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2006年12月に悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫)の告知を受けました。治療を経て現在経過観察中です♪

今の経験を・・・。

2007-08-15 23:02:10 | 病気になって思ったこと

今、自分が患者として経験していること・・・。
今後治療が終わって、社会に復帰し、またNsとして働いた時にどういかしていけばいいんだろう??
今の経験で、以前と何が変わったカナ??って考えることがあります。

生検を受けてから、結果を待っている時の不安定な気持ち。
癌を告知された時の気持ち。
告知を受けショックを受け、そこから自分なりに受け入れられるまでの気持ちの変化・・・。
抗癌剤が体に入っていく時の恐怖感。
治療を続けていく中での副作用との闘い、くじけそうな気持ち。
仕事ができないことで、みんなから取り残されている感覚。

他にもいっぱい考えたり、悩んだりしたことがありました。
今まで、Nsとして患者さんと接することで患者さんの気持ちを少しでもわかりたいと思っていた。
でも、抗癌剤が体の中に入っていくことをこんなに怖く思うなんてことは、今回経験したから初めてわかった。自分の体がどうなってしまうんだろう!?って恐怖だった。
点滴を開始してしばらくして39.2度の熱発。体がだるく、熱でヒーヒーしてました。
体がだるかったのか?抗癌剤の恐怖からなのか?自分でもよくわからないケド、涙が止まりませんでした。

この経験を、8月7日から8日にセンパイ達が伊豆に来てくれた時、一人のセンパイと話しをしていました。

ナナ   「個室に入院していて、私が泣いている時、Nsが何人か部屋に入ってきたのに、声もかけてくれなかっ
たんです。」
先輩  「その時、ナナはどうしてほしかったの?」
ナナ   「どうしてほしかったんだろう??声をかけてほしかったんだと思います。」
先輩  「熱があって、身体も辛かったのに、その時Nsに声をかけられたら、面倒じゃなかった??」
ナナ   「身体も、心も弱ってたから、逆に声をかけてほしかったのかもしれません。」
先輩  「ナナが病気になる前、働いていた時、そういう患者さんを目の前にした時、今はきっと身体辛いか
ら、今は席を外そうとは思わなかった??」
ナナ   「思っていました。私も声をかけたとしても、席は外していたかもしれません。」
先輩  「でも、自分が患者の立場になって、身体は辛くても、声をかけてほしいと思ったのはなんで??」
ナナ   「誰かに、その時の気持ちを聞いてをしかったのかもしれません。 親には弱い所を見せたくないし、心配させたくないって思いが始めは強かったので、一人で抱えようとしていたかもしれないで
す。それをNsに聞いてもらえていたら、気持ちがラクになっていたかもしれません。」
先輩  「患者さんは、今ツライから席を外そうじゃなくて、今近くにいたほうがいいのか患者さんに直接聞いてみようって考えることもできるようになったでしょ!?それは今までの患者の経験がなかったら気がつかなかったかもしれないよね!?」

って。

たしかに!!!先輩と話しをしていて、ちょっと見えてきました(✿◡‿◡ฺ)
今までは、(熱があって身体がつらい時に話しなんて・・・。今は席を外そう。)って思っていたと思います。でも、その感じ方は人それぞれ。私は、つらい時だから、あえて近くにいてほしかった。話しを聞いてほしかったのかもしれません。自分の考えを決め付けるのではなく、患者さんにどうしてほしいか聞いてみるのも1つなんだろうなぁ!!って気付けました。今更だけど、毎日ただただ働いていると、こんなこと!?ってことも気付けなかったり、患者さんの気持ちになっているつもりで、日々流れてしまうんデス。


