LOVE! Voice in Wonderland

「倉木麻衣の研究」
へ寄せられた「読者の声」を紹介するBlogです。

冒険の旅とは,一歩踏み出した途端に途方にくれるものである(3)

2010年05月08日 | 読者の声

----- お名前(HN可) -----

Shin in the sky

----- 性別 -----
男性
----- 年齢 -----
52
----- Web Siteお持ちでしたら -----

http://blog.livedoor.jp/sin230ilmk/


 

  2010年3月5日
 ちゃぶーさん,こんにちは。自分でも良くこんなに長い話をずうずうしくも投稿したものだと半分あきれ返っています。勢い以外の何物でもありません(恥じをかくなら最後までと半分やけっぱちです)。新しい倉木麻衣ファンライフを開始する前に,空白の5年間に対するある意味の懺悔をし,自分の心中を整理し,総括してすっきりした気持ちでスタートしたいというのが投稿のそもそもの動機です(Start in my life)。お気の毒にも運悪くそのはけ口に当たってしまったちゃぶーさんに感謝と陳謝を込めて,今回がこのシリーズ最後となります。

 

<第5話 連鎖>

 以上がこのサイトにたどり着くまでの話しでした。ここからやっと,現在形の話になります。

 このサイトで発見して目から鱗が落ちた偶然と思えない「正解」の連鎖について箇条書きにしてみます。

 

 1.ファン層が普遍的である事

 自分初のコンサートで得た初印象がファンは性別,年齢を問わないのではということであったが本当でした。音楽自体に普遍性がある証明ではないでしょうか。

 2.ビートルズ

 私が好きになると言う事は,どこかにビートルズが潜んでいるのではと感じていましたが,「Reach for the sky」がそうだったとは。そしてチャブーさんもファンであったとは!
 私は中学2年生(ちょうどビートルズが解散する頃)テレビで映画「ハード・デイズ・ナイト」を見てとりこになり,以来40年近く私の中心にはビートルズがいます。

 3.マイケル・ジャクソン

 MJも,ましてやMJと倉木麻衣の関係も何も知らずに,母親が観たいと言うから観た映画「This is it」を見て,何となく倉木麻衣のベースはMJではないかと想像していたら何とその通りだった!

 4.宇多田ヒカル

 世間でそういう話題(倉木麻衣は2匹目のどじょう説)があったとはつゆ知らずに,私は宇多田ヒカルのデビュー以来のファンで2人は私の中で自然に共存していた。でも比較したことは無かった。やはり2人はやはり繋がっていたのかっ!

 5.山口百恵

 これは私の中で倉木麻衣との関係は見出せないが,一生の中で唯一恋をしたアイドルです。あなたもファンであったと知った時には唖然としました!

 6.ちゃぶーさんはクラシック音楽も好きな様である。

 ビートルズの「Yesterday」がきっかけになり私も好きになりました。大野愛果の曲はモーツァルトやバッハのように聞こえる時があります。

 7.ちゃぶーさんはめがねをかけているようだ。

 私もめがねをかけています。倉木麻衣との関係が気になる(関係無いでしょうか?)。

 

 以上これだけ「正解」が連鎖した訳で,偶然とは考えられず,「倉木麻衣」によって導かれた意味ある「繋がり」あるいは「因果」があるはずだと思えたのです。

 「倉木麻衣」の何がそれを生み出し,また今後何を生み出していくのかを探求し,それを文字に残したいという欲求が私に芽生えました。この情熱がどれほど続くのか自信はありませんが。しかし鉄は熱いうちに打たなければなりません。私は周回遅れになってしまっていました。早く倉木麻衣,そして先輩ファンに追い着かなければ。これがちゃぶーさんのサイトを見た今の私の「Secret of my heart」です。

  すみません,以上で終わりです。私の場合,やはり去年の9月5日の初めてのコンサートが転機のようです。言わばその日が紀元の変わり目で,以前は「紀元前」の無自覚の時代であった訳で,今,覚醒したわけです。「Mai.K! From now, I will always stay by your side.」

