えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

サンタ卒業

2013-12-07 21:26:22 | こばなし
「サンタさんを卒業する」
と、子(下/小3)が言い出した。

は?卒業?

なんでも友達に何人か「サンタを卒業」した子がいるらしい。
サンタを卒業するとどうなるの?
お母さんがプレゼントを買ってくれるんだよ。お母さんがサンタさんになるの。

え!お母ちゃん、サンタになっていいの?

ーーーーーーーーーーー

上の子(小6)のところにいつまでサンタが来るか問題で、1ヶ月前くらいから「サンタどうしてました?」と会う人会う人聞いていたのだが、その中でお二人「お母さんがサンタだった」という方がいた。クリスマスの日にお母さんが隣の部屋でごそごそと着替え、サンタになって登場してプレゼントをくれる、というもので、つまり、節分チックなサンタなのである。年々コスプレに気合いが入ってくる、とか、何故かお父さんではなくてお母さんとか、大変に類似点がある。

その話を聞いて、私はすごくうらやましいなあと思っていた。たぶん子どもが赤ちゃんだったころに聞いていたらうちのサンタシステムはそういう風になったと思う。オットもやりたがるだろうからダブルサンタだったかもしれない。

だからお母ちゃんがサンタになっていいと聞いた時に、ちょっとウキウキした。
うっそ。お母ちゃん張り切っちゃうよ?恥ずかしいとか言ってもダメだよ?
えーいいよー。と子(下)。

あ、だけど(上)にも聞いてみないと。
なにしろ(上)はお店などで私がちょっとでも音楽に合わせて身体を動かそうものなら「お母ちゃん!恥ずかしい!やめて」と怒るような子なのである。何でそんな風になってしまったのかさっぱり分からないが、よく考えてみれば私も自分の母のことをずっと「恥ずかしい母親だ」と思っていたので、まあお互い様なのであろう。あ、こういうのはお互い様とは言わないか。

まあともかく聞いてみることにした。
「(下)がサンタさんを卒業するって言ってるんだけど、(上)はどう思う?」

すると(上)はこう言った。
「え?私はね、由緒正しいお子様だから、サンタを信じます。でもまあ(下)が卒業したいっていうならいいんじゃないの?それ見て私も来年どうするか決めるし。」
つまり、サンタが母ちゃんになるとプレゼントに影響があるのではないか。影響がなければどっちだっていい、ということである。
ふん、だ。
”由緒正しい”の使い方まちがってるんだからね!!

ーーーーーーーーーーーー

そんなわけで(下)がサンタ卒業、(上)はサンタ残留である。

なにがなんだかわけがわからないが、うちにはコビトシステムがあるので(働き者の靴屋が寝ているうちにコビトが靴を作ってくれるというあのコビトで、つまり、誰かが寝てるうちに部屋がキレイになっていたり洗濯物がたたんであったりしたときに「わ!やってくれたの?ありがとう」という礼の言葉に対して「あ、俺(私)じゃないよ?コビトだよ」という風に答えるのが正しい使い方である。たまにコビトの仕事が気付かれなかったからと言って「ねえねえコビトが洗い物してたみたいだけど?」とか言うのは誤った使い方である。)、サンタだって自由にいたりいなかったりしていいわけだし、そのようなものと考えれば、まあ何だっていいかという気もする。

よし、じゃあ張り切って赤い帽子でも買ってきますかね。うっしっし。
赤鼻もいいな。トナカイがプレゼントを運んで来てもいいよね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