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日本国民はバカなのか?partⅡ狂った岸田の原発政策で、トリチウム汚染拡大、過密貯蔵の危険増大、長期運転による格納容器の劣化が起きる

2023-02-22 09:39:30 | 社会
●断言しよう。「岸田が日本を放射能まみれにした総理大臣」と未来の教科書に載るだろう

2023年2月10日、岸田が伝家の悪刀、「閣議決定」で「GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」を決定してしまった。
「GX」=再生可能エネルギーなど先端技術を駆使して環境問題など解決する概念。聞こえはいいが、原発を再稼働するための隠れ蓑政策である。

すると2日前の2月8日に開かれた原子力規制委員会では、原発老朽化対策で1人反対が出ていたため中断していた。だが岸田の閣議決定の圧力、「規制委員会は閣議決定した政府方針を頓挫させるつもりか!」との脅しに負けた、政府に尻尾を振る山中・規制委員長は、再度2月13日に会合を開いた。
しかし、またもや石渡委員が反対を表明した。だが規制委として独立的な判断を下すべき責任者である山中は、重大な危険をはらむ「原発長期運転可能」を、全員賛成ルールを無視して、多数決で決定してしまった。

(NHK.NEWS.WEB 2023.2.14)


原発の危険性に無知な独裁者、岸田皇帝が日本中を放射能汚染に導く。

・汚染水の海洋放出によるトリチウム汚染の危険性、
・原発再稼働による使用済燃料の過密貯蔵の危険性、
・原発長期稼働による格納容器の中性子劣化の可能性

について説明しよう。


●トリチウムは皮膚吸収される。また有機結合型トリチウムは(OBT)は生物濃縮で人間に蓄積していく。

福島第一のトリチウム汚染水を、政府は今年2023年中に100万t超を海洋放出する予定だ。これまた原子力に無知な金儲け集団の経団連の意向を受けた日本政府や、安全より原子力推進普及を任務とする国際原子力機関IAEAは「安全である」として無責任な説明を表明している。

トリチウム含む汚染水を大量に放出し続ければ、安全なわけがない。トリチウム汚染が拡大する。


<トリチウムは水素として生物体内に蓄積する>

トリチウムは三重水素。半減期12.4年のベータ線を放つ水素である。水素は宇宙で最も広く存在していて、地球では大部分は海水として存在する。蒸発した海水は大気循環で地上に降り注ぎ生物の体内にトリチウム水(HTO)として取り込まれやすい。また最も基本的な元素であるため、生物のタンパク質やDNAを結合する水素結合の役割も担っている。
タンパク質や糖、脂肪などの有機結合体を構成するトリチウムを「OBT」(有機結合型トリチウム)という。

小魚の体内に取り込まれたHTOやOBT。その小魚をより大きな魚が食べて生物濃縮される。結果的に食物連鎖の頂点にいる人間に濃縮されていく。

OBTがベータ線を放出して崩壊すると、結合が壊れ、水素結合していた有機物質は別の物質に変わる。また崩壊したOBTの近くにDNAがあった場合は、DNA損傷の可能性が出てくる。


<トリチウム汚染で被害者を多く出したことで争われた米エクセロン社のトリチウム・リーク訴訟>

米エクセロン社は米国内で原発を最多保有している。同社の3つの原発が密集するイリノイ州シカゴの西南郊外にあるデイ・プレインズ川にトリチウムを含む汚水を放出していた。
近郊の町では多くの子供がガンなどの難病で亡くなっていた。町の公園には、これまでに亡くなった子供たちの100名の名前が刻まれた歩道レンガや慰霊碑がある。子供に犠牲者、被害者が多いのは、新陳代謝・細胞分裂が活発だからである。それにより傷ついたDNAの損傷エラーが増幅されるからである。

4才でこの近郊の町に引っ越してきたセーラー・ソウヤーさん。トリチウムに汚染されている井戸とは知らず、その井戸水で水遊びをしたり、食事に使ったりしていた。そして8才になった頃、突然脳腫瘍を発症した。18才になったセーラーさんは治療の後遺症で身長は140cmほどしかない。