 自分の文章を読んでみると書く前の期待に比べて,はっきり言って「面白くない」。また,ネット投稿には何かルールないしマナーがあり,ちょっとこの長さはマナー逸脱かもしれないと反省しています。ネット初心者なので今回は見逃してください。ちゃぶーさんの大いなる忍耐と寛容さに感謝いたします。おかげ様で「吐露」できてすっきりしました。これから新たな気持ちで「Start in my life」ができます。

 それにしても,3月3日に生まれて始めてシングル発売日にシングルを買って聞きました。ふむ,この曲,賛否両論出ている様ですね。が,少なくとも,「窓を開けた」感じがします。呼吸が楽になったような。冒険的ではありますが。・・・冒険の旅とは,一歩踏み出した途端に途方にくれるものである。

 

 

 シン“Shin in the sky”さま

 このたびは大変ご丁寧なメッセージをいただき感動いたしました。心よりお礼申し上げます。

 年齢も近く,音楽遍歴も近いようですので,シン様が麻衣さんの音楽をお聴きになったときの驚愕と感動が手に取るようにわかります。

 本当に「ようこそこの世界にいらっしゃいました!」です。(#^.^#)

 ブログも始められたご様子。これからもすばらしい記事をたくさん書いてくださいね。

 今後ともよろしくお願いいたします。


冒険の旅とは,一歩踏み出した途端に途方にくれるものである(2)

2010年05月08日 | 読者の声

----- お名前(HN可) -----

Shin in the sky

----- 性別 -----
男性
----- 年齢 -----
52
----- Web Siteお持ちでしたら -----

http://blog.livedoor.jp/sin230ilmk/


<第三話 予感>

  そこで見たものは・・・

 昨年の9月5日の静岡,いろいろな人が,老若男女がまんべんなくいると言う風景。アベックや追っかけ男子の集団を心配していた私は「かなり安堵」したのでした。女性が多い。そして中年のおじさんもいる。若い小学校高学年や中学生ぐらいの少女も眼につく。意外に多様性が高い。これなら私1人でも違和感がない。この時の気持ちを表すと「来て正解だった」です。倉木麻衣は普遍性が高く「私は浮いたおやじではなかった」という安堵を込めた「正解」です。今から思えばこれが最初の「正解」で,この言葉は今後のキーワードになります。

  席について,生まれて初めてのJ-POPのコンサートが始まりました。後ろの席なので会場全体が見渡せます。さほど大きい会場ではないので一体感が高いのですが,それ以上に「これから大切な人を迎える」という愛情の空気を感じます。始まった直後から立ち上がるのに抵抗を覚えつつ渋々と立ち上がると,右前には「中学1年ぐらいの友達どうしの賢そうな娘さん2人」が体でリズムを取りながら口ずさんだりもしています。「ミーハー」ではなく本当のファンのようです。左前の方には大学生ぐらいのやはり娘さん2人組がいます(女性ファンが多いんだ)。生で初めて聞く「Secret of my heart」でコンサートに溶け込んでいく自分を感じます。本当はもっと後に取って起きたい曲ですが。

  MCは誠実ですがマニュアルどおりと言う印象で「気が利いた」感じがしません。アドリブは苦手のようですね。普通のお嬢さんが大勢の前で緊張して挨拶しているような感じです。面白味はないですが「良く言えました。ご苦労様」と言いたくなったのはやはり人柄でしょうか。

 アップテンポの曲では,倉木麻衣と聴衆とが1つになったようです。実は私はこの時ステージ上の倉木麻衣より,目の前に緩い傾斜でステージに繋がっている聴衆の頭や腕やスポーツタオルの海が音楽と同調して波打つ風景に心奪われました。音楽は視覚や共有感でも感じるものだという発見をしました。最後のお別れの儀式は丁寧すぎて「別れの挨拶をなかなか打ち切れない女という生き物」あるいは「時間経過は二の次になる女のコミュニケーション」が感じられました(身の回りの女性達に通じる日常性を感じさせてくれました)。

