さっぽろ・ふるさと文化百選
2012.11.16撮影
No.057 篠路の馬魂碑・馬頭観音(篠路拓北257 柳沢農場内)
明治30年代、篠路地区は、農耕や輸送手段としての役割を果たしてきた農耕馬の改良のため、
フランスからペルシュロン種を輸入した。
篠路は、大正~昭和の中期までこの種の優秀馬の産地となり、「篠路ペル」の名で全道各地へ
送り出していた。農耕馬はたくましい力があり、従順で優しい性格、耕耘機やトラクターに代わる
までは、いちばんの働き頭だった。
以前、馬頭観音は篠路拓北の山口太子堂近くに4~5基あったが、開発局の道路計画で現在地の
柳沢農場内私有地に移した。
農耕馬の健康を願い、その魂を慰めるために開拓農民があちこちに建立したもの。
観音碑の周りにはたくさんの菊の花が植えられていて、柳沢さんのお人柄が伺える。
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