セーラーさんの父親で小児科医のジョセフさんは、ガンと原発との関係を証明するため、州政府から過去20年間の全住民1200万人の病歴資料を取り寄せ分析した。その結果、原発周辺地域(ドレスデン・ブレイドウッド)だけが、脳腫瘍・白血病が30%以上も高く、小児ガンは2倍になっていることが判明した。

ソウヤー夫妻が国に全住民の徹底した健康調査を求めてが、国は「井戸水による被ばく量は年間1μSv(マイクロシーベルト)と小さく、健康を脅かすことはない」と回答してきた。

IAEAなど国際原子力ムラは大昔から内部被ばくを認めていない。

(NHK「低線量被ばく 揺らぐ国際基準 追跡!真相ファイル」2011.12.28放送)



<貴重なトリチウムの危険な内部被曝の事例を記した研究著書>

松岡理・著「放射性物質の人体摂取障害の記録」。
松岡博士は1929年生まれの東大農学部を卒業された農学博士。科学技術庁でプルトニウムの内部被ばくの研究など少なくとも20年以上内部被ばくの研究に従事された研究者と思われる。上記著書の巻末の著者紹介から判断。


この貴重な著書は、スリーマイル島原発事故(1979)、チェルノブイリ原発事故(1986)の後、福島原発事故の前の1995年に発刊された。日本では原発事故など起きないとされていた頃だから、日本の原子力ムラも高を括っていたのだろう。

この書の第1章は「トリチウム、摂取内部被曝致死事例」。
内部被曝による死亡事例2件の詳しい研究データが記載されている。他に注目すべき箇所を抜粋すると、

・「(トリチウムは)健全な皮膚(傷口の無い皮膚)から吸収されること」、(10頁16行)
・「トリチウムが、有機結合型に体内で変化することにより、体内残存性が高く、長期間の潜伏期の後に、致死を引き起こしえるということ」(10頁18行)


<「トリチウムは自然界に存在。危険という風評被害に惑わされるな」と政府とマスゴミによる洗脳プロパガンダ>

これから海洋放出が近くなると、政府御用のマスゴミを通じて、トリチウムは普通に自然界に存在している、トリチウムのベータ線は紙1枚で遮断できるほど弱いので安全、危険だという風評被害に惑わされないようにと安全プロパガンダがまた繰り返されるだろう。

(トリチウムは安全と刷り込むマスゴミ ひるおび 201910.3)



だが経産省内では、内部被ばくの危険性、食物連鎖による人へのOBT蓄積の危険性について承知していて、バカな国民には海洋放出に反対しないよう安全性だけを強調しているのだ。

下図は、経産省トリチウム水タスクフォース山西敏彦氏(日本原研)が作成した資料(p337)の内、(公財)環境科学技術研究所 柿内秀樹氏の「参考資料3」のp16の内容である。



●使用済燃料の置き場が満杯に。当初の予定から数倍の過密貯蔵。地震で荷崩れすると臨界接近して燃料プールが核爆発の可能性も。

原発を再稼働すればさらに使用済燃料が増え続ける。当初、使用済燃料を再処理してプルトニウム混合のMOX燃料として再利用すれば、使えば使うほど核燃料が増えると夢を描いたプルサーマル計画。しかし1993年から始まった青森県六ケ所村の再処理工場。夢の実現には再処理の実現が必須条件だが、30年経った今も稼働できないでいる。26回もの完成延期を繰り返し、日本原燃は2024年上期には今度こそ完成させます、と失敗の繰り返しを続けている。たとえ再処理が2024年に完成したとしても、30年間も貯まった使用済燃料を一気に処理する可能性はほとんど望めない。

岸田のメンツのために稼働する原発から出てくる使用済燃料はどうするのか?
これまで通り各原発の燃料プールに貯蔵することになる。だが30年間も溜まり続けた各原発の燃料プールは危険なほど過密貯蔵となっている。

東洋経済ONLINE 2021.10.1)


いま各原発ではこの問題にどう対処しているのか?

