えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

夏休みでした

2018-08-08 09:31:37 | えこばなし・そとあそび
2018年夏休み。

今年の6月にふと「そうだ、バイクに乗ろう」と思いついた。
バイクに至るまでには「旅行=家族旅行であったが、もうそうでもない」「そういえば独身の頃はしょっちゅう一人旅してたよなあ」「いーじゃんいーじゃん一人旅」「一人旅といえばバイクでしょう!!」という流れがある。多分最後の飛躍が「エ??」という感じがするが、私にとってバイクは一人旅の代名詞みたいなもんなのである。

それで北海道のバイク乗りで美味いもん喰いの友達に「どこに行くのがいいかなあ?」「積丹でウニ」なんて教えてもらって、すっかり「レンタバイクころがしてウニ。あと海岸沿いをビャーッと走る」という入念なプランをたてていた。飛行機もレンタバイクも宿も手配した。ジャケットもタンクバックもグローブも買って、あとはロードマップだけ!!

ところが。

それと同時期=6月頃から歩いているのだが、夏になっても、いや夏になったからこそ、ますます、絶好調である。
だんだんと「”歩く足”ができてきた」という実感も出てきた。
そうすると「この休みは普段歩けない場所を長い距離歩くことをやってみるチャンスなのでは?」という気持ちが湧き上がってくる。
コンクリートじゃなくて山道を歩いたらどうなるだろう?変化はあるんだろうか?

そうして「バイクでビャー」に違和感が出てきた。

あとは久しぶりのバイクに怖気付いた、という事実もある。件の友達も「最近はバイク疲れるからあんまり遠出はしてない」と言っている。あっそうか、バイクって疲れるのか・・・バイク乗ってた20歳の頃は、朝6時から夜5時まで、ご飯を食べたりするとき意外はズーッットバイクに乗っているというような変態な乗り方をしていたのだが、もう疲れちゃうのかもしれない。つうかそもそも立ちゴケとかしちゃうんじゃなかろうか?そして自力でバイク起こせなかったりしたらどうするつもりなんだ?

「全てのバイク旅行の計画は整っている」VS「ちょっとバイク怖くなった」
「歩くこともしてみたい」VS「いやでもバイクだって乗りたい」

などなどの葛藤を経て、出発3日前になって急遽「バイク旅行を全面破棄。歩く旅行に変更」した。
キャンセル料など含め、かなりモッタイナイ気持ちにもなったが、いや、自分の中のやりたいことをちゃんと見つめよう、払ったお金に縛られる方がモッタイナイ生き方なのだ!と半ば強引に言い聞かせる。

と、いうことで長い前振りを経て、レッツ!!徒歩&バスで箱根〜三島!+樹海ウロウロ!
第一弾は三島まで。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝7:28町田発のロマンスカーで箱根湯本まで。
8:55の上畑宿行きのバスに乗り「須雲川バス停」で下車。
ちょいと登ると

9:10自然道入り口。
これは昨年10月に行ったコースと同じだが、バス通りを歩くところはカットして、箱根旧街道を歩いて芦ノ湖まで行く。6キロ。


10:50甘酒茶屋到着。甘酒400円也。


11:35芦ノ湖(元箱根)着。
2時間で6キロ。まあまあのペース。


「腸詰屋」でサンドイッチ。両方で1242円。肉食って元気になる。
セブンイレブンでコーヒー飲んだりしてから

再びバスに。
12:25発三島行きの東海バス。
「箱根峠は徒歩では危険」とガイドブックに書いてあったので素直に箱根峠の先までバスで行く。330円。
12:40芦ノ湖カントリー下車。

ここでトラブル発生。
このバス亭付近で箱根旧街道に入るはずだったのだが、地図の読み方を間違えて、国道1号線沿いを歩くことになる。
「あれ?入口はどこだ?もうちょっと先かな?もうちょっと先かな?」とやっているうちに引き返せないところまで来てしまったのだ。

