シメの事を思い出したので子供の頃なじみの野鳥の名前をいくつか思い
出しました、カケスはミヤマカケスでした、家の庭にオンコの木があり
毎年アオジが巣を作っていた、周りにはナナカマドの木も植えてあり、
ではなくて自然に生えていた、この木は薪にはならないので切らなかった
だけかもしれない、冬になるとナナカマドの赤い実をヒレンジャクやキレ
ンジャクが群れをなして食べていました、それらの野鳥はトウミを使い
パタンコを仕掛けて捕っていました、トウミとは機械式のではなく板の
枠と金網だけの二人で持って穀物と殻を振るい別ける道具です、畳一枚
弱の大きさです、それを使ってパタンコという仕掛けをして鳥が掛かる
のを待ちます、群れをなしてくるので一度に２～３０羽も捕れることがあり
ました。初夏には野山を思い切り走ると野鳥の雛を捕まえる事が出来
ます、だが何度か捕まえていると必ず死んでしまう事がわかって捕るの
は止めました、カモの子は大丈夫で鶏と一緒に飼っていました、でも
いつの間にか大人達の酒のつまみにされてしまいます。家畜の世話は
子供達の仕事です、生き物を飼い生き物を殺して人間は生きています、
自然の中で生きて行く事は厳しいものです、子供たちは口に入る全ての
ものに感謝をすることを教わって育ちます。