使用済燃料を収納するラック(収納棚)をステンレス鋼製から中性子を吸収するホウ素を添加したステンレス鋼製に変えて、ラックの間隔を狭めて積み直す(リラッキング)という危険な小手先ワザで対処しているのである

たとえ中性吸収材のラックを使ったとしても、貯蔵量が増すと崩壊熱による発熱量が増す。また地震によってラックが破損、損壊して、荷崩れが起きる可能性が増大する。地震の場合、燃料プールの損傷による水漏れ、ポンプの故障、電源喪失などの危険性が考えられる。どうなるか?使用済燃料の崩壊熱による燃焼が起きる。燃料が損傷して過密に重なった場合、中性子による臨界の危険性も出てくる。臨界爆発もあるかもしれない。
これらが、地震が起きた各地の原発で発生する危険要因である。いくら高い防波堤を建設しようが関係がない。

各原発の燃料プールはリラッキングを想定して造られておらず、老朽化も進んでいる。

(岸田が無視する危険な過密貯蔵問題の実態。 電気事業連合会「貯蔵能力拡大の具体例」から)



<満杯状態の六ケ所村貯蔵プールの危険性>

10年前のデータ(週刊現代2012.7.14号)だが、六ケ所村再処理施設に投じられた総予算は約2兆円。燃料プールの貯蔵可能容量は97%で満杯状態。これ以上は各原発で貯蔵するしかない。貯蔵量は2860tで国内最大。もしここで何らかの事故で使用済燃料が燃焼し、そのうちの約1%の30tから放射性物質のプルームが放出されれば、北海道から首都圏にまで、急性放射線障害を引き起こすという試算が出ている。


●無茶苦茶な原発60年超運転延長。第二の福島原発事故の再現を目指しているようだ

長くなったので端折ることにする。冒頭の記事で紹介した、無責任な原子力規制委が異例の多数決で了承してしまった、最長60年を超えて原発の運転期間を延長した件。

原発に無知な岸田が己の決断力、実行力を誇示するために規制委の犬たちに了承させた、日本崩壊の制度だ。

何が問題か?

中性子は電荷をもたない。原発のウラン燃料棒に中性子を当てると、プラスの電荷をもつウラン原子核にも当たり易くなり、衝突した原子核の核分裂が起き、分裂した原子核から出た次の中性子によって、核分裂の連鎖が続いていく。説明するまでもなくそんなこと知っているさ、と読書者の声。ごもっとも。

だが中性子には電荷がないので物質の透過力が強い。燃料棒のウラン原子核に当たらずに通り越して、外側の原子炉容器に当たる中性子もある。原子炉を長期に運転すると、格納容器に当たる中性子も増えてくる。

格納容器は低合金鋼(鉄と炭素以外の合金元素総量が5%以下)でできていて、耐腐食性・高強度を誇るが、中性子が当たると鋼を構成する原子核が変質し、放射化(放射性物質に変化)して劣化する。強度が低下するのである。これを中性子劣化、照射脆化という

地震や何らかの事故等で原子炉を緊急停止する場合がある。高熱の原子炉を冷温停止するため、緊急注水するのである。
だが均質な低合金の格納容器が、実は均質ではなく、長期運転により各部分に中性子劣化が生じて材質にムラができる。ムラができると熱収縮率などにも不均等な部分ができ、亀裂ができやすくなる。
熱湯の入った脆弱なガラス容器に急激に冷水を注ぎ込む状態を想像してほしい。パリンと破壊してしまう危険性が出てくるのだ。

運転60年超の原発は、世界で実例のない未踏の世界である。そもそも原発設計時の耐用年数は40年。原発は複雑な部品で構成された大規模配管システム。格納容器だけでなく各配管にも放射線や高温による劣化や腐食が潜んでいる。果たして規制委や管理運営する電力会社に確実な点検・修理・交換などができるのだろうか?
これまでも電力会社の杜撰な点検・記録改ざんが多発している。
独立性・中立性・透明性を確保する意欲のない、ただ不備を指摘して終わり、責任を果たしましたとする無能で無責任な原子力規制委員会があるから安全・安心だと考えている岸田の考えは妄想でしかない。岸田の妄想で日本を放射能蔓延国にしていいのか。

(世界で実例のない原発60年超運転に突入する日本。 NHK政治マガジン 2023.2.14)