緊急事態宣言が延長になりそうだという話は23日のライブの楽屋で話題になっていて知った。
その時「次は(現在休業のスタジオを)開けちゃおうかとも思ってる、まだ迷ってるけど」という話なども出て「うーん」となった。
我々のような小規模な事業者には、休業「協力」要請しか出ていないので、協力しないという選択肢もあるわけなのである。
ただ変異種が出たりしている状況や、どんなに気をつけていたとしても、自分を含めた誰かが感染していたら恐らく一緒にレッスンをしている人には感染るだろうし、さらに先生である自分が他のクラスにも運ぶだろうという想像をすると、やはり協力要請が出ているのに協力しないという勇気もない。
そんなことを楽屋で話をして、再び昨日まで「この小規模すぎるスタジオを閉めることでの感染予防の意義」を考えていたが、こういうことを考えている時にオリンピックのニュースを聞くとボギャーンと突沸しそうになり、「やっぱりこういうニュースでイライラするというのは、国や都の判断に嫌々従っているという気持ちがあるからではないか。もしも自分が自分の判断で動いているという手応えがあるのなら国や他人がどのようなグダグダの愚かな行動を取っていたとしてもここまでの怒りは湧かないはずである」などと考えて「自分の判断を我が手に!!」などと思うが、そもそもこの状況が自分のちっぽけな見識や経験では判断など下せるシロモノでないからこんなことになっているのである。と5月頭にも考えたことをそのまんまもう一度繰り返してグルグルグルグル。
「思考がグルグルしはじめたらもうこれ以上考えても無駄」だと分かるくらいの年季は積んでいるので、ここで考えるのはストップ。
休業を続けても続けなくてもどっちでも大丈夫なようにもろもろ準備して、正式発表を待っていた。
昨日東京都のHPで見解が発表されていて、今回は小規模事業者には休業の協力要請は出ないことを確認。
「わあお」と声を出す。
「ちょっとそんな気はしてたんだよね〜」と自分に向かって言う。
これは嘘ではないが、本当でもない。ただただ「どっちでも大丈夫なように心の準備をしていた」だけである。
だから協力要請が出ても「やっぱりね、そう来るだろうとは思ってた」と思っただろう。
人間とはまことに自分に都合が良い生き物である。
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再開すると決めたら、途端にウキウキしてきた。
はじめは「私ってそんなにレッスンしたかったんだ!!みんなに会えることがこんなに嬉しいものなのか!!」とまさかの自分の生徒愛&レッスン愛を発見!?などと思ったが、どうもこうやって書いて整理してみると、それだけでもなさそうである。
自分に手綱が戻ってきたという感覚が間違いなく嬉しい。
これは、昔の一般人はほとんど持っていなくて現代人はそれなりに持っている感覚なのだろうと思う。自分で自分の状況をコントロールできることを快とする感覚。
内戦が起きて難民として暮らしていたりしたら、日々の生活が大変ということ以上に、この感覚がなくなってしまうことが辛いのだろうな。やだな。
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話が逸れてしまった。
そうは言ってももちろん生徒のみんなと一緒に踊れるのは嬉しい。ウキウキして、スタジオを最終整理する。
4月にはまだ時々つけていた暖房をしまい、そろそろ必要になる除湿器を出す。
再開の連絡をしたらスタジオ予約がいっぱい来たので「そうか、スタジオを好きな時に好きなだけ使う日々ともお別れだ」と気づいて慌てて真面目に練習する。でも使い放題もなかなか悪くはなかったな。練習して疲れたらCD聴いてヨガしてまた練習してお弁当食べてまたCD聴いて、みたいな。なかなか贅沢だった。集中力は上がらないから、練習にはあんまりならないんだけど。
今日はちょっと集中できた。リクエストがあったので青山TOROはタンゴデマラガを踊ることにした(あ!時間変更がありそうです!!決定したらお知らせします)。タンゴデマラガをタブラオで踊るのははじめてかもしれない。人生チャレンジ。こちらも配信ありなのでお楽しみに〜〜。←嘘でした!配信ありません!
ちょっと張り切りすぎているような気がする。
多分1週目は疲れるからあまり飛ばさないように注意すること。
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