季節の風物おぼえ書き

~季節の風習や行事を紹介しています~

2020年1月20日 浅草神社で「廿日戎」が復活。

2020年01月17日 | 冬・年始 廿日戎

    関西では、戎(えびす)信仰が根付き、「えべっさん」として親しまれ、多くの戎様をお祀りした社寺で、1月10日に「家内安全」や「商売繁盛」などを願う「十日戎」が行われています。特に、福男が境内を駆け抜ける西宮戎神社や、今宮戎神社などが有名です。境内では賑やかに「商売繁盛で笹持って来い」の掛け声が飛び交います。参拝者は、福笹を授かった後、烏帽子姿の福娘に吉兆の縁起物を結びつけてもらう習わしです。
        
 浅草神社で復活する「廿日戎」がとても楽しみです。日程は次の通りです。
  1月19日()「宵戎」(よいえびす)「福笹・吉兆」の頒布時間は、両日共に、
  1月20日(月)「本戎」(ほんえびす)  午前9時~午後6時。        
 
 かつて浅草神社境内には、明治以降「えびす社」があり、「えびす様」が祀られていました。しかし、東京大空襲により社は消失し、御神体は浅草神社社殿に移され、現在に至ります。
 この「えびす様」は、江戸時代には元々浅草神社境内に「西宮えびす」として祀られており、明治の神仏分離令により当社へ遷座されたとされ、えびす信仰の総社、兵庫県西宮市の「西宮神社」とも大変深い御縁にありました。
 関東では、1月20日が縁日とされ、当社では、令和2年1月19日~20日に「廿日戎」が行われます。
〔吉兆のいわれ〕
 福笹:笹は、常緑で生命力が強い事から、古くから神事によく使われています。授けて頂く笹は、えびす様の釣り竿を表すとも云われ、真っ直ぐ伸びる竹の姿は、商売が発展していく姿を象徴しているともいわれています。

(参考:浅草神社・廿日戎HP
 https://www.asakusajinja.jp/info/2445/ )

  〔東京大衆歌謡楽団の奉納演奏の予定〕
  1月20日(月)1回目:14時~。2回目:15時~。3回目:16時~。