湯めぐりシリーズNo.112
平成22年9月11日(土)~12日(日)
大雪高原山荘(2)
久しぶりに孫たち一家との温泉旅行。
アウトドアー好きの連中に合わせ、大雪山の山懐に向かう。
ここは、山歩きが可能な6月中旬から10月中旬までの短期間営業だから、登山好き仲間で混雑する。
先日の大雨によるルート被害の為、湖沼めぐりは中断されているが、山荘裏の展望台にある泥湯や、
水蒸気や硫黄噴出口は傍までは行くことができ、緑岳のみ登山もできる。泥湯は登別の地獄谷にある「坊主
地獄」のようにぶくぶく…と噴き上がっている。
例年、銀泉台や高原山荘までは自然保護、環境維持のため大雪湖畔にある大駐車場に車を置き、シャトル
バスでの移動が義務づけられている。
この時期この高地は早めに秋が到来するが、今年はまだ高温で推移している。
それでも早朝の気温は摂氏6℃と低い。今夏の異常高温で色々な道産品の価格が高騰した。
海産物では海温上昇による秋鮭、するめイカ、さんまの不漁。農作物では強日照によるジャガイモ、そば、
米、小麦の不作。
果実では、なし、りんごなどが生育不良で品薄のため高値の様相。
孫一家は宿に到着早々、裏山の展望台、ひぐまの情報センターなどを見廻ってきたようだ。
登山が禁止でも山男たちには人気の温泉だけに、きょうも満館である。
夜半の露天風呂に入浴したが、夜空に光る星の輝きはすばらしい。
夕食の献立は山間の宿とは思えぬ洒落た料理で、器などもいい。朝食のバイキングも品数が多く、子供た
ちもよろこんで食べていた。スタッフは全員が「避熊」の背文字が入ったTシャツを着用している。
ここは、ヒグマとの共生が当たり前の山中なのだ。
翌朝、遠軽のコスモス園を見に足を延ばす。色々な催しが行われ、見物客で大変な賑わいだ。
帰路、ドライブインでの食事はそれぞれの好みのものを注文した。
かつカレー、温玉カレー、中華丼、おにぎり、ラーメン、どんぶりセットなど。
子供たちの食欲も、益々旺盛になってきた。
帰路は道央道を岩見沢で降りた。
高速道路の無料化実験で、岩見沢インターで降りるのと伏古インターまで走行するのとを比較すれば
¥1,400安い。これもおかしな実験だ。 総走行距離647キロ。
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