ゼロの焦点

ゼロの焦点

２００９年１１月１４日（土）
松本清張原作、犬童一心監督、広末良子、中谷美紀、木村多江

今まで松本清張の本をまともに読んだことがなかった。
それは途中で挫折していたから。
何度となく土曜日の９時からのドラマを見ようと努力したことも
あるけれど、結局ややこしくて、えと思う間に終了していた。
心の葛藤をあまりに表現さえると単純な私には
難しくて（笑）
でもこの映画はとても丁寧に作られてあり、
シーンの展開もばたばたと変わらず目に見えない相方にも
充分理解できたから大満足。
知ってる人は知ってるだろうけど、結末は言えんよね。
ミステリーの結末を言ったらね～（笑）

日本の戦争の傷跡を残した時代の話。
まだまだ女性の地位が低く、

「女、子供に何ができる」

といった時代だったんよね～。
生きるためにはなりふり構っていられなかったんだもんね。
でもその過去が…自分を苦しめるとは…
広末扮する貞子はええとこのお嬢様。
同棲相手がいたにもかかわらず、
あ～～～～～
危ない、危ない…書いてしまうところだった（笑）
ちょっと男の身勝手さも垣間見えたけど
こんなもんでしょうよ（笑）
本当に今は良き時代だと思うわ。
とにかく時代背景が昭和２０年ごろなんで
平成生まれのお子たちには理解できないかも知れんね。
でもこういう時代もあったんだよということで。
そういう私も戦争は全く知らんし、戦後も知らん。
子供の頃よく両親から

「あんたは戦後には生きていけん子よ。」

と言われながら育ちましたが・・何か（笑）


結構、年をくっちまいました。

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