最近読み直したり新たに読んでいる本の感想です。ちなみにいろいろ売って今週は古本屋で1300円ゲット。嬉しいような悲しいような。
海堂尊さんの「夢見る黄金地球儀」。面白い。警備を頼まれたら罠があるが何とかしのげるか。個人的に鉄鋼時の親子が面白くてツボ(笑)
桐生操さんの「やんごとなき姫君たちのトイレ」。西洋も東洋も含めいろんなトイレ談義と下着談義があり面白い。15年以上持っていたけれどこれも古本屋行きにしました。
宮部みゆきさんの「火車」。まさに家計が火の車。葬式にも顔出さないくせに困ったときだけ刑事にたのみごとする親戚のお兄ちゃん、キライ。しかも本当の報告信じないで怒るし。成り代わる対象をたくさんピックアップしていたり、殺人に手を染めたり。けれど自己破産女性が戸籍を盗んだ相手も自己破産だったなんて皮肉です。
イーリング・フェッチャーの「だれが、いばら姫を起こしたのか」。パロディ集で面白い。パロディでないのも載っています。しあわせ者のハンスはなかなか気に入っています。頭が弱いのは本人にとっては幸せです。何にでも満足できるのも幸せ。でも普通に考えたら、価値を知らないというのは大変不幸なことだと感じます。ハンス不幸。等価交換を学んだほうがいい。
江川達也さんの「神宮山美佳」。勉強したくなるマンガだけどいつも字が多い。しかもラストが微妙。だから古本屋行きに決めました。そしたら1冊70円。やすい。
阿刀田高さんの「やさしいダンテ神曲」。彼のはいつもだが分かりやすく面白い。1300年にダンテが天国と地獄を案内されて旅をするという話。二度しか会っていない美女ベアトリーチェをモデルにストーカーで押しの弱いダンテが女神並みに押し上げて書いたもので、こんなの書くより早く口説けば良かったのにと思う。でもリンショクも浪費も罪、暴食も、両性具有も罪って難しいですね。おべっか言っただけで汚物の池に入るとは。マホメットも罰を受けています。更に罪人の罰を憐れむのも罪だそうな。自分が嫌いな人を地獄に落とした本を出すのってある意味すごい。終盤でベアトリチェに「とにかくもっともっと反省しなさい」と言われとにかく何かを反省するダンテ。ダンテはM？
桐生操さんの「本当は恐ろしいグリム童話」。原作も変更になった部分も分析も出ていてかなりおすすめです。古本屋行きにするのを探してたけどこれは売らないばかりか2を買うことにしました。
貴志祐介さんの「新世界より」。呪力をもつ人間と化けネズミの戦いの本。大人や人間の醜さがよく書かれていると思う。田村由美さんの7SEEDSもだがなぜかこういうサバイバルには新世界よりの家路が似つかわしい。
永井路子さんの「歴史をさわがせた女たち庶民篇」。農民と対比させた清少納言や泣き尼の話もなかなか面白い。「日本篇」。常磐や静や出雲お国とか好きだわぁ。モテモテな和泉式部も好き。見てないけど今の大河でやってる、お江とかも、全く美人じゃなかったけど幸せになって良いですね。「外国篇」。メアリー・スチュアート好きです。サッフォーやサロメやクレオパトラまで出ていて面白いですよ。
桐生操さんの「世界史 悪の帝王たち」。モナリザを盗んだマルケスの話が良かった。切り裂きジャックや、吸血趣味のジョン・ヘイも興味深かった。でも古本屋では10円で買い取られた。やすい。
アルカナシリーズのマンガ。吸血鬼と怪盗のシリーズを買ったけど高河ゆんさんのが好きです。かっぱとキノコも好きです。全部揃えたくなっちゃう。
桐生操さんの「エリザベート 血の伯爵夫人」。ハンガリーのバートリはかなり気になっていたけど彼女の本はたくさん読んだからこれは古本屋行きにすることにしました。
桃森ミヨシさんの「悪魔とラブソング」。マンガだけどこの写真みたいな目が座った感じが気に入ってました。長かったけど12巻くらいまで結構揃えてやっと終了かと思いきや、あと一巻。もういっか。本棚がいっぱいいっぱいなんだもの。でも気に入りすぎてて他の本捨てられないのがたぶんまだ300冊くらいはあります。かなり減らしたんだけどなぁ。新しいのに全部一冊20円。ブックオフ～！がく。Amazonで売る人の気持ちが分かります。ブックオフの買い取り、安すぎ。
