ふぁっしょんちぇっく３話

最近の若い男のおしゃれサラリーマン。
ぴたぴたズボンに細身のシャツ。
そして先が「コビトさん」みたいにきゅんと上がっている靴。

あれを見ると、ドキドキする。
なにか、見てはいけないものを見てしまったような感じ。

なんだろうか。「男たるもの洋服などというものにうつつをぬかしているものではない」というような古い価値観が私の中にあるのだろうか。

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おそらく中学生女子。
まだまだ幼いぽやぽやした顔に、
ヒールの高いサンダルがなんだかトンチンカンである。
ヒールの高さと筋肉量が見合っていなくて、前屈みで足をひきずってしまっている。

ああ、、、これこそ無理な背伸び。
ザッツ　せのび！！

ヒールの高い靴を歩くには、それなりの腹筋と背筋と脚力が必要なのだよ、せっかくかかとの高い靴を履いたなら、顔をきっとあげて、おなかを持ち上げて歩いてごらんと言いたくて言いたくて仕方ないが、余計なお世話な上に、絶対通じないだろうなあと後ろ姿を見送る。
よくみると他の中学生女子（推定）もペッタンコサンダルを履いていても前屈みでぽにゃぽにゃ歩いている。あっそうか。そういうお年頃なのか。

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おそらく小学高学年女子。
トータルでヒップホップ。
キャップを後ろ向きにかぶってぶがぶがのパンツを履いている。
前身派手な色味。きのういっぺんに全部買ってもらいました！！ってピカピカの感じが、背景の大人を感じられて感慨深い。

たぶん、ダンスを習っているんだろう。
足取りが軽快で、歩き方もヒップがホップしてる。
町田の駅をひとりで横切って行った。
こちらはファッションに負けてない。負けるものか負けてたまるかという気負いと勢いがある。

このあとダンススタジオの先生やお姉さんたちに「わあ！かっこいいじゃん！」って褒めてもらってホっとするのかなって思ってなんだかニコニコしてしまった。

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オチはありません。