  終了後,会場でDVDを買う私に,一つ関門を通過したような自分を感じながら,今日のコンサートと次のコンサートを考えながら帰る自分がいたのでした。そして,失われた日々を取り返すための「The long and winding road」が,この日始まったのでした。

 

<第4話 ここ数ヶ月>

  さて,その後,大晦日のカウントダウンコンサートのチケットを予約しました。私は中間管理職で,気楽に会社を休めないので結局大晦日になりました。誘う相手も無い孤独なカウントダウンコンサートです。私にとっては1つの大きな冒険の旅です。

 それまでに,未購入であったアルバム,「Perfect crime」,「Fairly tale」,「If I believe」,「One life」を買い集め曲と題名が一致できるように聴いています。また,「Stay by my side」しか持っていなかったシングルCDをヤフオク等で集め始めました(なかなか集まりませんが)。また,「視覚と一緒だと魅力が倍増する事を再発見し」過去のDVDを集めました。

  こんなに短期間に過去に遡って1アーティストのメディアを集めたのは,ビートルズ以来です。

 そして12月31日,カウントダウンライブに行ってきました。

  しかし,行って良かった。これで私も胸を張ってファンだと言えます。

 1番後ろの席でステージ上の倉木麻衣は点にしか見えないくらいでした。そこで,次のコンサートでは前の方の席を取るぞという新たな目標も見出しました。

  また,たまたま母親がマイケル・ジャクソンの映画「This is it」の評判を聞き見たいといい始め(ミーハー的動機),私はマイケル・ジャクソンには何の興味も無いまま,また倉木麻衣との関連も知らず見に行き,帰りの車中で,「倉木麻衣はマイケル・ジャクソンに影響を受けたんだと思う」など思いつきの感想を述べたりもしていました。その頃は宇多田ヒカルのCDも車でかけていて,やはり母親が「似ているけど声が違う」などと素朴な感想を漏らすのに対して「まあ,同じ系統だからね」とこれも思い付きで回答(当時は何も先入観なしです)。

  それにしても,昔はレコードを買うと「ライナーノーツ」(いわゆる解説)が付いていました。レコードに針を降ろす前にその解説を読み,想像を膨らましてから曲を聴くのがまた至福の時間でもあったのですが,いつの頃からかそれは無くなったようですね。倉木麻衣の文字情報といえばアルバム「Delicious way」に珍しく付いていた「解説」のみ。この解説はありがたかったです。しかし以降は「解説書」など皆無なので,耳から入る音楽とCDのカバーぐらいしか倉木麻衣の情報が有りません。それに代わる文字情報が欲しくなりインターネットの検索を始めました。そして,先日このサイトにたどり着いたと言う訳です。

  そして,偶然とは思えない「正解」の連鎖に直面したのでした。

 ・・・次回はこのシリーズの最終第5話です。


冒険の旅とは,一歩踏み出した途端に途方にくれるものである(1)

2010年05月08日 | 読者の声

----- お名前(HN可) -----

Shin in the sky

----- 性別 -----
男性
----- 年齢 -----
52
----- Web Siteお持ちでしたら -----

http://blog.livedoor.jp/sin230ilmk/




 始めまして,ちゃぶーさん。

 私はこの年で先ほど倉木麻衣ファンクラブに入ってしまいました。このサイトにめぐり合えて,まさに,世の中は不思議だと眼から鱗が落ちるような思いです。

 さて,なぜそう思ったのか,少し私の音楽経歴をお話します。私の中でここにたどり着いた経緯を物理的時系列ではなく,倉木麻衣に導かれた精神的時系列でたどりたいと思います。聞いて下さい。

 