今まで自分が抗癌剤を開始する患者さんにとっていた行動は軽率だったって反省することばかりです。
点滴をつなげて、その後、どんな気持ちになっているか?正直あまり考えていなかったカモ。
普通の点滴をつなげる感覚だったかもしれない。
声をかける、かけないって、小さいことかもしれないけど、Nsがかけてくれる一言で、気持ちがラクになったり、前向きになったりできることもあると思う。
今の経験を無駄にしないように、これからの治療期間も、患者としてこれから自分が復帰した時はこうしていったら・・・。っていうのを考えていけたらいいなぁ✿ฺ


余命1ヶ月の花嫁をみて・・・。

2007-07-18 23:56:12 | 病気になって思ったこと

今日放送された“余命1ヶ月の花嫁”。24歳での乳がん発覚。闘病生活の様子、ウエディングドレス姿などが放送されました。
病気は違うけれど、同じ年齢。
テレビを見終わって考えると、自分のガンなんてちっぽけに思えてきました。

余命1ヶ月とは彼女には知らされていませんでした。
酸素なしでは苦しい現実。骨転移による考えられない痛み・・・。
それでも彼女は笑ってました。笑顔がとっても印象的です。
彼氏がビデオを撮影していて、「毎日なにして過ごしているの??」という質問にビデオを見つめて「生きてる」
って答えている姿。
「家族、恋人、友人に支えられていることに感謝。感謝と言う言葉では申し訳ないくらい」
って。
私もこの病気になって、家族、友達、職場の方達に本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。


私の場合は、幸い治療を受ければ寛解率の高いガン。
デモ、告知を受けた時のショックや、抗癌剤治療をここまで乗り越えてこれたのは、周りの方たちの支えがあったからです。
支えてくれる人がいるから、頑張れます!!

この病気になったことで、今まで当たり前だと思っていたこと。
晴れた日の真っ青な空が見れたり、水が飲める、ご飯が食べれる、家族が近くにいて、友達が支えてくれること・・・。
こういうことって素晴らしいことなんだな!!って。
治療をして辛い時期、水も飲めなくなる時や気持ちがちょっと弱くなった時とか、実感します。

小さなことでも、当たり前だと思わず、それができることに感謝です。

彼女には、病気のことも受け入れ、髪がなくなることも、胸がなくなることも理解してくれ、それでも彼女の近くにずっといてくれた彼氏。
スゴイなぁ。って思いました。闘病生活、病院に泊まり付き添っていた。
彼女が余命1ヶ月なんて知らされてどんなに辛かったんだろう・・・。


私にも将来、病気まで理解してくれて、一緒にいてくれる人はできるのカナ・・・。

病気になって、色々なことを考えました。
最初はなんで私なのカナ・・・。って思いました。
同じ病気をされた方で、「病気と闘って、考え方、人生観が変わった。今はこの病気になってよかったって思ってる」
って言ってた方がいました。
私は最初はなんでそんな考えができるんだろう!?って。わかりませんでした。
デモ、今治療が順調に進んでいて、先が見えてきて、自分にも余裕があるからなのか。
ガンと言っても寛解率が高いからなのか・・・。

健康は大切なこと。
デモ、この病気にならず、そのまま暮らしていたら、今感じているこに気付くことができなかったかもしれない。感謝の気持ちや“ありがとう”ってことに。
それに気が付くことができたことって素晴らしいことなんじゃないカナって思います。

私も病気になって経験したこと、感じたことを通して、治療が終わってまた社会に戻ったとき、一回りでも大きく、成長した人間になりたいです。

私は、病気になる前、看護師として働いていました。
患者さんの気持ちになって、患者さんのことを解かろうとしていたケド・・・。
今自分が患者になって、ガンという病気を背負って・・・。
今までの自分の関わりって・・・。申し訳ないって思ってしまいます。
患者さんの気持ちを考えているつもりで終わっていたのカモ・・・。
反省する点がいっぱい見えてきます。
血液のガンは、治療期間が長く、私も治療を開始してもう7ヶ月が経ちました。デモまだ治療は終わりません。休職していたんですが、休職期間内に治療が終わらず、退職という形を選びました。

デモ、治療が終わったら、絶対看護師に復帰します。
今経験していることを無駄にしたくない。患者さんの気持ちを少しでもわかる看護師になりたいです。

残された治療頑張ります!!






