平成26年6月24日(火)~25日(水)
137 養老牛温泉 だいいち 標津郡中標津町養老牛温泉 0153-78-2131
泉 質:ナトリウム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉
泉 温:75.3℃ 自然湧出泉
pH値:7.3
効 用:神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、くじき、五十肩など
宿泊料金:\16,350 (和洋室3名)
【第2泊目】
早朝4時30分:薄暗い夜明け・・・
先ず、カーテンを開け、窓越しに外の天候をチェックした。
冷気で窓が曇っているのか?窓を開けてみた。昨日にも増した濃霧だ。
大空を見上げると霧の彼方に青空の気配・・・昨日は、宿から見えたウトロ港も全く見えない。午前10時発の「知床観光船オーロラ2」は出港できるのか?ホテル経由で船会社に問い合わせてもらう。今の状況では判断できない。出港時間の10時ギリギリまでに結論を・・とのことだ。
迷いに迷ったが、三人での多数決で決めた。観光船の船会社(道東観光開発)が出した結論に従うことを・・・これがもし、自分たちの意見で遊覧船の観光を諦めたとする。しかし、天候回復で遊覧が可能になったとしたら、後悔が残る。
また、絶対に船出するとの結論で待機したが欠航だったら選択違いに苛立つだろう。第三者の結論に従うのがベストだと。
“観光船オーロラ2”の船長判断で途中引き返すこともある・・・との条件で出港した。
午前10時、港を出て間もなく霧のベールの向こうに直角にそそり立つ断崖がみえる。・その迫力に圧倒され、シャッターを押し続けた。
被写体を確認すると、かすかに写っている程度。何枚も連写したがすべてが同じ。全行程の1/3を経過したところで、船長からの決断が船内放送された。
「現時点まで天候が好転することを願いながらこの地点まで船を進めてまいりましたが、依然として霧が深く回復が期待できませんので、この地点から帰港することにします。」とのコメント。
丁度昼食時を挟んで乗船することになるので、コンビニから弁当も購入して持参乗船したが、これで諦めがついた。次回また挑戦しようと・・・
ここは知床!ちょいちょい出直す地域ではない。しかし、道東は寒気と暖気がせめぎ合うところ。濃霧警報はいつものことだ。
下船後、二つの灯台(薫別灯台、野付埼灯台)(別稿、北海道沿岸の灯台巡り)を見て回り、今夜の湯宿中標津、”養老牛温泉 だいいち”へと向かう。
何分、根釧原野は広すぎる。しかし、名湯に浸れると思えば気持ちの上での距離感は短縮される。
まずは到着時のチェックイン手続き。玄関ロビーで宿帳を書きながらウエルカムドリンクのサービスを受ける。三人ともマンゴージュースを所望する。これがまた最高!この宿も道東では名だたる名湯。
大きな窓の外には“クロてん”(イタチ科)が走り回っている。
夕・朝食ともゆったりとしたスペース、ほり炬燵の食事処で手を入れ込んだ和風膳の数々の料理が食卓に並ぶ。昨晩と違い、料理がよければ酒も進む。
昨、平成25年12月、日本食文化が、ユネスコ無形文化遺産に登録された。
ここ「だいいち」の料理こそ日本食文化の真髄を取り入れた正真正銘の和膳だ。
また、「窓を開けば野鳥の森と渓流のせせらぎ・・・」がキャッチフレーズの“だいいち”は露天風呂でも評判の湯宿だ。
本館1Fに大きな内湯には寝湯がある。ドアーを開けるとモシベツ川に並列している混浴大露天風呂、露天岩風呂、丸太風呂、ミストサウナなど。
新館1Fにも浴室と露天風呂があり、勿論、両浴場とも源泉かけ流し、毎日湯抜き清掃を行っている。湯味がよければ入浴も回を重ねるから、ビール缶がテーブルに並ぶ。
ここは道内でも最上位ランクの湯宿だ。十分堪能し、満足感を味わう。
スタッフ全員が持ち場ごとに親切丁寧で好感が持てる。是非、再訪したい。
帰路は、足寄から道東道に乗り帰宅。
自宅~ウトロ 557キロ。ウトロ~だいいち198キロ。だいいち~自宅386キロ。
総走行距離1,141キロ。
(知床観光船 おーろら2)要目
*総トン数 489トン *最高速度 14.3ノット(巡航速度13 ノット)
*全長 45m *乗客定員 400名
*全幅 10m *所要時間 知床岬航路:3時間45分
*料金 大人\6,500(小学生\3,250)
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