<第一話 遭遇>

 最初は,10年前でした。コンビニで買い物していた時,「Day after tomorrow」が流れてきたのです。その時の感覚を今でも鮮烈に覚えています。その時の感覚は,何だか長い間求めていていて得られなかった音楽が突然空から降って来たような感覚だったのです。前ぶれなく突然に広い青い空からきらきらと光と共に降ってきたというイメージで,今から思うとこの感覚はビートルズの「I want to hold your hand」に近い感覚でした。この曲のCDを買うぞ,と誓ってコンビニを出ました。

 しかし,歌手名がわかるまでぐずぐずしていたようで結局曲名は解らず,えいやで買って今手元にあるのは「Stay by my side」のシングルです。ジャケットを見てへーこんなに若くて可愛らしい歌手だったの意外だなと思いつつこれをかけた時,イントロと出だしまでは「この曲かな」と思いましたが違っている。そこで買ったCDが「Delicious way」で,このCDは「Day after tommorow」を聞くために買ったようなもので,これで一安心と言う訳で,良く聞いてはいましたが車で,風呂で,ながらで聞くという状況でした。

 「ながら族」でのめりこむ事も無かったのですが,CDの中の「Secret of my heart」が2段ロケットのように効きました。最初はあまり印象に残らなかったのですが,4回目ぐらいに「鳥肌」が立ち,5~8回目ぐらいは涙がでそうでした。

 ここまで,デビューから2年ぐらい経っています。今から思えば惜しい事をしました。もっと早くのめりこむべきだった。

 という訳でこの話は第2話に続きます。

 ご返信ありがとうございます。返信はなくても気が済むまで勝手に発信するつもりでしたが有り難い。これからは倉木麻衣を発見した喜びを多くの人と共有して行きたい!私は倉木麻衣の伝道者になる。人生は一度しかないのだから・・・と言う訳で第2話です。

 

<第二話 発酵>

  「Secret of my heart」の穏やかで深い佇まいは,私的には色でいえば紫,ビートルズの曲でいえば「Here there and everywhere」を想起させるものでした(適当です。私はビートルズ信者なのでとにかく何か対応させると落ち着きます)。多分,長調から短調への自然な転調がそう思わせるのかもしれません(「The fool on the hill」も典型ですね)。この第2段ロケットで一応私はファンと言う事になりました。

 とにかく,歌の(曲も歌唱も)レベルの高さに驚きました。しかし,なぜか次に買ったCDは「Wish you the best」でした。この間に3枚もアルバムが出ていたのに何やってたんだろう(CD「Delicious way」はコンスタントに聞いていたのに)。記憶にございません。

 その次の2枚「Fuse of love」「Diamond wave」は同時代的に買って聞いているので,「いいお友達。でもお互い拘束はしないの」という付き合いだったのですね。失われた3年間です(一番おいしい時期だったのにね,くそー)。

 つい先月まで題名が解るのは最初のシングル3枚のA面のみという体たらくでした。麻衣さんごめんなさい。これから心を入れ替えますから許してね。もう歌田ヒカルや平原綾香に浮気はしませんから。

 昨年の10月,たまたまインターネットか何かで倉木麻衣のコンサートが土曜日しかも静岡であると知り,なぜかふと「倉木麻衣か。行ってみようかな」と思いました(近いし休みだし暇だし:静岡県在住)。今まで自分でコンサートなるものに自発的に行ったことがありません。チケットはネットで購入できるという安易さもあり,「1回ぐらい話のネタに行ってみるか」という乗りです。そして,それは「10周年記念コンサート」でした。「えー,もう10周年? そんなに経つ? 今いったい何歳?」てな調子でまるで間抜け丸出し。当日,中年男は後ろめたさと引け目と恥じらいを感じつつ,こそこそと目立たぬ様,しかし最後は開き直って一人会場に入って行ったのでありました。・・・そこで見たものは・・・。

 第3話に続く。