「75歳以上の5人に1人が要介護」という厚生労働省発表のデータがある。私は74歳なので、もう少し経てば、75歳以上に分類される。また、男子の「平均健康寿命」は72歳とのこと。
近しい友人の中にも、介護施設で暮らしていたり、入院中または自宅療養中心の生活をしている人が増えつつある。すでに鬼籍に入ってしまった友人も何人かいる。厚労省データは「それなりに正しいのだなあ」と実感するようになった。
健康かどうかの目安の一つに、「自分一人だけで歩けるかどうか」がありそうだ。できるだけ長い距離を歩けるに越したことはない。そういう観点で自己チェックしてみると、私の場合、「できる」に適合している。
「食べることは生きること」・「歩くことは生きること」・「書くことは生きること」をモットーに生活してきている私。現在、これらはそれなりに実行できている。もっとも、「書く」といっても、大したことは何も書けていない。ブログを書いているぐらいだが、「書くこと」は楽しいので続けられている。ブログは「公開日記」に過ぎないが、それなりに認知症対策になっている。(と信じている)
人生、食べることや歩くことは楽しいことですね。食べられることに感謝し、歩けることに感謝しつつ「高齢期生活」を過ごしています。
しかし、コロナの爆発的感染のせいで、街道歩き旅などを休止中。「行動制限はない」とはいうものの、旅先でコロナが陽性であることが判明した場合、旅先に迷惑をかけることになる。沖縄での旅行者、PCR検査の結果が出ていない間に、飛行機に乗ってしまったというニュースがあった。検査結果が出てしまったら、飛行機に乗れないと判断し、強引に乗ったらしい。飛行機同乗者たちにコロナ感染を広げる可能性があるのに・・・。もはや、「自分さえよければいい」との判断。こういう判断をする人が増えていけば、さらに感染が広がることになるだろう。
政府は「行動制限はしない」という判断だが、これでいいのだろうか? 京都府内のコロナ受け入れ病院長たち(約15病院の病院長連名)は、真っ赤な用紙(ページ)に、医療現場が「危機的状態に陥っている状況」を訴えておられる。 私は訴えをネットで読んだが、真っ赤なページだったので、びっくりした。
教え子の一人が、京都大学付属病院のコロナ担当のリーダーとして、奮闘しているとのこと。多くの医師看護師たちが、共倒れにならないように・・・、と「真っ赤なページ」を読みながら祈りました。
京都府だけではなく、全国の各「コロナ患者受け入れ病院」は同じような状況だろうと、想像できます。旅先で陽性が判明しても、可能な限り「病院に迷惑をかけないように」行動してほしいものです。
政府は、「旅先でコロナにかかったら、どうするのがよいか、どういう行動をすべきか」について、情報を繰り返し流すべきでしょう。政府に危機感はないように感じて仕方がない。
「行動制限をかけない」方針を続けるなら、政府として、国民への訴えはしっかりすべきでしょう!
* もし、旅行先でコロナ感染がわかり、発熱・体調不良等で延泊しなければならなくなったら・・・。その時の費用は(海外旅行なら40万以上かかったとの報告あり。国内・沖縄や北海道旅行などでも、相当な額に。)予期せぬ出費になっているようです。そういうニュースも流れています。それでなくても、夏休み期間の宿泊代は高い。予期せぬ出費を覚悟のうえで、旅行すべきでしょう。迷っている人は、とりあえず、今はキャンセルしたほうが(医療現場のことも考えて)いいでしょう。