ベンガルのうた・内山眞理子 

内山眞理子の「ベンガルのうた」にようこそ。ここはエクタラ(歌びとバウルの一弦楽器)のひびく庭。どうぞ遊びにきてください。

いのちのつとめは タゴール

2018-06-04 | Weblog

 

 

いのちのつとめは

タゴール

 

 

いのちのつとめはすべて

終わったわけではなかった

わたしは知っている それでも

失われたのではなかったことを。

花は ひらくことなく

地におちた

河は 砂漠で

水のすじを消した

わたしは知っている それでも

失われたのではなかったことを。

・・・・・・

 

内山眞理子 試訳

 

 

* この詩はとてもよく知られた詩です。

次回は、本「コルチャック先生」をご紹介します。

ヤヌシュ・コルチャック(1878-1942)はポーランドのユダヤ人です。

ワルシャワに、戦災孤児たちを受け入れる寄宿学校をつくりました。

1942年7月18日に、寄宿学校の子供たちが、タゴールの戯曲「郵便局」を上演しています。

コルチャック先生の子供たちへの贈り物として、この戯曲がえらばれたのです。

それからまもなく8月6日に、コルチャック先生と孤児たち200名がトレブリンカヘ移送されました。

 

 

 

 

 

 

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