「良くない事をお稲荷さんのせいにするのは・・」と。まったく、その通りです。

高山稲荷の裏手は、何もない、誰も居ない、ただ寂しい海岸です。

その後もしばし周囲をウロウロ。最近では五所川原の専売特許的存在になりつつある、虫送りの虫くんもしっかりおります。青森県では虫送りの虫くんは、どう見ても龍にしか見えません。
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それにしても竜飛崎周辺は随分綺麗に整備されましたね。津軽海峡冬景色歌碑や階段国道の周囲とか。個人的には以前の侘しい雰囲気の方が旅情があり断然好きでした。
再び木造方面へ戻って来た頃にはすっかり真っ暗な夜でした。この日は道の駅もりたで車中泊です。
→つづく
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