最近読んだ本の感想です。
Madonnaの「The English Roses」。1と2それぞれ日本語版と英語版を持っていましたがとりあえず2は二冊ともダンシャリ。でも絵が可愛い。
DVD「かもめ食堂」。不思議な空気感と丁寧な食生活が素敵。フィンランドに行きたくなりました。小林聡美さんが子供って言われちゃうんだから、面白い。他も片桐はいりさんにもたいまさこさん、と忘れられない顔が並びます。服は黄緑や黄色が可愛い(笑)赤も素敵。けど青&茶色は微妙な組み合わせ。北欧の服は難しい服が多いですね。
「シャーロック・ホームズの英語版の完全版。しかもロンドンのホームズ博物館で買った大事な本ですが、私が探偵にならなかったのでダンシャリします。
万城目学さんの「プリンセス・トヨトミ」。てっきり表紙のゲンズブールがプリンセスかと思ったわ(笑)会計検査員の三人が素敵で、特に鳥居さんはツボです。好きです。大阪国はあったら素敵。たくましい根性があるから、あり得る気がしちゃいます。でもヤク中もいっぱいいるから現実にはこんな秘密守れないだろうなぁ。生活保護とヤクザがたくさん居るのはいやだけど、義理人情の元気な面白い大阪人、好きですねぇ。大阪人ならこういう意味のない馬鹿馬鹿しいことも楽しみそう。ちなみに私もです(笑)万城目さんの作品は本当にイキイキしていて面白いです。ちなみに作品のお好み焼き太閤のモデルにもなり松田優作が通い鹿男あをによしでも大阪のお好み焼き屋としてドラマに出た「冨紗家(ふさや)」はいつか行ってみたいです。東京駅赤レンガ駅舎を作った辰野金吾さんも岩手銀行中ノ橋支店や京都文化博物館別館を作った話など、後書きもとても面白いです。しかし、映画版はすごい違和感！外人丸出しの顔で高身長のゲンズブールが綾瀬
はるかさん、お腹の出たおじさん的鳥居が岡田将生さん？別物ではないかしら。でも見てみたいです。
池上永一さんの「王様は島にひとり」。テンペストの後に読むとびっくりするくらいフランクで一見アホっぽく書いてるんですが、目のつけどころとか考え方が賢くて面白いエッセイでした。沖縄に住むときは暑さと台風を意識して、夏向けの沖縄向けの家を建てましょうね！(笑)先にこの本読んだ方がいいです。
東川篤哉さんの「殺意は必ず三度ある」。他作品にも出た鯉ケ窪の探偵部が主役ですが、今回は推理が当たらない男の子達が主役みたいな作品。作者らしいけど、面白さはぼちぼちというトコ。
宮部みゆきさんの「マサの留守番」。なかなか面白かった。特に番外編で30歳の宮部さんが出演してるのが(笑)
篠原美季さんの「アザゼルの刻印」。英国妖異譚シリーズの続編の欧州妖異譚シリーズ。行方不明のユウリ・フォーダムが帰ってきましたが、今回は黒魔術がメイン。なかなか面白いです。
篠原美季さんの「使い魔の箱」。またしても魔女のからんだ話。魔なんて使わない方がいいですね。ユウリとシモンが遠距離恋愛ならぬ遠距離友情で、上手く頻繁に会えるのはやはりお金のおかげでしょうね。庶民とは違う。でも英国妖異譚と違って新シリーズは豆知識はあまり出ていないです。
ノエル・ストレトフィールドの「ビクトリアの青春」。何かの続編のような始まりを上手く書いて、翻訳をちょっと変えればブロンテ姉妹の作品ぽくなりそう。禁欲的な食生活などジェーン・エアなどに通じるところがあります。英国国教の牧師の次女ビクトリアという美貌でない個性的な女の子が主役。健康だからというおかしな理由で母親に冷たくされたり、なかなか泣かせる小説。感情移入できて面白い。ただ、「の」などがなくて脱字があったり、「シンデラレ」と誤字があったり翻訳は少々残念な部分はありました。
ジェリー・スピネッリの「Eggs」。親が片方いない不機嫌な子同士の友情の話。悪いけどイマイチ。
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