湯めぐりシリーズNo.020
平成16年1月17日(土)~18日(日)
グリーンパーク いわない 岩内郡岩内町字野束500番地 0135-62-8841
泉 質 ナトリウムー塩化物強塩泉(旧食塩泉)(高張性中性高温泉)
泉 湯 56.9℃ 350ℓ/min 動力揚湯 淡黄、微濁、塩味、無臭
効 能 神経痛、筋肉痛、痔疾、冷え性、きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病
宿泊料金 7,000(プラス追加¥2,000で別注部屋食)
14日~15日の暴風雪がウソのような、好天に恵まれ出発した。
途中、共和町の「かかし記念館」に立ち寄る。コンクリート造の建物は、廃校した幌似小学校の
古びた校舎に接続しており、むかし懐かしい教室に農機具などを展示してある。
この度の冬嵐は、台風並みに発達した低気圧により、道東の、とくに北見のライフラインは完全
ストップした。札幌でも瞬間最大風速31.5メートルを記録した。
北見地方では、普段、一日10件程度のJAFの出動要請が、この大荒れで300件、札幌圏でも
平時は100件程度が3,000件を超えたとか…実に30倍だ。
停電は270軒あまりにも及んだ。
電気がストップすれば、暖房、給湯、融雪設備、炊飯、IH、テレビなど、北海道の厳寒期には
死活問題だ。我が家が停電になれば、ボイラーが止まり、温室の植物は全滅する。
こんな寒いときには、やっぱり首までお湯にどっぷり浸かっていたい。
道中、娘が誕生日プレゼントに買ってくれた、堀内孝雄のCDを聞きながら…
きょうの湯宿は国民年金保養センターで、岩内円山の岩内国際スキー場の山麓にある。
これで、円山高原温泉郷にある四ケ所、聖観湯、高島旅館、岩内高原ホテル、そしてこの宿の
すべてに宿泊したことになる。
広いロビーの奥まったところに二ケ所の内風呂と、野外露天風呂がある。
内風呂は、浴槽中央にある支柱に湯温を示すサーモメーターがあり、温めのお湯は41.3℃、
高めのお湯は43.6℃を指していた。
お湯は食塩泉だけに、舐めてみたらかなり塩っ辛い。
色は黄褐色で、ちょっと入っただけで汗がしたたり落ちる。
丁度、大根の粗漬け状態で、体内の水分が全部絞り出されるようだ。
露天風呂は竹壁で囲ってあり、眼下には岩内町の全景と、港、海岸線。間近かには葉を
落とした木々が寒そうに立っている。
毎夜、男風呂は午後11時~12時、女風呂は午後10時~11時まで、それぞれ一時間浴場の
清掃のため入浴を休止する。
追加上乗せ料金で頼んだ料理は、お造り、天ぷら、ウニ入り茶碗蒸し、野菜サラダ、鍋物、
カニの押しずし、つぶ貝、塩辛(この珍味はカツオ)、くだもの等々。
器も凝っているし、味付け、鮮度もなかなかいける。総合点では納得点か?
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