湯めぐりシリーズNo.113
平成22年9月18日(土)~19日(日)
鯉川温泉旅館(4)
ゆの里みよし、鯉川温泉…と、ここは何度目の宿泊だろう。
娘がアルバイトに行くというので、孫ふたりだけを伴っての温泉行。
実家~真狩の納骨堂、お墓を廻り、ちょっと早い彼岸詣でをする。
その前に、荘渓株に立ち寄ってみた。土日は、和定食だけの営業にしたとか…
奥さんが体調不良で味覚減退したことと、帯状疱疹をわずらった為だ。
完全回復し、あの「いもパン」をぜひもう一度食べさせてほしい
真狩のお墓のコンクリート面に穴が開いていたので、試しにボンドとセメントで埋めてみた。兎に角、ブヨが
多くて仕事にならない。早々に脱出した。
今年ほどの熱夏は経験がない。9月に入っても山が紅葉しない分、自分の肌が日焼けで真っ黒だ。
観測史上初!過去最高の記録!記録的猛暑!などと報道されているように、今夏ほど秋色の到来を拒む
年は無い。それでも9月も終盤に入ると夜半は冷気も感じられるようになった。
猛暑のせいでもなかろうが、この処、H本さんの調子が悪い。
使用しない手持ちの日帰り入浴券を差し上げら、苗穂駅前の蔵の湯へ行ってきても「温泉はいい」と…。
お湯好きなのだから、もっと気持ちの侭に温泉めぐりでもすればいいのに。
元気なうちに出かけないと、間に合わない。三樹会病院の先生の説明では、もう、末期で「あまり長くは持た
ない」という。詩人、田村隆一は「銭湯とは、ただ湯につかって体を洗う空間ではない」言った。
ましてや温泉の湯は最高である。孫たちでさえ「温泉最高」と言う。
今夜のお客は、我々のほかに年輩の姉妹二人ずれと、大型ホテルへの客を送迎してきた運転手だけ。
食事は子供たち二人で大人一人分を頼んでおいたが、子供たちの口には大人の食事は合わない。
夕食中、女将がわざわざ挨拶に来てくれた。
今日は、ホームベースである「竜松庵」にお馴染み客が入っている為、「そちらに係わりっぱなしだ」との
こと。ちょっと痩せたみたいだ。あの気性だからきっと毎日忙しくしているのだろう。
朝食は子供たちの好きな卵焼きと、とりのから揚げを焼いて出してくれたので、美味しそうに食べている。
いつまでも一緒について来てくれればいいが、いずれは離れていくだろう。
そのほうが寂しい。
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