つれづれ記

手作りと日々の事 思いつくままひとり言

かく寿司

2008-04-15 22:00:32 | Weblog
山椒に新芽が出たので「かく寿司」を作った。押し寿司のことだが四角い形からか地元では「かくずし」と言う。法事とか皆が集まるとよく作っていた。巻き寿司より簡単でちらし寿司より持ち帰りに便利だからだろうか。何かといえばこのかく寿司を作っていたが子供の頃はあまり好きではなかった。木枠の型も今の物の倍ちかく寿司の上のトッピングも少ないので寿司飯の塊の味しかしないような気がした。
上に乗せる物は椎茸を甘辛く煮たもの、厚めに焼いた薄焼き玉子やかまぼこ。ちょっとご馳走の時は焼きあなごや酢で〆たコノシロなどの魚。今時の押し寿司と比べると質素だと思うが寿司飯自体がご馳走だった。県の北部の方に行くとこの寿司飯の中に甘く煮た金時豆を入れたかく寿司が作られていた。ここから西の山口県の岩国では何層にも重ねて作り切り分ける岩国寿司が有名だ。岩国の友人はお嫁に行く時普段用のお米五合用の木枠と行事用の一升用の木枠を持参したそうだ。友人も今でも時々作っては一つずつラップでくるんで冷凍。食べるときはラップのまま電子レンジにかけると蒸し寿司風で一人の昼食に良いといっていた。今日の我が家のは地元の質素シンプルなかく寿司。

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