鈴木豊さんの「ヘンな世界史」。昔たくさんこの系統買いました。読みなおしたけどやはり面白い。でも古本屋に売ることにしました。そうそう、禁煙王のイギリスのジェームズ一世は「タバコ排撃論」でタバコは粗野な非文明人の国から入った野蛮な悪習と言ったし、トルコのムラート四世はタバコ嫌いでタバコを吸った人を絞首刑にしたらしい。それでも吸いたい人は中毒患者だねぇ。
筒井康隆さんの「家族八景」と「七瀬ふたたび」。ドラマになった七瀬ふたたびはラストが葛藤です。八景はまだ一人のころの七瀬が家事手伝いしながらいろんな家族の汚いところを見つけてしまうので重いです。
森実与子さんの「大江戸百華繚乱」。高尾やお仙や春日局に八百屋お七や揚巻など江戸の美女の話でなかなか面白い。三浦屋の三毛猫に蛇から救われた薄雲の話もあり、とても良かった。「大江戸は眠れない」もこれを参考にしたかもしれません。
姫野カオルコさんの「整形美女」。ドラマとは全く違ったストーリーです。わざとブスに整形する美女や美女に整形するけど元に戻す女性が出てきます。なかなか面白い。美容整形は特に反対しないけど私はいいや。
森永あいさんの「僕と彼女の×××」。男女の中身が入れ替わってしまう話。 絵が可愛い。でも長い。まだまだ続きそうだから放出！
東川篤哉さんの「ここに死体を捨てないでください！」。赤川次郎さんふうの軽いタッチで読みやすい。ギャグみたいだけど結構面白かった。でも主人公二人の今後が気になります。
倉橋由美子さんの「大人のための残酷童話」。童話やカフカやギリシャ神話のパロディ。なかなかパロディ好きだから良かったです。同じようなのたくさん買ってしまってやや失敗ですが。
ヤーノシュの「大人のためのグリム童話」。パロディ童話だけどたくさんつまっていて良かったです。
桐生操さんの「愛の残酷物語」。椿姫やハムレットや美女と野獣にジキルとハイド。いろんな名作をエロティックにリメイクしたもの。パロディはついたくさん買いすぎました。これは買わなくても良かったかな。
尾崎秀樹さんの「にっぽん裏返史」。天一坊の話や義経の話、道鏡の話のフィクションを暴いていてなかなか面白い。文章は少しカタいかな。
大村政男さんの「3日でわかる心理学」。割と分かりやすくいろんな話を網羅しているから勉強に良い。
ステファニー・メイヤーさんの「トワイライト」シリーズ。バンパイア好きだから全て揃えたけどかなり本を取捨選択したらこれくらいしかいま手放せない。しぶしぶ？古本屋行きに決定しました。
横山秀夫さんの「ルパンの消息」。３億円事件とカンニングのルパン作戦がからんだ創作だが面白い。これもとうとう古本屋行きに決めました。
藤村いずみさんの「ルート246」。詐欺師の道をいく梨り子。ドラマにもなったけど、かなり面白い。これも古本屋行きに決めました。整頓して全ての本を本棚に入れたいなぁと思うとかなり絞らないといけないわ。
桐生操さんの「やんごとなき姫たちの結婚」。ダイアナさんカミラさんたち現代の姫の話でまあまあ面白い。シリーズで買ったけど、現代だから私の好みとしてはシリーズでは一番古本屋行きにできる作品。
東野圭吾さんの「白銀ジャック」。スノーボーダーやスキーヤーの話です。東野さんの話では、わりと現代人が「これくらいいいだろう」と見逃しがちな犯罪で亡くなった人の家族が復讐するのが多いですね。滑走禁止地区でスノボやスキーをしてはいけません。
とみ新蔵さんの「マンガ三國志」。上中下巻ありますが小説あるからマンガは売り飛ばすことにしました。絵もムサくて好みじゃないし。読みなおしたけど、顔が似ていて区別つけにくくて、小説の方が読みやすかった。三國志ファンなら分かるかもしれないけど私は混乱しておしまいでした。
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