仕方ないので次のポイントまで国道を歩く。
大型トラックがビュンビュン通る。カーブも多い。歩道などない(ところどころある)。
もう「スマホを出して写真をパシャ」なんて余裕などない。命の危機すら感じる。
車の方だって「なんでこんなところを歩いている奴がいるんだよ!?」と思っているだろうと想像するが、こっちだって好きで歩いているわけじゃないんだから許してほしい。

そして次のポイントでも入れず、さらに次のポイントまで国道を歩く。
そこでようやく地図の読み方を間違えていたことに気づいて、箱根旧街道に入ることができた。
4キロほど国道を歩いてしまった。




13:30「農場前」より旧街道。
これこれ!こういう道を歩きたかったのよう。


さらば国道1号線。
車のみなさんスミマセンでした。
(ここは旧街道との接続ポイントなので歩道があるんだけど、普通は全然歩道がないの!こわかった〜)




ところで今回SOUSOUで買った可愛い地下足袋を試しに履いて来た。
地下足袋は底が薄いのでアスファルトの上はイマイチ感があるのだが、土の上は本当にいい。地球と繋がっている感じがする。
岩もいい。ゴツゴツしているところも足裏マッサージみたいでいい。
(でも疲れやすいという人もいる。私はトレッキングシューズの底の厚さがずっと居心地が悪くて難儀していたクチなのですごく楽でよかった)
そしてこんな可愛い草たちの上だと本当に可愛いじゃないの〜。

なんて余裕ぶっこける。
何しろ命の危険がないよ!



るんるん。
やはりたまに国道に出るが、もう地図の読み方がわかったので大丈夫!!
と思ったら



まさかの通行止め。
国道を歩けと。
エエーーーーーー
(でも歩道完備されてて何も問題なかった)


そんなこんなで元に戻る。
整備されたばかりの石畳。もうちょっとなんとかならなかったのかなあ?とか思うが、この先にこれが年月を経て目地に土が入り草が生え・・となっていたのを見て「そんなに悪くないか」とか偉そうに思う。まったく地図も読めないくせして偉そうなこと言ってら。


「大吊橋」っていうところに車がわんさかいて、人もわんさかいた。あとで調べたら天気がよかったら富士山が見えるビューポイントらしい。
箱根旧街道には人がいなくて、特に箱根峠〜三島は誰一人と出会わなかったので、なんとなく「わあ!!人がいっぱいいる!!」という気持ちになる。でも別の世界の人みたいな不思議な感じ。


「コワメシ坂」。
米俵を担いで登ったら、あまりの汗と熱気で米が強く炊きあがってしまう、という「強飯坂」で、つまり「めちゃくちゃ急坂」という意味である。
写真ではあまり分からないが、本当に急で、下りだから背負っている荷物が炊きあがったりはしないが、足にはクる。
登山道でよくある岩場の急坂も怖いが、
このアスファルト整備の急坂も、足にクるという意味ではピカイチだと思う。休むところがない、というか、引っかかりがないというか。しかも長い。ダンボールとかお尻に敷いて滑り降りたい。多分尻に敷く用のダンボールを1000円とかで売ってたら買ったと思うが売ってなかった。

このあたりからもう旧街道の雰囲気はなく、普通のバス通りを歩いているという感じになってきた。
疲れてきたし、明日もあるし、ということで

15:52再びバスに乗る。三島大社まで380円。

三島大社から宿へ。
宿のおばさんにちょっとセコいなあという感じのズルをされそうになる。
詳細は書かないが、先日も似たようなおばさんに似たようなセコいズルをされそうになって、似たような対応を取られたのだが、私に何かそういうズルをさせる(できるような気がする)部分があるのか?それともそういうズルっぽいところに私が足を踏み入れるのか?とか考える。安宿だしなあ。しかし昔はそういうことされるとめちゃくちゃ腹が立って「許せん!!」とか思ってたが、あんまり腹も立たなくなってきた。

晩御飯は近くのスーパーで弁当買って食べる。
家から駅までの歩きなども入れ、スマホアプリの歩数計で32049歩。歩行時間4時間58分。推定21キロ。
翌日は河口湖へ!


(続く)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