さっぽろ・ふるさと文化百選
撮影日9月8日
No.098 篠路の獅子舞(篠路4-7篠路神社)
明治34年(1901年)越中富山より伝承された獅子舞で、110余年もの歴史ある伝統行事。伝承時は烈々布天満宮
(現:北区百合が原地区)で、「烈々布の獅子舞」とされていたが、昭和41年、篠路神社へ合祀されてからは、「篠路の
獅子舞」となって奉納され、豊年満作、五穀豊穣、火の用心など、篠路太平地区へと入植し、開拓に汗を流した住民の故郷
を偲ぶ、心の拠り所の舞だったに違いない。
大きさは、長さ6メートルもの獅子で、その中に8人の大人が二列に入って踊り、「獅子取り」と呼ばれる小2の二人の
子供が獅子の先頭に立つ。笛と太鼓に合わせて体を上下左右に振るその舞の勇壮さ。単純な舞だが、なおさら長く
伝承されたことが理解できる。
舞の型は4種類あり、毎年9月8日篠路神社例祭に奉納される。
今日を逃せば、また一年後でしかシャッターチャンスはない。勇躍馳せ参じ、本殿前で演じられるその舞をじっくり鑑賞
した。
篠路の獅子舞
地域婦人による「篠路音頭」の舞い
参道の両側、社務所横、前の駐車場に立ち並ぶ屋台の賑わい
こども神輿のメンバー
2012年(H24年)10月25日「No.002旧福山商店」を皮切りに、全100ケ所を一年弱で訪ねたことになる。
その間、多数の方々からのありがたい教えをいただき完遂できた。特に移設や解体で目的物が無くなっているような
とき(1988年/昭和63年から25年も経過していれば)情報を仕入れるのが難題であった。
八方ふさがりに直面した際は、迷わず札幌市内各区役所の広報・公聴課を訪ねた。さすがに市政の広報や市民の
意見を聞く公聴課だけに親切にご指導を頂いた。
投稿の中で、わたしの認識不足からその誤りに対し、的確なコメントを頂戴したことに対しても感謝申し上げます。
この投稿をもって「さっぽろ・ふるさと文化百選」を終了とします。
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