LOVE! Voice in Wonderland

「倉木麻衣の研究」
へ寄せられた「読者の声」を紹介するBlogです。

心の琴線に触れる歌唱でした

2004年10月31日 | 読者の声

----- お名前(HN可) -----
坂田
----- 性別 -----
男性
----- 年齢 -----
49

 

 

 ちゃぶーさんはじめまして。「倉木麻衣の研究」素晴らしいですね。いつも新しい論文が出るのを楽しみにしています。「麻衣をもっと」も毎日拝見させていただいております。

 私は現在49歳で,妻と子(高校生と中学生)の4人家族です。私が麻衣ちゃんの本格的なファンになったのは,ちゃぶーさんより少し早く,去年の平安神宮ライブをTVで見てからです。ただ,それまでも,子どもとコナンのTVをよく見ていたので,そこで流れた麻衣ちゃんのシングル曲のCDは何枚か持っていましたが,曲が気に入ったので買ったという程度で,特にファンということでもなかったように思います。それが平安神宮ライブを見て,たちまち熱烈なファンになってしまい,正月にWish You The Best, My Reflectionを購入し,「倉木麻衣の研究」を発見し,内容を拝見してからますますファンになり,すべてのCD,DVDを購入し,家族に内緒でファンクラブにも入会し,ライブでも6月の大阪と先日のRitsに参加し・・・ということで現在に至っております。 私は約30年近く前,京都で学生生活を過ごしました。その頃は音楽はフォーク全盛で,井上陽水やかぐや姫,小椋桂などにはまり,下宿で毎日のように聞いたものです。ところが,就職し,結婚し,仕事や子育てに追われるようになり,音楽を聞くことはほとんどなくなり,聞いても通勤の車の中でBGM的に聞き流しているというような感じでした。したがって,麻衣ちゃんのCDを持っているといっても,そんな真剣に聞いたことはなかったのです。

 では何故急に変わったのかというと,TVで平安神宮ライブを見て,まずそのかわいらしさ,清楚な美しさにひきつけられ,それから歌のうまさ,表現力の素晴らしさに心をうたれました。まさに心の琴線に触れる歌唱でした。とどめはMCで京都にふれた「日本の四季はここで一番感じられます」というコメントです。私も昔,京都で青春時代を過ごしましたが,京都の四季については本当に私もそう思っていましたので,感覚的にも麻衣ちゃんに共感を覚えてしまいました。その後は上に書いたとおりです。

 この歳になって何故こんなに麻衣ちゃんに惹かれてしまうのか。その魅力とは?

 私が思うには,まず

  1. 外見的魅力(かわいく清楚で美しい)
  2. 内面的魅力(性格のよさ,人間性の滲み出し)
  3. 歌に対する真摯な取組み方(一生懸命さ)
  4. 楽曲のよさと良い楽曲を良い楽曲たらしめる歌唱力(表現力)

    この4点。ただ,ここまでならば,これらを兼ね備えるアーティストは他にもいるでしょうが,麻衣ちゃんが他と異なるのは,

  5. として,麻衣ちゃんの持つ雰囲気といいますか,何をさしおいても守っていきたい,支えてあげたいという,そういう気持ちにさせる雰囲気をもっているところ

にあるのではないでしょうか。

 ここを具体的にいいますと,Loving Youツアーの名古屋でのMCで次のような部分がありました。

麻衣「名古屋に来たのは2回目なんですけども,台風が前回は来て,すごい大変だったんだけど,今回はそんなに台風がなくて・・・(しばらく無言)・・・よかったなぁと思いまぁーす」

いくら最近異常気象でも,いくら何でも1月には台風は来ないだろうし,普通考えたら「何じゃこれは」というようなMCなんですが,HOTRODライブのMCで「私とエクスペリエンスで盛り上がっていきたいと思います。そして盛上げていき,い,いき,いきます」と思いきり噛んでしまって,自分で照れていましたが,これなんかも普通なら「最初の大事なMCで噛むなよ」と言われるところですが,麻衣ちゃんだと逆にこれがグッときてしまうんですよね。他のライブのDVDを見ても,ファンから「ガンバレー」という声がかかっていますが,プロのアーティストに対し「ガンバレー」というのは本当は変な話ではあるんですが,つい「ガンバレー」と声をかけたくなってしまいます。ファンにそういう気にさせるという,もうこれは天性の魅力というしかないんではないでしょうか。

