健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

23 ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭

2012-12-07 | 温泉めぐり

湯めぐりシリーズNo.23  

平成16年3月13日(土)~14日(日)

ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭                  ニセコ町ニセコ438番地 0136-58-2500

 泉  質  ナトリウムー炭酸水素泉・硫酸塩、塩化物泉(低張性中性高温泉)

 泉    温  56.7℃

 適 応 症  神経痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき など

 宿泊料金 ¥5,950~( ¥6,950)

 

 おとといの黄砂で、道中あたり一面が融雪剤を散布したように変色している。

 遥か中国大陸から、計り知れない量の砂が偏西風に運ばれ、海を越えて飛来したものだ。

 毎春の珍事で「春告げ魚」ならぬ「春告げ砂」だ。

 途中、日本海に降った分も加えると、途轍もない量だ。

 ニセコのスキー場は「東洋のサンモリッツ」と称されるスキーヤーのメッカなのだが、せっかくの

パウダースノーも、すっかり変色してしまった。

 宿の窓越しには、秀峰羊蹄山(マッカリヌプリ)1,898メートル、背後にはニセコアンヌプリ,

イワオヌプリ、チセヌプリなど、ニセコ連山がある。ニセコといえば、いまでこそトマムやキロロ、

ふらのに押され気味だが、ひと昔前までは本州からスキーを抱え、写真のみを撮って帰るエセ

スキーヤーがこぞって来たものだ。

 最近は、スキー人口が激減していると聞くが、ここニセコスキー場は近年オーストラリアからの

スキー客が増えているという。豪州の地価高騰で、先行投資の為もあるようだ。

 時差がないし、南半球とは季節が真逆だから、くちこみで広がったらしい。

 この温泉は何と言っても露天風呂のスケールが違う。

 湯けむりで全体を確認できないが、少なめに換算しても50人は入れる広さだ。

 お湯はドンドンと浴槽に流れ込んでくる。

 ごうごうと噴出する源泉に近いほど高温で、入浴するポジションで好みの湯温を楽しめる。

 露天風呂に入浴中、天から牡丹雪、湯面から水蒸気、目線の高さでバッティングし、なにも見えない。

 しかし、身体はしっかりお湯の中。

 一瞬真っ白に閉ざされた世界だが、裸になれば怖いものなど、なにもない。

 この宿の自慢は、差し水や追い炊き、塩素や浄化装置など、一切使っていない100%純天然温泉で

「湯上りにはシャワーなど掛けずに味わってください」…と薦めている。

 ニセコゾーンは、かつてのバブル時代に土地が分譲され、こぞって別荘や、ロッジ、ペンションなど、

ログハウス調の山荘が建てられたものだが、引き続く不況の中で、その面影や余力はもうない。

 この地区は高山植物群が自生しているし、山菜の宝庫でもある。

 春にはギョウジャニンニク、ふきのとう、ふくびら(二輪草)、たけのこ、やちぶき、たらんぼなど。

 秋には、いろいろなきのこが採れる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日の丸農場跡 | トップ | 24 湖畔の宿 洞爺かわなみ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

温泉めぐり」カテゴリの最新記事