健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

34 鯉川温泉旅館

2012-12-23 | 温泉めぐり

 湯めぐりシリーズNo.34

平成16年11月13日(土)~14日(日)

ニセコ昆布温泉

 鯉川温泉旅館(日本秘湯を守る会会員)           蘭越町湯里592  0136-58-2111

 泉   質  含土類食塩泉

 泉   温  70.5℃(飲用可)

 効   能  リュウマチ性疾患、運動器障害、創傷、慢性湿疹、虚弱体質

 食   事  夕・朝食とも部屋食

 宿泊料金  ¥7,000~¥9,000

  ここは、昆布温泉郷のニセコ~岩内線から二百メートルほど木立の森に入ったところにある

一軒宿だ。

  宿の前庭には広い池があり、時期によっては鯉が悠々と泳いでいるという。

 それが館名の由来だ。

 創業以来100年有余の歴史を重ねた老舗の温泉旅館で、かつては湯治場として賑わった湯宿だ。

 これぞ、温泉旅館の典型だろう。

 板張りの廊下、漆喰壁、次の間つきの部屋、すべてがレトロ調で落ち着きくつろげる。

 浴場は、導パイプから溢れ出たばかりの熱めの浴槽と、広めの浴槽の二槽からなり、それぞれ深く、

湯量はかなり豊富だ。

 それは、湯に身をかがめることが難しい湯治客が、立ったままで入浴できるように設計したからだ

という。

 洗い場のタイルが湯の花で赤く染まっている。おそらく効能も身体に浸み込むだろう。

 浴場から、小さな階段を登ってドアーを開けると、露天(滝見の湯)風呂がある。

 岩盤をすべるように流れてくる水音が、露天の湯に委ねている身になんとも心地よく、癒される。

 初冬のこの時期、周囲の木々はすっかり葉を落とし、丸裸にされて寒々しいが、露天風呂につかって

いると寒さもどこ吹く風で、長湯をしても疲れない。

 羊諦山麓、ニセコ連山の麓、昆布温泉、蘭越、湯の里、このあたりには温泉郷がひしめきあって

いるが、泉質は異なる。

 二度目の湯浴みの際、露天風呂で出会った江別市在住のSさんが、沖縄焼酎泡盛と、ドラフトワンを

持参して来室。温泉談義に花を咲かせる。

 道内の温泉めぐりをされており、かなりお詳しい。社会人のお嬢さんとふたりで出かけることが多い

という。それも、一泊2食付¥7,000以下で、お湯は源泉かけ流しが条件だという。

 その席で弟子屈和琴半島の「三香温泉」を薦められる。10時半頃まで談笑し就寝。

 翌朝、5時半起床。木々のこずえや笹の葉、池の周り、すべてが白一色に染め上げられた。

 今年2回目の積雪だ。

 天空から舞い降りてくる牡丹雪を見上げながら、一目散に露天風呂へと駆け込む。雪見のお湯も

また格別だ。


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