湯めぐりシリーズNo.71
平成19年9月15日(土)~16日(日)
山田温泉ホテル福原 河東郡鹿追町北瓜幕無番地 01566-6-2958
泉 温 44.5℃ 湧出量 118L/min 無色澄明無味無臭
適 応 症 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、疲労回復、病中病後
宿泊料金 ¥7,000(税込み)
今夏は雨不足で霖雨を待ち望んだのに、いざ降り出すと秋の長雨は嫌われる。
15(土)16(日)17(敬老の日)と折角の三連休であり、好天を期待したが、初日は生憎の雨模様。
往路は、その悪天候を突いて出発した。
いつも走り難い日勝峠は避け、国道12号線(滝川)~国道38号線(富良野)~狩勝峠を越え、新得~
道道85号線を経由して然別湖から少し糠平温泉寄りの目的地に到着した。
札幌を発ち250キロほどの距離を十勝の地まで走ると、植生の変わりようが見て取れ、仄かに紅葉の
始まりを感じる。
当温泉は、然別湖のぬし山田角太郎翁の開祖で、現在はホテル福原の経営だ。その福原の初代
支配人として25年間栄枯盛衰を見てきた浅野さんが湯守を勤めている。
建物は外装、内装ともリニューアルされ、浴場の脱衣所や洗面台などとても清潔に仕上げてある。
男性用浴場は大浴場と小浴場の二槽があるだけ(女性用は大浴場のみ)で、いかにも素朴だが、
湯殿は広くお湯に浸かるとそれがとても気持ちいい。少し熱めの陸湯も温泉湯を使っている。
いっそ、ここを塒(ねぐら)にしたい位だ。
夕食時、支配人の浅野さんが、それぞれのテーブルで献立の説明をはじめた。
ほぼ全品が山菜料理で、特にてんぷらは、コンフリー、あざみ、山ぶどう、その他の薬葉、千切りに
したビート(甜菜)、舞茸など。
牛乳で煮込んだ鍋物は、海の幸、山の幸が盛り沢山。
また、工夫を凝らしたふきの料理が食卓に上り、ふきの中華風ピリ辛仕上げ、ふきとわらびの煮物、
ふきのマリネ、ふきの肉詰め、ふきの漬物など特にふきにこだわっている。朝食の味噌汁の具も、
もちろん蕗だ。
宿の近くで採取するふきは、この時期ともなれば百本に一本ぐらいしか使えず、食材が固く虫が
入って、食せる間際の10月13日までの営業で、以降は休館にするとのこと。
夕食後はテレビもなく、風呂に入るか寝るしかない。8時頃には床に就く。寝すぎて腰が痛い。
復路は、幾寅の鉄道員(ポッポヤ)のロケセットだるま食堂や駅舎などを見学し、富良野~桂沢湖~
三笠~帰路につく。走行距離500キロ。
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