 それと,ライブに参加して実感したことですが,麻衣ファンには私も含め,年齢層の高い人も結構いることがわかりました。この要因としては,GIZAの戦略もあるのか,麻衣ファンの幅広い年齢層を意識した曲作りをしていることも要因の一つのような気がします。事実,私の子どもが聞いている歌は,どれも早口でまくしたてているようで,どれも同じに聞こえてしまい,さっぱりですが,麻衣SONGは,日本的な趣のある「Time after time」,かつてのフォークソングのような匂いのする「風のららら」「明日に架ける橋」など,私の年代の心にもすっと入ってきて,心の琴線に触れてきます。そして,とどめは「Fantasy」。これなどは,まさに昭和30年代に小学生時代を過ごした私達の歌ではないのかと思うほどです。My ReflectionのDVDでこの歌を聞いて,思わず涙が出そうになりました。

 まあ,長々と書きましたが,要は麻衣ちゃんも言うように,Simply Wonderful,いいものはいい,好きなものは好きということで,理屈抜きにこれからも麻衣ちゃんを応援していきたいと思います。私にとって「倉木麻衣」とは,ちゃぶーさんは「麻衣をもっと」のバースデイBBSの記事の中で「女神降臨」と書かれていましたが,私にとっては「女神」というよりは,かつてのあこがれのクラスメイトのような親近感のある存在というような感じでしょうか。今まで私はというと,回りからはどうも「まじめ一方で堅物」というイメージで通っていたようですが,既に妻に,ファンクラブに入ったことも,WishライブとRitsライブに参加したことも,ファンクラブの会報をオークションでコンプリートしたこともバレてしまい,妻にはあきれられています。子どもにも「最近お父さんはどうしたんだろう。性格が変わったのか」と思われているように感じていますが,それにめげず,妻の冷たい視線に耐えながらも,麻衣ちゃんを応援し続けたいと思います。いや,この際,妻もファンにしてしまおう。

 最後に,Ritsライブでは私もCゾーンでしたので,ちゃぶーさんにお会いできるかと思いましたが,結局,例のウチワを発見できず残念でした。また,機会があれば,お話をしたいとおもいますので,その節はよろしくお願いいたします。これからも一緒に麻衣ちゃんを盛上げていきましょう。また,「倉木麻衣の研究」のほうも新論文を楽しみにしています。

 

 

 大変丁寧で長いメッセージをいただき,本来ならば一つ一つのお言葉にお返事なり感想なりをお返しすべきところですが,失礼ながらまとめてお返事させていただきます。

 坂田さんは,私(43歳)より少し年上でいらっしゃるとのことですがファン歴も似通っており,いろいろとメンタリティを共有しているのではないかと感じます。

 私は,中学生以来Beatlesを中心とする洋楽一辺倒であったために,倉木さんの音楽に触れるまでは日本の音楽を聴いてみようという気にさえならず,「音楽ファン」を自認しながらも,車で聞くのもラジオだったりとか,実はしばらくの間は音楽とは無縁の生活を送っていました。そこへ倉木麻衣の登場ですから,人生何が起きるか分かりませんね。

 倉木さんは確かに大変な美女ですが,私は当初,彼女のルックスはほとんど気になりませんでした。もちろん今はその美しさにすっかりとりこになってしまっているわけなのですが,やはり最初のきっかけは楽曲のよさと,声質の素晴らしさでした。特に彼女の声は,世界中の誰にも負けない美しさを持っていると確信しています。

 私のサイトへメッセージを下さる方の約半数が実は40台の男性です。この年齢層は実はファン層の中核をなしているのではないかと思っています。 今後とも一緒に倉木さんを応援して行きたいですね。