衆議院も参議院も、自公政権は過半数を割った。さて、どんな政治が始まるのだろうか? 参政党が躍進したのだが、「日本人ファースト」に一応賛成した若者が多かったようだ。若者が選挙したという点で、今までとは違う選挙になった。20代~40代の層が参政党に票を多く入れていたという分析である。60代以上は参政党に票をあまり入れていなかったらしい。団塊の世代である70代となると、参政党への票はかなり少ない。
自公とどこかの野党とが「案件ごとに」くっついて、法案を通していくのかもしれない。または、自公+維新=過半数となり、政治を進めることになるかも? 「+維新」ではなくて、「+国民」という状況も考えられる。
石破首相のままでは、「+国民」は、成立しにくいらしいが・・・。石破首相が変われば、成立するかもしれない。
自公過半数割れの今後の政界の動きは、(私には、まったく)見通せないが、何とかなっていくだろう。
衆議院議員選挙が近いうちにあり、また参政党が衆議院でも躍進するなら「自公+参政党=過半数」の時代がやってくるかもしれない。
私自身は参政党の方針を評価していない。「日本人ファースト」という考え方にも、賛成ではない。非常に古い発想(例えば、16代天皇=仁徳天皇による政治を評価したり、その他の復古調の呼びかけなど)が基本的にあり、自由・民主主義を積み上げてきた戦後の日本の政治から、逆の動きが始まりそうな気配を感じている。
若い人がネットの活用によって、情報を受け取り、その情報を広げていくことに、熱中しているように思われる。そのプラス面はあるが、マイナス面もある。ここしばらくの間は、参政党は躍進していくだろうが、そのブームもいずれ、行き詰まっていくと予想している。熱しやすい動きは、何かあると、冷めていく傾向にあるから。
政界の動きには、よくある現象・傾向である。
「自公+○○党」がどういう動きになるか、しばらく様子を見たい。