女性として

2007-06-27 20:57:58 | 病気になって思ったこと

私が1回目の抗癌剤治療のため入院したのが1月22日でした。
入院して次の日・・・。
ニュースで卵子凍結保存について知りました。

内容は↓
白血病など血液のがんの治療で不妊になる恐れのある未婚女性の卵子を、将来の体外受精のために凍結保存する臨床研究を、国内約130の不妊治療施設でつくる団体が日本産科婦人科学会に申請していたことが、明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061222ik0d.htm

と言うことです。
もっと早く聞きたかった
もう入院してしまった・・・  2日後には治療が始まってしまいます

治療前に、主治医には生殖機能について聞いたことがあったケド・・・。
「ABVD療法は、生殖機能には大きな影響はありませんから」
と言われたことがあった。

心配ないと言われても、抗癌剤治療を行うわけだし、やっぱり女としては将来のことを考えてしまいます 
できるなら結婚もしたいし、子供も授かりたい。

東京で、卵子凍結保存を行っている病院にメールも送ってみました。
“メールでは、費用や、詳しい説明はできないので、一度来院して下さい”
もう治療も受けてしまった後なので、結局病院へは行きませんでした

私の周りには、もう結婚して子供がいる友達が何人もいるけれど、自分は今後不妊に悩むカモしれない
状況におかれ、子供をもつ友達が羨ましく思えてしまうことがあります。


今日、予定日間近な友達と会ったんデス。
友達は、以前、妊娠線が出たことに、ショックを受けていました。
デモ、こないだ会った時は、主治医に
「妊娠したくてもできない人もいるんだよ。この線をつけたくてもつけれない人もいるんだから。
自然に妊娠して、出産できることに感謝して。」
って言われたんですって。
先生素晴らしい

「妊娠できること、子供を授かることって、ホントすごいことなんだよね」って。
先生に言われた言葉、友達にも響いてたウレシイな その気持ち忘れないでいてほしい
私は5クール目に入り、今までずっと規則正しい周期できていた生理の周期が乱れだした・・・
デモ、まだ生理がきているのが救いカナ生理が止まってしまったら、もっと考えてしまうと思う

まだ子供を授かることができないと決まったわけではないのに、グチグチ考えることではないかもしれないケド・・・。
産める可能性があるだけでも幸せなんだと思う

その前に、自分の病気を理解してくれ、それでも受け入れてくれる人と出会うことができるんだろうか
って考えてしまいます。
これから出会う中で、病気のことをきっかけに去って行く人もいるんだろうな・・・。って。

でも、そうゆう人はそこまでの人!!!癌になった私が今の私で、一生付き合っていくものだし、
癌になったことが恥ずかしいことじゃないんだから、自信を持って生きていきたいと思う


心せまいのかな??

2007-03-28 20:39:51 | 病気になって思ったこと
今私は治療が始まって2ヶ月くらい・・・。
病気が発覚して、色々なことを考え、自分なりに受け入れているつもり。

これからの将来、不妊になる可能性もあることなど・・・。
この病気のことを理解してくれ、治療が終わっても再発の危険はあること、
もしかしたら赤ちゃんが産めないかもしれないことなどをふまえて、私を理解してくれる人と出会えるのかな??
なんて考えることもあるわけなんです。

今日は、地元の友達と会ってきました。
友達は今、妊娠24週です。お腹も目立つようになってきました

そんな幸せな姿を見ていてうらやましくなってしまいます。
私は結婚できるのかな?子供を授かることができるのかな?
なんて考えてしまう自分がいます
友達の妊娠はとてもうれしいこと
それなのに、それをうらやましく見てしまう自分がなんか嫌です・・・。